
「泣いてる顔もかわいいね」と言ったせいか、盛大に泣いている顔を写メールで送ってきた。
思わず、「よし、よし」って背中をさすってあげたくなる。
ビスケットが欲しくて「きょうは、もうおしまい」と言われて泣いたそうです。
今、この子をとても可愛がる「おばさん」、(つまり私の娘)が「もうすぐ5歳」のある日のことでした。
お姉ちゃん(今泣いている子の母親)の誕生日


照れくさそうに笑いながら、お姉ちゃんにあげる「お誕生日のカード」を作りました。
絵を描いて、ていねいにたたみながら「おねえちゃん、あんなにいっぱいプレゼントもらったから、カードはいらないかな?」。
「そんなことないよ。きっと喜ぶよ」と言ったら、「そうだね」と気を取り直したように言いながら、おもてに大きく姉の名前を書きました。「呼び捨てにしちゃった。『ちゃん』って書かれへんもん」・・・見よう見まねで、初めて書いた「文字」は姉の名前だった。

泣きたいときには、手放しで思いっきり泣くことがあっていい。
やがて「泣きそう」になりながらも、人の気持ちを思いやれる日が来るのだと思う。
お姉ちゃんの7歳のお誕生日を泣かずにお祝いした娘も、来年の春には「おかあさん」になるという知らせが届いた
