じじい日記

日々の雑感と戯言を綴っております

伊勢神宮 参拝

2021-04-25 15:30:36 | 旅と感想
名古屋港からはすぐに東名阪自動車道に乗れます。

ずーっと前、同じようにバイクで来たときは愛車は高速に乗れ無い110CCのスーパーカブでしたから延々と国道を走ったわけですが四日市の工業地帯などは大型トラックが爆走していて怖かった思い出があります。

が、今回はちょっと大きめのバイクなので安心して高速には入れます。
しかも、便利でお得なETC付きですから私も時代の波に乗れているなと気持ちは余裕のウッシッシであります。

で、亀山市のあたりで伊勢道路に乗り換えるわけですが、亀山と聞くと日本国の家電が世界を席巻し、シャープのテレビが「世界の亀山製」と誇ったことを思い出すのであります、が、まっ、いいでしょう。

さて、昼飯を律儀に12時にすると飲食店はどこも混むわけであります。
なので自分は平素から30前行動を旨とし、11時半には昼飯なわけであります。

と、言うことで、伊勢自動車道の嬉野サービスエリアに入った次第であります。

で、迷ったときはカレーかカツ丼と決めている私は、ここは松坂牛の町ってのに釣られて「松坂牛カレー1000円」を食したんですが、カレーに松坂牛がゴロンと入っているわけでは無く、玉ねぎと松坂牛のバラ肉を炒めたものが添えられていたと言う、ちょっと意表をつく供され方でありました・・・が、美味かったです。


小さなサービスエリア 嬉野

腹一杯になった自分は、突っ張る腹の皮とは裏腹の弛む瞼と戦いながら伊勢神宮を目指したのであります。

で、内宮と外宮があると知って困惑であります・・・どっちが偉いんだ、と。

いや、私ゃ仏教好きでして神様はあんまし得意じゃ無いので知ら無いわけであります。

まっ、んじゃぁ取り敢えず内宮からって事でズンズンと進みますと、なんとぉ〜バイクは無料で入口真ん前の一等席に停められたわけであります。

鳥居の真ん中は歩くな、ホントですかぃ?

いや、流石に天下に名高い伊勢神宮、かなりの人出であるな、と言うよりも名古屋や伊勢志摩方面はコロナの戒厳令が出てい無いのでこの日は余裕だったと思います、が定かではありません。

白い砂利が綺麗と言いますか、流石に格式高いものであるなと感心しました。

お札やお守りはたくさん販売されておりました

流石に全国の神様の総元締め、ご祈祷から御朱印、お札からお守りと、神様のご利益の頒布に熱心なことに目を見張った次第であります。
しかし、私は貧乏なので出せる銭が無く、だからご利益に預かれ無いと思いました。

白い垂れ幕の奥に神様は・・・

白い垂れ幕の奥には八咫鏡という有難い御神体があるそうですが見て無いので実感は湧きませぬ。

で、信心も無いのに何故にお伊勢参りなど、と言われるとアレなんですが、はっきり言ってただの物見遊山でありまして、有名どころを押さえておきたいと言う俗な気持ちでありました。

いや、杉の太さには驚きました。

あれです、こんな太い杉がごろごろと何本も立っているのは初めて見ました。
流石に2000年の歴史を持つ内宮であると感心しました。

正直に言いますと、私ゃ白い幕の奥に神性を感じなかったんですが数多ある杉と楠の巨木に神を感じた次第であります。
なのでやっぱし伊勢神宮は神聖なのであるなと思いました。

そっかぁ、有名な赤福は一等地に在するのか、と

伊勢神宮に参って行き掛けの駄賃なんて言ったらバチが当たるんだろうかと思いつつも、その心境で外宮に向かったわけであります。

スマホナビによるとここから8分と出ましたので、んじゃ、であります。

外宮は物にまつわる神様だとか

いや、はっきり言って豊受大御神が祀られるとは知らなかった自分でありましたが、なぜかここでは賽銭を入れ礼をしました。
しかし、本来であれば自分で作った大根の一本も供えさせていただくのが筋と思う自分でありますが、なんちゃって。

なぜか女性が多かった外宮

せんぐう館

私の感想では人気の少ない外宮が好みでありました。
いや、内宮の歴史が2000年に対してこっちは1500年と少し若いと書かれていましたが、それは杉の木の太さに現れているかもしれ無いと自分は思った次第であります。

どちらも巨木なんですが外宮の方が全体になんぼか細身でありました、かな?

