いや、造園科の同級生の盛りさんが家に遊びにきて私の木工場に隠って炭火で暖をとりコーヒーなど沸かして飲み、お茶菓子に出したカリントウを食べて帰って行った訳であります。
さて、盛りさんは何しに来たんだろうか?
まっ、遊びにきたのは間違いないとして、ナニして遊ぶつもりだったのか,が今イチ不明瞭でありました。
ナンとなれば、木工の作業をする事で話しは進んでいた筈なんですが、盛りさんが持参した「リンゴ箱式七輪セット」を展開してから、お湯を沸かしてコーヒーなど入れ、木工についてのアレコレなどを語っているうちに夕刻となり彼は帰って行ったのでありました。
で、その間には以前盛りさんが携わっていた仕事関連の昔し話などが織り交ぜられ、木工とは随分と距離のある話しなんですけれども、まっ、害になる事でもないのでコーヒーを啜りながら聞いていた次第であります。
で、盛りさんが持って来たリンゴ箱式七輪セットとは、青森県は板柳の由緒あるリンゴ農家から譲り受けた立派なリンゴ箱に七輪を安定させるベースの枠を組み、両脇にテーブルになる板をはめ込み、中には炭だの火消し壷だの火箸だの着火用トーチだのと一式も収まったシロモノな訳であります。
まっ、言ってみればその一箱で本格的七輪焼き肉が可能という優れものなんでありますが、盛りさんは私の木工場に入るなりその箱を展開し・・・肉は持って来なかったんで買って来るから、と言うのでありました。
私は一瞬、それも好いカモと思ったんですが、四畳半の狭い木工場で焼き肉の煙をモンモンとやられたんじゃ後が大変だと思い直し、ここは一つ穏便にお湯など沸かしてコーヒーでも、となった訳であります。
因みに盛りさんの発案は、板柳からリンゴ箱を大量に仕入れ(中古で1個300円)この仕掛けを施し、DIYで組み立てる方式で売り出そう・・・七輪別売りで2000円なら売れるだろう、と言うモノだった訳です。
私と盛りさんは創作的な感性がそこそこ違うなと思っていたんですが儲けに関する感覚も随分異次元だなと言う事にも気が付いたのであります。
何が違うって・・・私しゃ177円で仕入れたムーブメントを拾って来た自然木に埋め込んだ、言ってみれば材料と電気代と道具の消却を入れた原価が250円程度の置き時計に自分の労働賃金を1個あたり9750円ほど盛り込んで1万円で売りたいと望む、言わば一攫千金派な訳であります。
しかし盛りさんは自分の労力は奉仕の心で処理するらしく、しかも、リンゴ箱を青森まで買いに行く足代はドーすんのよ? も、計算に入れないのであります。
と、言う事で、技術的にはナンにも難しく無いリンゴ箱式七輪セットは企画の段階から私の気持ちの中で既に座礁していた訳であります。
しかし、ヒントは頂きました・・・七輪を杉の荒材で囲い周囲に同じく杉の荒材でテーブル様を設置し、言ってみれば「お一人様用炉端」を作る案が沸いたのであります。
いや、リンゴ箱七輪セットは一式にしたら重量が15キロほどになる訳でして気軽に持ち運ぶには重過ぎる訳です。
なので七輪部分と炉端風の酒とツマミが置ける板を付ければ軽くて良いんじゃないか,ナンて閃いたんですが・・・明日自分用「お一人様炉端」を軽く作ってみようと思う次第であります。
で、盛りさんはアイディア人間でして企画立案は素晴らしいんですが「で、それでナンボで売れるの」と訊くと「2000円かな」ナンて答えな訳であります。
仮に原価が500円で1500円儲かるとしたら粗利率はとても良いんですが、ナニしろ売価が2000円じゃ丸儲けでも2000円しかならない訳であります・・・製作と発送、そして各種ネットでの仕掛けや問い合わせのチェックなどを考えると、とてもやる気になれないと思う私でありました。
いやぁ~・・・来週はなにか作ろうね、と、既に続きをやる予定を組んで帰った盛りさんですが、私しゃ1万円で売れる逸品を作る方に精魂傾けたい心境でして板柳のリンゴ箱を買いに行くのも遠慮したいのであります。
でも、盛りさんは同級生で大事なお友達ですからある程度は同調させて行かないとナニなんで、そこが一寸アレなんであります。
いや、どーも取り留めの無い話になっちまいまして申し訳ないです。
まっ、今日も何事も無く静かな一日だったと言う事であります。
さて、盛りさんは何しに来たんだろうか?
