こんにちは! ただち恵子です

政治と社会、日々の暮らしの小さな喜び。思いつくままに綴ります。

市財政の厳しさはどこから・・・

2011-10-17 22:45:17 | 市政&議会報告
明日18日を皮切りに、タウンミーティングが始まります。
テーマは「泉大津市の財政状況について」

その資料が、きょう手元に届き、一読しました。
「市の財政規模」「H22年度の赤字の規模」・・・に続き「財政再生団体になった夕張市の場合」・・・《こうならないように、今のうちに引き締めんと》という話になるんだろうと思います。
最後は、市立病院の赤字、一般会計からの繰り出し、そして「このまま、病院の赤字が続くと“夕張”になっちゃうよ・・・」というのが資料の最後のグラフ。

これにどんな説明がつくのか、聞いてみないとわかりません。

明日は用事があって行けないので、次の機会に参加してみようと思います。


ところで、きょうは河内長野からお客さんがありました。
日本共産党河内長野市会議員団の皆さんです。

泉大津の駅前再開発事業について勉強に来られました。
市の説明を聞いたあとで、控え室に寄ってくださるということなので、お待ちする間に
久しぶりで、泉大津駅前再開発に続いて、松ノ浜駅前の再開発に取り組んでいた頃の会議録や私たちが出したニュースを読み返しました。

泉大津駅前再開発は1991年に着工、94年秋にオープン。
私は1991年の選挙で初当選し議員としてのスタートをしましたので、市役所5階の控え室から、毎日駅前の36階建てのビルが、立ち上げっていくのを見ていました。
ビルは、空へ向かって伸びていくけれど、世の中はバブル崩壊、不況の波が押し寄せていました。

市は、駅前再開発と周辺道路整備に莫大な投資をして、財政難に陥り、1998年度決算で、11年ぶりの赤字となりました。
ところが、それでも大規模開発の手を緩めることなく、松ノ浜駅前再開発を市自身が事業主体となって推進しました。都市計画道路南海中央線北伸事業にも着手しました。
当初の、再開発ビルの施設を企業に売却して事業費に充当する計画は早々と破綻し(買い手がつかずに)市財政を投入することになりました。

「賑わいのまち」を創出するはずだった、松ノ浜駅前では、ほどなく1階の核テナント・スーパーが撤退し約1年間空き家状態の時期もありました。

しかも、これらの事業は「市民の願い」からスタートしたものではありませんでした。むしろ、地元からも「反対」の声もあがるなかで、強引に進められました。

日本共産党は、「借金財政で大規模開発暴走」の市政に反対をしてきましたが、議会の多数は常にゴーサインを与えてきたのです。

毎年、予算に「雑入」という名前で「入る当てのないカラ財源」(2001年度で24億円余)を計上してまで、こうした道を突き進んできたことを、けして忘れてはならないと思います。

無謀な財政運営のツケが、今、公債費(=借金返し)37億円となって、財政を圧迫しています。

河内長野議員団の訪問を受け、「市民合意のまちづくりをすすめることこそ、健全財政の道」であることを改めて思いおこした一日でした。


タウンミーティングの日程は以下のとおりです。

市のホームページの案内とリンクしようと思って検索しましたが、ありませんでした。
(決算委員会で、「HPの更新は迅速に」と言ったばかり。それとも、あんまり来て欲しくないんでしょうか??)

10月18日(火) 市民会館小ホール
   27日(木) 北公民館
   28日(金) 東豊中自治会館
11月 1日(火) 勤労青少年ホーム
※開催時間は、各会場とも午後7時15分からの予定ということです



追記;市のHPへの掲載の件は、18日午前中、秘書広報課長に電話したところ、午後には掲載されていました。・・・でも、イベントカレンダーには載ってませんね。
また、ブログに書くネタができてしまいました。
コメント (2)
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