で、せんぐう館という解放された建物がありまして、ここからの眺めが素晴らしいのであります。
もしも家が近所なら朝日や夕日の時に訪れ神様を感じたい・・・なんちゃって。

と、言うことで伊勢神宮を終わりまして、今夜の宿の和歌山県太地町を目指し紀勢自動車道と熊野尾鷲道路を繋いで熊野市まで走り国道42号線へ。

ここで給油・・・8.9リットル 1424円 1ℓ 160円

太地町 鯨公園

捕鯨船が飾られるのは鮎川と同じ

と、言うことで国道42号を走り那智勝浦を過ぎて太地町の鯨公園へ。

なんと申しましょうか、宮城県には鯨の街として鮎川があるわけです。
小さな港町なんですが今でも鯨漁が盛んで和歌山県の業者も出張ってきていることから少なからぬ縁を感じ立ち寄った次第であります。

しかし、なんと言うことでありましょうか、太地町に鯨の匂いを感じることはなく、すぐ隣の勝浦が日本一のマグロの港ということで、完全に売り物はマグロになっているようでありました。

一泊二食ビール大瓶付き 7000円 Nicheの夕食

さて、意外と鯨の匂いのし無い太地町に驚きつつ宿にたどり着くとこれが意表をつく佇まいでして、手作り感の漂う、言って見れば民泊なのでありました。

まっ、風呂と布団さえあってビールが飲めれば無問題でして建物は雨漏りがなければOKな自分であります。

いや、この宿のご主人がそこそこの変わり者でして自分とは相性が良い感じでありました。

何と言っても無類のバイク好きでして、ご自分でカスタムしたバイクを宿のダイニングに飾っているほどであります。

ああ、また来て見たいな、次は秋か、なんて思わせる小さな宿でありました。

本日の走行距離、概ね300キロ。

 明日は熊野古道と那智の滝と串本方面を経て和歌山市であります。

   つづく。

 



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仙台から船に乗って名古屋に着いた

2021-04-25 14:16:31 | 旅と感想
あれ、その昔五木ひろしは、長崎から船に乗って神戸に着いた、と歌ったわけですが、自分は仙台港からフェリーに乗って名古屋に着いた、であります。

令和三年四月十九日、天気晴れ、仏滅でありました。
そっかぁ、これから寺社巡りをしようと旅立つ日は仏滅であったか、と感慨深いものがありました、と言うのは嘘で、今調べたわけであります。

12時50分出港なのに何を勘違いしたものか13時50分と思い込み11時40分に、未だ少し早いけど、と家を出たわけであります。

で、フェリーターミナルまでは下道で45分から50分と見ていたんですが、少し早くて12時20分に到着したわけであります。

すると既に先頭のバイクが乗船開始したわけでして・・・なんで? 出航が早まったの? と、混乱しつつも急いで車検証を持って受付へ。

いや、自分はネット予約で乗船名簿も書いてあるので車検証の確認だけですぐ終わるんですが、この段階ではまだ自分のミスに気づいてはい無いので余裕であります。

で、トイレに寄ってバイクに行くと車の類もすっかり載せ終わった雰囲気で、自分を待っている感がひしひしと伝わってくるのであります。

が、未だ気づいてい無い自分は余裕でバイクに跨り船内へ。

すると係りの人が待ちかねたように手叩きでここだここだと呼び込みましてバイクを所定の位置に停めたわけでありますが、自分は未だ気付いていないので余裕であります。

しかし、船内に入り自分の寝床の箱のB寝台を確認していると出港のドラが鳴ったわけであります・・・へっ? なしてぇ? と、乗船券を見ると12時50分発、と書かれているではありませんか。

