森羅万象・考える葦  インターネットは一つの小宇宙。想像、時には妄想まで翼を広げていきたい。

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JAXA/だいち(ALOS-2)/社会経済活動の変化  ;  7月20日 、 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行前後の空港の変化について  

2020-07-23 13:35:23 | 🚀🛰宇宙 ; 人類のロマンと挑戦、国立天文台、JAXA、NAS各国・宇宙開発…



◎◎  だいち(ALOS-2)/社会経済活動の変化、

   新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行前後の空港の変化について


記事更新日: 2020/7/20


お知らせ

2020/07/20:観測結果に新千歳空港、仙台空港、福岡空港、鹿児島空港、那覇空港の結果を追加しました。 詳細はこちら

2020/06/25:記事を公開しました。

□□  概要

  合成開口レーダ(SAR)を用いると、地表面を昼夜ならびに天候を問わずに観測することができます。 JAXAのALOS-2搭載のL-band SARであるPALSAR-2と欧州のセンチネル1搭載のC-band SARを組み合わせることで、世界の代表的なハブ空港における飛行機の状況、特に駐機場での飛行機の新型コロナウイルス感染症の流行前後の変化などを観測しました。 同じ観測データからは、飛行場に隣接する駐車場の新型コロナウイルス感染症の流行前後の変化も確認することができます。

 なお、晴天が続く地域においては、欧州の光学衛星であるセンチネル2の利用による観測も行いました。


□□  観測結果

  日本、アジア太平洋、米国、欧州等を対象として、2019年など過去の観測データと2020年における観測データを比較し、空港の飛行機、駐車場の車などの新型コロナウイルス感染症の流行前後での変化を観測しました。 ALOS-2、欧州のセンチネル1のSARで観測したデータをカラー合成したり、時系列的にアニメーションにすることで、この変化をわかりやすく可視化することができます。

  ここで紹介するデータについては、2020年の新型コロナウイルス感染症流行後のデータを赤色、2019年など過去のデータに青と緑を割り当ててカラー合成したものです。そのため、2020年だけが明るく観測されたところは赤色、2019年だけが明るく観測されたところは青緑色に表示されます。(画像によっては色の割り当てが異なる場合があります)

◇◇  例えば、空港によって差異がありますが、駐機場やそれ以外の場所で全般的に2020年の新型コロナウイルス感染症流行後は飛行機とみられる赤色が増えていることがわかります。 逆に空港のゲートは青色になっていることが多く、2020年には飛行機がゲートにいない、すなわち、飛行機の運用がされていないことがわかります。 同様に、飛行場に隣接する駐車場にも青色が多く、2019年に比べて、2020年には駐車している車の数も減少していることがわかります。

  また、航空会社によっては、飛行機を保管・維持保守するために、違う空港に移動させているケースがあります。米国のBirmingham-Shuttlesworth international Airport (BHM)、オーストラリアのAlice Springs Airport (ASP)、フランスのChateauroux Centre Marcel Dassault Airport (CHR)、イギリスのBournemouth Airport (BOH)などについては、2020年に飛行機の数が増えたことがわかりました。

  Alice Springs Airport (ASP)については、晴天が継続しているため、欧州の光学衛星であるセンチネル2を使って、同様の比較を行いました。 光学画像では一目で飛行機とそれ以外が識別でき、駐機場に飛行機が増えていることがわかります。


図1:ALOS-2による羽田空港の2019/11/28(赤)、2020/03/19(緑)、2020/05/14(青)のカラー合成画像
(駐機場において青、緑、水色に見える部分(画素)は2020年に増加した航空機を表す)

図2:ALOS-2によるBournemouth Airport (BOH)の2019/05/22(緑、青)と2020/05/20(赤)の観測画像
(赤く表示された部分(2020年のデータに対応)に駐機された航空機が増加している)


図3:センチネル2によるAlice Springs Airport (ASP)の2020/03/09(上)と2020/05/28(下)の比較
(下の画像では駐機された航空機が増加している)


※※ JAXAホームページの画像はコピー出来ませんでした。

 JAXA/はやぶさ2 ; (小惑星探査計画) 7月22日19:48分、 はやぶさ2「挑戦する姿を見せたい」別の小惑星探査検討でJAXA

2020-07-23 13:09:19 | 🚀🛰宇宙 ; 人類のロマンと挑戦、国立天文台、JAXA、NAS各国・宇宙開発…


◎◎  はやぶさ2「挑戦する姿を見せたい」別の小惑星探査検討でJAXA
2020年7月22日 19時48分


◯⇨⇨  小惑星探査機「はやぶさ2」がカプセルを地球に帰還させた後、さらに10年程度をかけて別の小惑星を探査する新たな計画が検討されていることについて、JAXA=宇宙航空研究開発機構のチームは「積極的に挑戦する姿を見せていきたい」と語りました。

