大阪城に行ったのは4日前のことでありますが、今日のニュース(26日)で大阪城は閉館しているとのこと。
コロナの最中に覚悟して出かけた割にはどこも普通に回れた自分は運が良かったと思う次第であります。
コロナの最中に覚悟して出かけた割にはどこも普通に回れた自分は運が良かったと思う次第であります。
四月二十二日 木曜日 晴れ
和歌山市を8時半に出発し阪和自動車道を走り松原線に乗り換え東大阪線に入り法円坂インターで降りたわけであります。
あれです、事前に調べたナビの情報ではどこを通っても必ず渋滞でして、ならば仕事に出る人が落ち着く時間まで待とうとした結果が遅い出発になったわけですがそれは正解だったようで減速する場面は多々あったものの完全渋滞は無く1時間半ほどで高速を降りました。
しかし、来て観てビックリ!!!
ここは街のど真ん中やんけぇ〜であります。
そして、ナビが案内する駐車場は車専用らしく二輪車の料金設定が無いのであります。
料金は都市部らしく1時間350円と高めであります。
で、自転車は大阪城公園内に乗り込んで停められるようですがバイク禁止の看板が随所にあるわけです。
そんなわけでナビが案内した駐車場を一度パスして大阪城公園を一周したんですがやっぱり無いのであります。
で、城の周りの道路は広く路駐の車もちらほら有るので自分も置こうかと思いましたが知らない間に警察に運ばれでもしたら厄介と思い、意を決して車の駐車場に乗り込んだわけであります。
そして、城を目指して歩き始めようとしたとき、駐車場の囲いの外側にたくさんのバイクが停まっているのを発見、であります。
なんだこれは、どこかの専用バイク置き場か、とじっくり観察すると、駐車場の囲いにバイクが一台通れる程度の隙間があるのを発見したのであります。
さらに、料金精算機の傍にはバイクが一台通れる通路があり、これは確実にそう言うことで有ると確信した次第であります。
そんなわけで気持ち的に安心した自分はカメラと財布を持って大阪城の天守閣を目指した次第であります。
おお、あれが大阪城であるか、青錆が見事じゃのぉ!!!
流石に秀吉!!! 石垣の曲線にセンスを感じます
それにしても大阪城公園は広いです。
そして人が多い!!!
ベビーカーを押した若いお母さん、ジョギンの人、デレデレ歩くカップル、野鳥を撮るのに三脚を構える人、息抜きに来ているサラリーマンにブルーシートの家に住んでいると思しき人と、多才な人がそれぞれに公園を楽しく利用している感じであります。
いやぁ〜大阪の雰囲気って明るいなぁと、なんだか自分の好きな雰囲気なのであります。
で、園内にはスタバやらのカフェからレストランと、なんとぉ〜ローソンまで有るじゃないですか・・・この合理的配慮には魂消ました。
と、田舎者のジジイは公園の充実度に度肝を抜かれつつもせっせと歩いて天守閣を目指した次第であります。
立派な大手門であります
いや、大阪城がコンクリ製なのは知っていたのであります。
少し前、名古屋城の改修で大阪城並みにエレベーター設置をどーするって揉めた経緯からここは模造品であると知ったのであります、なんちゃって。
城には登城すると言うくらいなので全ての城は上り坂を行かなくてはならないわけであります。
しかし、大阪城は石段は少なく楽な方だと思いますが、その分広くて大手門からは結構な距離がありました。
天守閣から あべのハルカス が見えました
天守閣に登る料金は600円なんですが豊臣秀吉関係の歴史が好きな人には良い博物館だと思います。
かくいう自分は秀吉に興味は無いのでコンクリ製の城は味気なく長居はできませんでしたが。
大阪城で唯一の日本風庭園
いや、城に付き物の日本庭園などを求めたらダメであります。
情報によると「西の丸庭園」というのがあったんですが、パブリックでは無く有料だから公園で無く庭園なのであって庭として見るべきものはありませんでした。
まっ、その分巨石を使った石組みは素晴らしいので大満足であります。
さて、バイクを置いた辺りまで戻ると既に昼飯時を回ってまして、恐るべし大阪城公園の広さ、であります。
そんなわけでローソンに行きサンドイッチとカレーパンを買い大阪市民に紛れ、ベンチでランチタイムと洒落た次第であります。
余談ですが、大阪のカレーパンは仙台のローソンのと味が違いまして濃厚で美味いものでありました。
さらにいうと、中身のカレーが隅々まで入っているのは、下手に隙間を見せたら突っ込まれるからなのかと思ったのは邪推でありましょうか?
