いや、盆前の造園屋は猫の手は勿論のこと、シロートや孫の手でも借りたい程の忙しさだそうでして、その理由は・・・盆の墓参り前に寺の境内の手入れを終わらせるのが至上命令、との事であります。
で、仙台市内で寺が集まっている所と言えば・・・昔は「新寺小路」で、新町名では「榴ヶ岡」なのであります。
旧町名を見れば一目瞭然ですよね・・・と、言いつつ、しかし、新寺小路も通称でしてホントーの所番地は七番町や八番町だったり九番町だったりしたんですけれども・・・まっ、ドーでも良い話しですけど。
で、本日、新寺小路の寺周りをしていて面白い事に気がついた訳です、が、寺の創設がいつ頃かはナニとしましても、古い樹木の樹齢が押し並べて殆ど300年程な訳であります。
これは、一時期に一気に寺が集められたんでありましょうね・・・仙台の城が築かれた後に街を作った折り、城に近い所には侍の偉い人の屋敷やらで、大町とか、本町なんてのがあって、その後には鉄砲町やら二十人町と来て、新寺があったんだと勝手に推測したんですけれども・・・まっ、外れていたら笑って流して下さい。
いや、今は使われていない旧町名は一目瞭然が多かったんでスゼぃ・・・新伝馬町とか鍛冶町とか染め師街とか・・・なんか勿体無い気がしますけどね。
と、言う事で、本日廻ったお寺で太い木の樹齢を見るとすっかり揃って300年と一寸な訳であります・・・が、私は植木屋と言いますか庭師の仕事を見に行った訳ですので、自然に大きく伸びた木は対象外なのであります。
そんな中で感動したのは「妙音院」の赤松と黒松ですかね。
樹齢300年超にも関わらず太さはそれなりなんですけれども樹高が見事に押さえられて秀麗な姿を保っていると思った次第であります。
江戸時代の開山でありますからそのころの庭師の腕が今も生きていると言う事か、なんて勝手に感動して来た次第であります。
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考勝寺 の正面 山門
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四つ目垣に囲われた樹齢300年の松
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立派な五重塔が建立されていた
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寺の境内に何故かお稲荷さんが
と、言う事で、最初に行ったのは日蓮宗の考勝寺でありました。
で、先に「妙音院」の松が良かったと書いたんですけれども、この一角には南無妙法蓮華経に法って、考勝寺を本山の「南無」として、隣りに「法」があり、その隣りに「蓮」があり「華」と「経」は少し離れてますけど全部揃うんだそうであります・・・と、妙音院で庭掃除をしていた人に教わったのであります。
いや、大きな声では言えないんですが、この寺の庭師は我が校の講師の一人な訳であります・・・先生、お寺さんの資金不足なんですよね。
手を抜いたからこうなってるんじゃありませんよね・・・。
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正楽寺の裏門から・・・
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正楽寺 入って吃驚 一面に緑の苔が
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昭和50年に300年だと今は340年くらい?
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樹高30mを越すと思われる銀杏です
いや、この寺の庭は手入れが行き届いて気持ちが良かったです。
山門には小振りですけど見応えのある欅の一刀彫と思しき「風神」と「雷神」が納まっていました。
その昔・・・私が中学に通っていた頃、この寺は結構寂しい場所だったと記憶しています。
と、言うのは、寺の本堂の縁の下に「ホイド」・・・まっ、仙台弁で乞食のことですけど、そんな人が住んでいたりしたんです。
今は仙台でも指折りの「苔寺」的美庭の寺に生まれ変わっていました・・・都市計画で良い事があったんでしょうかねぇ。
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おお 植木屋が仕事の真っ最中だ
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こんだけの松だと高所作業車の出番かぁ
アレです、山門脇の松の手入れは鋏でしたが奥の方はバリカンと言いますか、トリマーと言いますか、まっ、ナンであれ刈り込みのようでありました。
玉物はキレイに丸く、角のある物はキッチリと直角に刈られていましたが、シロート考えでアレですけど、形は良いけど重たく感じるな、ナンて生意気に思ったりして。
いや、たぶん予算と時間の関係で刈るしか仕方の無い仕事なんで透かしてる暇は無いのでありましょう。
でも、見習い中の自分としましてはとても参考になりました・・・成る程、こう言うやり方も有りなんだな、と。
いや、まだ廻った寺はいくつか有るんです。
その他、気分のままに撮ったお写真なんかもあったりして・・・でももう出す機会は無いかも。
本日のホントの目的は造園科の先生が手掛けている「阿弥陀寺」の出来映えを見に行った訳です。
日頃かなり吹かしている先生の会社の仕事はホントーにそんなに凄いのか? と。
ナント申しましても一級造園技能士が入社しても草むしりからなんだそうですから。
で、見た途端にブっ魂消ました・・・本日廻った寺の中で唯一「透かし」が為された木が沢山在った訳です。
で、ツツジなどはトリマーでの刈り込みかと思いましたが、表面は刈り込んだかも知れませんけど中は透かしてある訳です・・・参りました、先生、であります。
私・・・無償で良いので下働きさせて下さい、と、お願いしたい庭でありました。