あー魂消た、でも、まっ、乗れたんだから良しとしよう・・・これは出発から運が良いわい、ってな感じでありました。

船内はがらがらでして、自分の乗船券番号から推測して乗員は21名と見ましたが、定かではありません。


船は出て行く煙は残る いや強風にかき消されます

で、本日の船は「きそ」でして古いんですが内装をリニューアルしたのできれいであります。

ここは誰でもくつろげるロビー

とりあえずビールをしていたらすぐに夕暮れ時

名古屋まではB寝台とバイクの料金と三食付きで2万円ちょうどであります。
これが安いか高いかは価値観の違いなのでなんともアレですが自分は激安だと思います。

まず、出港したらすぐに昼飯の案内がありましてレストランでビュッフェスタイルのランチであります。

で、ランチは込みの料金なんですが敵の作戦はアルコールの値上げで穴を埋めようって魂胆なんでありましょう。
と、言うことで、今までは大生(正味一リットル)が千円で中生が六百円だったものが、料金据え置きで全部中生になったのであります。

が、しかし、以前の中生は500ミリは入っていたのに今のはドー見ても300ミリしか無いのであります。

まっ、昼飯時なので一杯で止めときましたがこれは値段は据え置きでももう少し中身を入れてもらわ無いと私ゃ怒ってしまいますよ、なんちゃって。

いや、結局は晩飯時も物足りなさから三杯も飲んでしまうわけでして、そーするとビール代だけで都合2400円持って行かれたわけであります。
まっ、缶ビールと発泡酒は安く売ってますんで貧乏人はそっちで飲めと言うことですかね?

と、言うことで、ほぼ貸切の大浴場を堪能した後は寝台に転がって明日からの予定の作成であります。

朝焼けの伊勢湾

朝、渥美半島と志摩半島の間の狭い航路を入るときは圧巻でありました。
いやはや、流石に名古屋港でして大型船から中型の内航船から小型の漁船までが入り乱れておりました。

巨大な台船とフェリーの隙間を漁船は平気で横切ります

いや、魂消たのは伊勢湾に入ってからでありました。
大型の台船を曳航するタグボートの周りでは底引き網を引いて身動きでき無い小型漁船がびっしりといるわけです。

で、先導するパイロット船は拡声器で「ここしか通るところはありません、台船は向きを変えられません、ご協力お願いします」と怒鳴りながら行くわけであります。

しかし、保安庁の巡視艇が二隻も出て警戒している海で小型漁船も漁に必死で譲る気配も無く、それはそれは壮絶な海の様相でありました。

フェリーはこんなの慣れているのか、微動だにせず直進するのであります。
そーいえば仙台湾で釣りをしていて航路に乗っている時、近付くフェリーは小型のボートなど粉砕してくれるわ、ってな勢いで汽笛も鳴らさずズンズンと迫ってきていましたので多分大型フェリーは王様なんですね。

セントレア空港

中部国際空港 セントレアが見えると間も無く名古屋港のフェリーターミナルであります。

朝食を終え身支度をして下船の案内を待つわけであります。

10時30分、定刻に下船。

  伊勢神宮につづく






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後片付けは苦手

2021-04-25 12:23:49 | 日々の雑感
昨日の夕方6時半に、五泊六日紀伊半島と大阪・京都・滋賀の旅から帰宅したわけですが、疲れていたといえばそれまでですが昨夜は熟睡しました。

あれです、もう少し若い頃は一ヶ月や二ヶ月の旅をしていたので久しぶりに家に戻って自分の寝床の匂いに包まれるとえも云われぬ安堵感に浸りまして、意識もしていなかった旅の緊張が解かれるのがわかったものでありました。