そんなわけで一時頃駐車場を出まして第二京阪自動車道に乗り、目指すは京都の「一休寺」でありました。
いや、大阪の高速は皆さんが詰めて走るので怖いと思っていたんですが昨今の煽り防止が効いてか、以前ほどでは無いというよりも、仙台辺りの方が飛ばすし乱暴だな、と思いました。
まぁ、コロナでいろんな方面が自粛しての事かも知れませんが和歌山から大阪を通り京都という道ははっきり言って走りやすかったであります。
あっ、あれだ、乗り換えのジャンクションの随分手前からどっち方面は左車線へなどの案内が親切だったので田舎者でもまごつかなかったからでありましょう。
さて、今回の旅の本命の一つである一休寺、本当の名前は「酬恩庵」は京都の中心部からは外れた田辺市でして、高速を降りたらそこそこの田舎道でありました。
距離にして40キロ程度、時間にしたら40分で目的地着でありました。
駐車場は広く無料で、もはやバイクを停めたところから寺の良い雰囲気を感じ取った自分でありました。
酬恩庵 山門
仏教の教義などわからない自分は雰囲気が好きなのですが、中でも一休膳師にまつわる話は大好きであります。
その理由はやっぱし漫画の影響でありましょうか、なんちゃって。
意味もなく全てに一休さんを感じます
私ゃ一休禅師と同じところを歩いているだけで涙が出るほど嬉しく感動した次第でありますが、悠久の時ってのはこれか、なんてことを思いつつ方丈の見学に参った次第であります。
方丈の南庭 石を配さないのが見事と思います
酬恩庵の北庭は蓬莱庭園で東庭は十六羅漢の庭であり、南庭が白砂の庭と、何れも唯々見とれ息をするのも忘れるほどでありました。
まっ、いろいろ反論もあろうかと思いますが自分は寺は禅寺が良いなとしみじみ思った酬恩庵でありました。
この庭の手入れは自分には無理 なんちゃって
流石に シャレの効い禅寺です
さて、通常は事前申し込みが必要なんですがコロナで空いているとの噂を聞き込み、目指したのは当日券を目論んでの桂離宮であります。
しかし、途中で高速道路の事故に出くわし午後3時の受付に間に合わずOUTでありました。
まぁ、周囲を歩き雰囲気を感じたので好しとし、向かったのは次なる狙いの「建仁寺」であります。
建仁寺は造園屋の1級の試験で課題になる「建仁寺垣」の発祥の寺であります。
なので京都に来たからには是非とも本家で本物を見たいと切に望んでいたものであります。
分けあって中は見ませんでした
そっかぁ、これが建仁寺垣 か・・・
いや、結論から申し述べますと垣根は見るべき物では無かったわけであります。
シュロ縄が切れ押縁が落ちたまま打ち込まれたコーススレッドが見えた垣根が自分には痛々しく、この寺からは早く立ち去りたいと思いほとんど何も見ずに出た次第であります。
と、言う事でこの日の行動はここまでとし、近鉄東寺駅前にあるコンフォートホテルへ向かったのであります。
あれです、ホテルに駐車場がないのはわかっていたんですがバイクの1台くらい軒下に置かせてもらえるだろうとたかを括って行ったわけです。
で、レンタル自転車の置き場があって空いていてもそこはダメという事で、ネットで調べて京都駅前にバイクの駐輪場があるのを見つけて行った次第であります。
しかし京都駅からは図らずも近鉄電車に乗れた事はバイクツーリングには有り得ないハプニングとして歓迎した次第であります。
この宿、四月八日オープンというだけあって今時の設備が万全で、ベットサイドにUSBコンセントが二つも装備されていました。
そして宿代は只今キャンペーン中とかで4000円ぽっきり、でありますが、さらに別件で入手したクーポンで1000円引きの朝食付きでありました。
本日の走行距離 200キロ
給油 7,8ℓ 1138円
明日は金閣・銀閣・仁和寺などであります。
つづく