◐◐  小惑星「リュウグウ」の探査を行った日本の「はやぶさ2」は、ことし12月に表面の砂などが入ったとみられるカプセルを地球に落下させた後、さらに10年程度をかけて高速で自転する小惑星を探査する新たな2つの計画が検討されています。

◯◯⇨  JAXAのプロジェクトチームは、オンラインで記者会見を開き、2つの小惑星のうち、「1998KY26」は、「リュウグウ」と同じ炭素が多く含まれるタイプと見られ、データを比較することで新たな発見があるかもしれないとした一方で、「2001AV43」という小惑星に向かう計画では、近くを通過する金星の観測データも得られる可能性があるとし、それぞれのメリットを比較して、ことし9月までにどちらにするか決める見通しであることを説明しました。

◇◇⇨  JAXAの津田雄一プロジェクトマネージャは「さらなる探査を考えられること自体が幸せなことだと思う。『はやぶさ2』のキーワードでもある積極的に挑戦する姿を見せていきたい」と意気込みを語りました。

 大阪大学大学院理学研究科 ; (月と地球と小惑星) 7月22日07:05分、  月のクレーター 約8億年前に多くできたか 小惑星破片降り注ぎ

2020-07-23 13:00:29 | 🚀🛰宇宙 ; 人類のロマンと挑戦、国立天文台、JAXA、NAS各国・宇宙開発…


◎◎  月のクレーター 約8億年前に多くできたか 小惑星破片降り注ぎ


2020年7月22日 7時05分


☆☆☆  およそ8億年前、月に大量の小惑星の破片が降り注いで同じ時期に多くのクレーターができたとみられるという研究成果を、大阪大学などのグループが発表しました。
月がいまの姿になった過程を巡る新たな見解として注目されています。

  これは大阪大学大学院理学研究科の寺田健太郎教授らのグループがイギリスの科学雑誌ネイチャーコミュニケーションズに発表しました。


◇◇  グループは、日本の月探査衛星「かぐや」が撮影した月の写真から、直径20キロ以上の特に大きなクレーター周辺の地表の状態を解析し、クレーターができた年代を計算しました。

  その結果、59個のクレーターのうち、17個がおよそ8億年前の同じ時期にできたとみられることがわかりました。

★★★  多くのクレーターが同じ時期にできたのは小惑星の破片がシャワーのように一度に降り注いだためだと考えられるとしています。

  月のクレーターは、小惑星やその破片が一定の頻度で衝突してできたというのがこれまでの定説で、今回の研究成果は、月がいまの姿になった過程を巡る新たな見解として注目されています。

◯◯  さらに、破片の元となる小惑星を位置関係などから推測すると、小惑星探査機「はやぶさ2」が探査した小惑星「リュウグウ」と同じグループと見られることも分かったということです。

◐◐⇩  寺田教授は小惑星の破片は地球にも大量に降り注ぎ、このとき、生命の多様化に大きく関わるリンが地球にもたらされた可能性もあると指摘していて、「月の歴史に加えて、8億年前の地球環境の変動にも新たな提案ができる」と話しています。

 
□□  降り注いだ小惑星の破片 元は「リュウグウ」と同じか

  寺田教授のグループは、およそ8億年前に月に降り注いだ破片の元となる小惑星を探る分析も行い、小惑星探査機「はやぶさ2」が探査した「リュウグウ」と、元となる小惑星が同じだと考えられることも分かったということです。

  小惑星は、宇宙空間でバラバラになると、徐々にほかの天体の重力の影響で軌道が乱されて、散らばっていきます。

  散らばった破片の固まりの大きさや位置関係から逆算すると、元となる小惑星がいつ砕けたのか導き出すことができます。

  研究グループは、過去のさまざまな研究データを元に、およそ8億年前に砕けた元となる小惑星を3つに絞り込みました。

  月に残っているクレーターの大きさなどからさらに条件を絞り込み、一連の小惑星の破片の元となる天体は「オイラリア」という小惑星だと結論づけたということです。

  砕けた「オイラリア」の破片の一つは「はやぶさ2」が探査した「リュウグウ」と考えられているということで、ことし12月に地球に届くカプセルに入ったとみられる「リュウグウ」の砂などを分析することで、月との関連がさらに解明できると期待されるとしています。

  研究グループの1人で、東京大学大学院理学系研究科の諸田智克准教授は「『かぐや』も『はやぶさ2』も日本の探査機で、この2つをつなげる研究ができたのは感慨深い」と話しています。