まっ、遊びにきたのは間違いないとして、ナニして遊ぶつもりだったのか,が今イチ不明瞭でありました。
ナンとなれば、木工の作業をする事で話しは進んでいた筈なんですが、盛りさんが持参した「リンゴ箱式七輪セット」を展開してから、お湯を沸かしてコーヒーなど入れ、木工についてのアレコレなどを語っているうちに夕刻となり彼は帰って行ったのでありました。
で、その間には以前盛りさんが携わっていた仕事関連の昔し話などが織り交ぜられ、木工とは随分と距離のある話しなんですけれども、まっ、害になる事でもないのでコーヒーを啜りながら聞いていた次第であります。
で、盛りさんが持って来たリンゴ箱式七輪セットとは、青森県は板柳の由緒あるリンゴ農家から譲り受けた立派なリンゴ箱に七輪を安定させるベースの枠を組み、両脇にテーブルになる板をはめ込み、中には炭だの火消し壷だの火箸だの着火用トーチだのと一式も収まったシロモノな訳であります。
まっ、言ってみればその一箱で本格的七輪焼き肉が可能という優れものなんでありますが、盛りさんは私の木工場に入るなりその箱を展開し・・・肉は持って来なかったんで買って来るから、と言うのでありました。
私は一瞬、それも好いカモと思ったんですが、四畳半の狭い木工場で焼き肉の煙をモンモンとやられたんじゃ後が大変だと思い直し、ここは一つ穏便にお湯など沸かしてコーヒーでも、となった訳であります。
因みに盛りさんの発案は、板柳からリンゴ箱を大量に仕入れ(中古で1個300円)この仕掛けを施し、DIYで組み立てる方式で売り出そう・・・七輪別売りで2000円なら売れるだろう、と言うモノだった訳です。
私と盛りさんは創作的な感性がそこそこ違うなと思っていたんですが儲けに関する感覚も随分異次元だなと言う事にも気が付いたのであります。
何が違うって・・・私しゃ177円で仕入れたムーブメントを拾って来た自然木に埋め込んだ、言ってみれば材料と電気代と道具の消却を入れた原価が250円程度の置き時計に自分の労働賃金を1個あたり9750円ほど盛り込んで1万円で売りたいと望む、言わば一攫千金派な訳であります。
しかし盛りさんは自分の労力は奉仕の心で処理するらしく、しかも、リンゴ箱を青森まで買いに行く足代はドーすんのよ? も、計算に入れないのであります。
と、言う事で、技術的にはナンにも難しく無いリンゴ箱式七輪セットは企画の段階から私の気持ちの中で既に座礁していた訳であります。
しかし、ヒントは頂きました・・・七輪を杉の荒材で囲い周囲に同じく杉の荒材でテーブル様を設置し、言ってみれば「お一人様用炉端」を作る案が沸いたのであります。
いや、リンゴ箱七輪セットは一式にしたら重量が15キロほどになる訳でして気軽に持ち運ぶには重過ぎる訳です。
なので七輪部分と炉端風の酒とツマミが置ける板を付ければ軽くて良いんじゃないか,ナンて閃いたんですが・・・明日自分用「お一人様炉端」を軽く作ってみようと思う次第であります。
で、盛りさんはアイディア人間でして企画立案は素晴らしいんですが「で、それでナンボで売れるの」と訊くと「2000円かな」ナンて答えな訳であります。
仮に原価が500円で1500円儲かるとしたら粗利率はとても良いんですが、ナニしろ売価が2000円じゃ丸儲けでも2000円しかならない訳であります・・・製作と発送、そして各種ネットでの仕掛けや問い合わせのチェックなどを考えると、とてもやる気になれないと思う私でありました。
いやぁ~・・・来週はなにか作ろうね、と、既に続きをやる予定を組んで帰った盛りさんですが、私しゃ1万円で売れる逸品を作る方に精魂傾けたい心境でして板柳のリンゴ箱を買いに行くのも遠慮したいのであります。
でも、盛りさんは同級生で大事なお友達ですからある程度は同調させて行かないとナニなんで、そこが一寸アレなんであります。
いや、どーも取り留めの無い話になっちまいまして申し訳ないです。
まっ、今日も何事も無く静かな一日だったと言う事であります。