◎◎ 東京都 新たに286人感染確認 感染者数1日で最多に 新型コロナ
2020年7月16日 17時28分
▼▼▼ 東京都によりますと、16日、都内で新たに286人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したということです。都内で1日に確認された数としては、今月10日の243人を上回り、これまでで最も多くなりました。これで都内で感染が確認されたのは合わせて8640人になりました。
□□⇨ 東京都は、都民には無症状であっても不要不急の都外への外出を控えることなどを、また事業者にはガイドラインを守ることなど感染防止対策の徹底を呼びかけています。
感染症の専門家「医療体制の圧迫 懸念」
¤¤¤⇨ 東京都の小池知事が16日の発表が280人台になるという見通しを明らかにするなど、東京を中心に感染拡大が続いている状況について、感染症に詳しい愛知医科大学の三鴨廣繁教授は「検査数が増加したことで新たな感染者の数が増えてきているということは事実だと思う。しかし、感染者がこれだけのペースで増えれば入院患者や重症の患者も当然増えていき、次第に医療体制を圧迫するようになってしまう。医療者の立場としてはこの点を非常に懸念している」と話しました。
▼▼▼ そのうえで今後の感染の広がりについて、「今は若い世代が中心だが、40代から50代の患者も増えてきている。この世代は高齢者との接触機会も多く、感染が重症化リスクが高い世代へと広がっていくことを警戒している。また、地域的にも東京やその近郊だけでなく、大阪や愛知など全国に広がりつつあるのが懸念される」と指摘しました。
□□⇨ また対策として、三鴨教授は「第1波の経験から、一人一人が3つの密を避け、手洗いや消毒を徹底することである程度リスクを下げられることが分かってきている。もう一度こうした基本的な感染対策の徹底に立ち返らなければならない。感染が広がってしまえばそれを止めることは難しい。今、速やかに対策を取ることが非常に重要だ」と話していました。
※※ 三密防止は基本中の基本ですが、それだけで対応出来る段階ではありません。占めていた水道を開けたら水量(=新感染者数)が増えるのは、当然の帰結です。
そして、深掘して政治家の保身欲やバイアスの掛かった思考方も分析すべき問題です。
感染確認増加 要因は?
1 検査数が増加
小池知事が、都内の感染確認が増えている要因の1つに挙げているのが、検査数の増加です。
都によりますと、曜日によってばらつきはありますが、都内で行われたPCR検査と抗原検査は、14日までの1週間の平均で1日当たり3200件を超えています。
感染が拡大していたことし4月には、1か月の平均がおよそ1000件で、大幅に増えています。
都は、増えた要因について、医療機関で検査が受けられる専用の外来を拡充させたり、検査機器の導入を支援していることに加えて、感染の確認が相次いでいる夜の繁華街で働く人たちに対し、地元の区などが積極的に検査を受けるよう呼びかけていることなどを挙げています。
都によりますと、15日午後8時時点のまとめでは、今週月曜日13日に行われた検査は4683件で、これまでで最も多くなりました。
◐◐ 都が保健所から報告を受けて感染を確認するのは、検査の実施からおおむね3日程度かかるということで、月曜日の検査数が多かったことが16日の感染の確認の増加につながったと都の幹部は見ています。
2 陽性率も増加
ただ、懸念されているのは、検査を受けた人のうち陽性になる人の割合、つまり「陽性率」も上昇を続けていることです。
都が発表している「陽性率」は、その日までの1週間に陽性と判明した人の平均を、その日までの1週間に検査した人の平均で割った数字です。
今月1日は3.9%だったのが、15日は6.2%となり、2.3ポイント増加しています。
¤¤¤⇨ 緊急事態宣言が解除されたことし5月25日には1.0%で、その後、6月下旬まで1%台から2%台で推移していましたが、ここ最近は上昇傾向が続いています。
3 年代に広がりも
さらに、感染が確認される人が若い世代だけでなく、徐々に中高年に広がっていることも懸念されています。
今月に入って15日までの2週間余りで感染が確認された人を年代別にみると、50代が130人、60代が70人、70代が37人、80代以上が32人でした。
先月1か月と比べると、50代はすでに2倍近くに増えているほか、60代も1.5倍以上に増えています。
また、70代はすでに先月1か月の合計とほぼ同じ数になっているほか、80代以上では、先月1か月の合計をすでに3人上回っています。
※※ 毎回、突っ込み処がありますが、検査数が増えたから感染者数が増えたと言う論理は、トランプ爺さんと同じです。多くのアメリカ人は、それで納得しないでしょう。やはり、コロナ対策の是非を検討しています。