オオッと、こんな時間ですか・・・では 皆様 おやすみなさい、と
で、仙台市内で寺が集まっている所と言えば・・・昔は「新寺小路」で、新町名では「榴ヶ岡」なのであります。
旧町名を見れば一目瞭然ですよね・・・と、言いつつ、しかし、新寺小路も通称でしてホントーの所番地は七番町や八番町だったり九番町だったりしたんですけれども・・・まっ、ドーでも良い話しですけど。
で、本日、新寺小路の寺周りをしていて面白い事に気がついた訳です、が、寺の創設がいつ頃かはナニとしましても、古い樹木の樹齢が押し並べて殆ど300年程な訳であります。
これは、一時期に一気に寺が集められたんでありましょうね・・・仙台の城が築かれた後に街を作った折り、城に近い所には侍の偉い人の屋敷やらで、大町とか、本町なんてのがあって、その後には鉄砲町やら二十人町と来て、新寺があったんだと勝手に推測したんですけれども・・・まっ、外れていたら笑って流して下さい。
いや、今は使われていない旧町名は一目瞭然が多かったんでスゼぃ・・・新伝馬町とか鍛冶町とか染め師街とか・・・なんか勿体無い気がしますけどね。
と、言う事で、本日廻ったお寺で太い木の樹齢を見るとすっかり揃って300年と一寸な訳であります・・・が、私は植木屋と言いますか庭師の仕事を見に行った訳ですので、自然に大きく伸びた木は対象外なのであります。
そんな中で感動したのは「妙音院」の赤松と黒松ですかね。
樹齢300年超にも関わらず太さはそれなりなんですけれども樹高が見事に押さえられて秀麗な姿を保っていると思った次第であります。
江戸時代の開山でありますからそのころの庭師の腕が今も生きていると言う事か、なんて勝手に感動して来た次第であります。
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考勝寺 の正面 山門
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四つ目垣に囲われた樹齢300年の松
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立派な五重塔が建立されていた
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寺の境内に何故かお稲荷さんが
と、言う事で、最初に行ったのは日蓮宗の考勝寺でありました。
で、先に「妙音院」の松が良かったと書いたんですけれども、この一角には南無妙法蓮華経に法って、考勝寺を本山の「南無」として、隣りに「法」があり、その隣りに「蓮」があり「華」と「経」は少し離れてますけど全部揃うんだそうであります・・・と、妙音院で庭掃除をしていた人に教わったのであります。
いや、大きな声では言えないんですが、この寺の庭師は我が校の講師の一人な訳であります・・・先生、お寺さんの資金不足なんですよね。
手を抜いたからこうなってるんじゃありませんよね・・・。
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正楽寺の裏門から・・・
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正楽寺 入って吃驚 一面に緑の苔が
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昭和50年に300年だと今は340年くらい?
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樹高30mを越すと思われる銀杏です
いや、この寺の庭は手入れが行き届いて気持ちが良かったです。
山門には小振りですけど見応えのある欅の一刀彫と思しき「風神」と「雷神」が納まっていました。
その昔・・・私が中学に通っていた頃、この寺は結構寂しい場所だったと記憶しています。
と、言うのは、寺の本堂の縁の下に「ホイド」・・・まっ、仙台弁で乞食のことですけど、そんな人が住んでいたりしたんです。
今は仙台でも指折りの「苔寺」的美庭の寺に生まれ変わっていました・・・都市計画で良い事があったんでしょうかねぇ。
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おお 植木屋が仕事の真っ最中だ
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こんだけの松だと高所作業車の出番かぁ
アレです、山門脇の松の手入れは鋏でしたが奥の方はバリカンと言いますか、トリマーと言いますか、まっ、ナンであれ刈り込みのようでありました。
玉物はキレイに丸く、角のある物はキッチリと直角に刈られていましたが、シロート考えでアレですけど、形は良いけど重たく感じるな、ナンて生意気に思ったりして。
いや、たぶん予算と時間の関係で刈るしか仕方の無い仕事なんで透かしてる暇は無いのでありましょう。
でも、見習い中の自分としましてはとても参考になりました・・・成る程、こう言うやり方も有りなんだな、と。
いや、まだ廻った寺はいくつか有るんです。
その他、気分のままに撮ったお写真なんかもあったりして・・・でももう出す機会は無いかも。
本日のホントの目的は造園科の先生が手掛けている「阿弥陀寺」の出来映えを見に行った訳です。
日頃かなり吹かしている先生の会社の仕事はホントーにそんなに凄いのか? と。
ナント申しましても一級造園技能士が入社しても草むしりからなんだそうですから。
で、見た途端にブっ魂消ました・・・本日廻った寺の中で唯一「透かし」が為された木が沢山在った訳です。
で、ツツジなどはトリマーでの刈り込みかと思いましたが、表面は刈り込んだかも知れませんけど中は透かしてある訳です・・・参りました、先生、であります。
私・・・無償で良いので下働きさせて下さい、と、お願いしたい庭でありました。
オオッと、こんな時間ですか・・・では 皆様 おやすみなさい、と