◯◯⇨⇨  地球の生命進化の過程 解明にも

  寺田教授のグループは、今回の研究成果をもとに、地球の生命が進化した過程についても、新たな考え方を提案しています。

☆☆☆⇩  そのカギとなるのが降り注いだ大量の小惑星の破片が地球にもたらしたとみられる「リン」です。

  リンは、地球上の生命が多様化するのに重要な役割と果たしたとされる物質です。

  グループによりますと、これまでのほかの研究では、8億年前に地球上のリンの量が急増したとされてきました。

  リンが急増した理由ははっきりしていませんが、その後、およそ5億4000万年前に地球は生命が多様化したカンブリア紀を迎えました。

  グループは、今回の研究で明らかにした、地球に降り注いだ小惑星の破片には、いまの地球の海洋に存在するリンの10倍の量が含まれていたと見られるとしています。

⊿⊿  寺田教授は「これまで、リンが増えた理由は火山活動や地殻変動の影響が指摘されてきたが、地球外から降ってきたという形で説明できるかもしれない。地球科学分野の研究の進展に期待したい」と話しています。

熊本県 球磨川 ; (氾濫状況/約60キロの範囲で氾濫 ) 7月23日04:36分、 熊本 球磨川  約60キロの範囲で氾濫  半日近く氾濫続いた所も

2020-07-23 09:01:34 | 九州北部、 福岡県  大分県  長崎県  佐賀県  熊本県


◎◎  熊本 球磨川  約60キロの範囲で氾濫  半日近く氾濫続いた所も


2020年7月23日 4時36分


▼▼▼  熊本県の「球磨川」では、川の長さの半分にあたるおよそ60キロもの範囲で氾濫が相次ぎ、場所によっては半日近く氾濫が続いていたことが専門家の分析でわかりました。

  河川氾濫のメカニズムに詳しい東京理科大学の二瓶泰雄教授は、球磨川沿いに設置された水位計のうち18か所のデータを使って水位の変化を分析しました。

  それによりますと、球磨川の上流と中流では雨が強まった今月4日の未明から急激に水位が上昇し、午前4時前には「中流」で堤防を越え2時間後の午前6時ごろには「上流」でも堤防を越えて氾濫が発生しました。

◆◆⇨⇨  その後も水位は上がり、午前7時すぎには分析した18か所のうちの14か所、距離にしておよそ60キロの範囲で氾濫が相次いだとみられます。

¤¤¤⇨  これは、全長110キロ余りある球磨川の半分の長さにあたり、分析した中では水位が最も高い場所では、堤防を5メートルも上回っていたうえ、氾濫していた時間は、最も長い場所で半日近い11時間半にわたっていました。

¤¤¤⇨  二瓶教授は「堤防を大きく越えて水があふれる状態が、広範囲で長時間続いていたため川沿いの地域では被害が大きくなった可能性がある」と指摘しています。

気象庁予報部/気象情報 ; (大雨•雷•突風、全般気象情報) 7月23日04:44分、 大雨と雷及び突風に関する全般気象情報 第2号

2020-07-23 08:52:42 | ☀防災・自然災害/環境対策; 地震.津波.警報、気象・天気、…


◎◎  大雨と雷及び突風に関する全般気象情報 第2号


令和2年7月23日04時44分 気象庁予報部発表


■■  (見出し)
低気圧や前線の影響で、西日本では23日から26日頃にかけて、大気の状
態が非常に不安定となり、大雨となる所があるでしょう。土砂災害、低い土
地の浸水、河川の増水に注意・警戒し、竜巻などの激しい突風や落雷に注意
してください。

■■  (本文)

[気圧配置など]
 梅雨前線が西日本から東日本に停滞しており、前線上の黄海には低気圧があって東に進んでいます。
 前線は24日にかけて西日本に停滞し、前線上の低気圧が黄海から朝鮮半島付近へ進むでしょう。その後、前線は26日頃にかけて西日本に停滞する見込みです。前線や低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、大気の状態が非常に不安定となり、前線の活動が活発となるでしょう。

■■  [防災事項]
  九州北部地方では23日夕方から26日頃にかけて、四国地方では24日昼前から26日頃にかけて、局地的に雷を伴った非常に激しい雨や激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。


¤¤¤⇨ 24日6時までの24時間に予想される雨量は、多い所で、
  九州北部地方      150ミリ

¤¤¤⇨ その後、25日6時までの24時間に予想される雨量は、多い所で、
  九州北部地方、四国地方 200から300ミリ
の見込みです。

□□☞☞  土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒してください。また、竜巻などの激しい突風や落雷に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めてください。 

  [補足事項等]
 地元気象台の発表する警報、注意報、早期注意情報、気象情報等に留意してください。次の「大雨と雷及び突風に関する全般気象情報」は23日17時頃に発表する予定です。