旅の終り

どんな旅でも、それがいくら長くても、終りはある訳です。

今、名古屋港で乗船待ちをしつつ、バイクの脇に座り、カブッチの少し汚れた姿を見ている訳です。

そしたら、なんだかカブッチが語り掛けて来る訳です。

どーだった？今度の旅は？と。
で、カブッチは言う訳です……気合い入れて走ったよな、と。

うん、お前、小さなからだで良く走ったな。
全力絞り出したな、と、言ってあげた訳です。

そしたらカブッチ、次は何処へ行く？って言うんです。

そっかぁ、あんなに虐めるように回したのに、お前も楽しかったんだ？

だなっ、また、行こうな、何処かへ。