で、昨夜の感じはたった五泊の旅なのにあの時のものに似た感覚があり、バイクの旅は無意識のうちに緊張していたのであるな、なんてことを思った次第であります。

さて、普通に起きて朝飯を食べ、まずは気になっていた野菜と花の様子見であります。

多少の水不足は平気な野菜もいますが出かける前から雨が少なく畑は乾いた状態だったので、特に豆類は気になっていたわけであります。

豆類もいろいろ植えてますが未だ発芽して間が無く根が浅いので渇きに弱いのが絹さやとスナップエンドウでして気になっていたわけです。

そしたら、やっぱし小さいものが数本枯れていました。
慌てて水をしこたまかけたんですけれども立ち直るとは思えず、予備に作ってあるポットの苗を植える予定であります。

じゃがいも、大根、玉ねぎは少しくらい乾いても平気なのでここ数日の暖かさでぐんぐんと伸びた感じであります。

で、一部のエンドウ豆がそこそこ育ったのでそろそろ網をって事で支柱を立て、麻ひもで簡易の網を張ってやった次第であります。

以前は出来合いのナイロンのネットを張っていましたが、豆が言うにはどーも化繊のネットは好きじゃ無いというので麻ひもで張っているわけであります。

まっ、百均でネットを買ったほうが手軽で早いんですが手間暇をかけるとよく育つという迷信にこだわっているのであります、なんちゃって。

で、畑の手入れと庭の花に水をやり終えたらすでに昼飯時でして、飯を食べ一服して今、という事であります。

で、バイクの後ろの荷物は未だそのままですので降ろして洗濯物などもぶちまけ無いといけ無いんですが、行く時の準備の楽しさに比べると帰ってからの後始末は気の乗ら無い作業であります。

まっ、ほとんど洗濯物なので取り出してそこらに置いとくと誰かが洗たくしてくれるんで自分は何もし無いんですけれども、なんちゃって。

今回の旅に持って行ったカメラはコンパクトデジカメ・SONY RX100一台だけであります。

そんなわけで、バイクの方も後始末しなくちゃなら無いんですが、それを手がける前に写真だけ取り込んでしまおうとカードを差し込んで少し拍子抜け!!!

えっ?五日間で400枚しか撮ってい無いの?
1日100枚撮って無いの? と、激しくびっくりであります。

京都駅 新幹線乗り場 入り口前

コロナ禍の真っ只中、スガさん以下の閣僚が必死で出歩くな、県境を跨いでくれるなと懇願している最中に出掛けるのは如何なものかと思われる方も多い事でありましょう。

しかし、この旅の間で接触したのは全て業者の方だけでして一般の人との会派はゼロであります。

で、思ったんですが、観光や旅行関係に携わる店や人でも考え方の違うところは閉めているわけであります。

と、いうことは、開いている処には入っても良いと勝手な解釈なわけですが、これはドーなんでしょうか?

例えば、高速道路が開いているのは物流のためであって観光目的など言語道断と言うのであれば規制するべきだと思うわけです。

で、ガソリンスタンドも普通に営業しているのでバイクは走り続けられるわけですが、不要不急の最たるものである物見遊山の旅の者などには給油はまかりならん、とすれば旅はできなかったわけです。

飲食店は早仕舞いなのでのんびり酒など楽しむことはできませんでしたが、それは予想したことなので仕方がないと割り切ってコンビニ飯で済ませた夜もあったわけです。

じつは、自分が読ませていただいているブログの題材に京都が出てくるわけであります。
ブログ主はセンスの良い方でして、京都の小洒落た店で軽く一杯、なんて記事も書かれているわけであります。

私ゃ無粋な田舎のジジイではありますが冥土の土産に京都の粋な店で一杯やりたいとの下心はあったわけであります。

酒を呑むのでは無く、京都という町の空間に身を置き盃を傾ける自分に酔いたかったわけであります。

いや、無理して探せば店はあったんでしょうけれども、粋な空気の漂う界隈は閉まっていたわけでありまして酒が飲みたいわけじゃないので止めた次第であります。

と、いうことで、濃厚接触者は限りなくゼロに近い旅でして、これで感染するのならそれこそ信心不足と諦める次第であります。

まっ、自分が保菌者じゃないという保証もないので偉そうなことを言うとナニなのでヤメて置きましょう。

そんなわけで、これから写真をアレして旅の顛末を・・・なんちゃって。
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