5月14日(木)曇り/小雨 熊本から長崎へ
夏目漱石ゆかりの家が有ると言うので行ってみた
あれが漱石が気張ったであろう厠か、と、感慨深いモノが有った
早朝、夏目漱石の家と日本赤十字発祥の地を見学し長崎へ
漱石や日本赤十字に特別な感情は無いが、宿から近かったので
長崎の市電は色が仙台のとそっくりで特別な思いを感じた
噂に違わず長崎にはホントにカステラ屋があった
ちなみに、鹿児島には普通にさつま揚げが売られていた
熊本の街の雰囲気が気に入り長崎から戻り連泊
二泊目、熊本の街の意外な一面を発見し更にお気に入りに
繁華街の一角が見事な風俗外となっているのであった
5月15日(金)本格的に雨 熊本から鹿児島へ
台風6号は上手くやり過ごしたのだがこの日は朝から強い雨で出発時に完全防備の身支度をした。
足下に登山用のスパッツを装着し裾からの巻き込みを防ぎ、美津濃の登山用のカッパを着用。
カッパの下のジャケットも防水なので風圧で沁みても中までは濡れない計算なのだが・・・襟元などからどうしても沁みます。
そして、手には農業用のゴム手袋を装着し、一応万全と思える態勢で出発。
しかし、宿の駐車場が露天であったため、一晩中雨に降り込められスマホヘの充電システムが怪しくなって居り、時々スマホから未不明の警告が出る。
これは・・・過充電とか過電圧とか? まっ、ナンでアレ充電が出来ない以上スマホナビを使い続ける事は出来ない。
この先は伝統的な「勘ナビ」に戻るしか手立ては無かった。
ナビ無しの報いは早速現れ、水俣市から国道3号から268号に乗り換えたまでは良かったのだが、湧水町で県道に乗り換える所を直進してしまいえびの市まで行ってしまった。
小林市と言う身に覚えの無い地名が現れ違和感を感じ、雨の中バイクを止め地図を確認すると、そのまま行けばすぐに宮崎市に出てしまう・・・完璧な間違いだった。
さて、大雑把な地図しか持っていないのでアレだったが、戻るよりは近そうなえびの高原経由の道が見える・・・これ行くしか無いな、と、決め、山道に突入。
いや、手元の時計が示す標高が1000mになる頃には完全に雲の中に入り、気温も下がり最悪の道行きとなった。
途中、火山性ガスの噴気に注意と言う看板など見掛けたが、何分にも雲の中で視界が無いので火山性のガスと言われても判別は不可能だった・・・まっ、そこはかと無い硫化水素臭は感じましたけど。
まっ、そんなこんなでこの度のツーリングの中で一番厳しい走りを強いられたのが本日でありまして、合羽を脱ぐのも面倒なので食堂にも入れず、コンビニの飯を軒下で立ったまま食すと言う稀な経験もした一日でありました。
しかし、鹿児島に着く頃には雨も上がり、乗船1時間前・・・丁度良い頃合いの到着でありました。
鹿児島発沖縄行き全島寄港の定期船「波之上」に乗船
あんまり腹が減ったので自販機のたこ焼きと、沖縄製発泡酒を
フェリー波之上は9000トンの大型船ですが、豪華ではないです
寝床は大部屋雑魚寝で、雰囲気はなんとなく飯場の感じであります
5月16日(土)快晴 フェリーで一泊
日没頃に鹿児島を出港し、夜明け前頃奄美大島の名瀬港に着岸
フィンスタビライザーが効いた9000トンでも東シナ海の海では揺れます
奄美大島の島影としばらく平行に走り、奄美大島の大きさを知った
東シナ海に日が昇り好天のお約束を頂く
走っても走っても海・・・黒潮の色が亜熱帯に変わりました
これは何処でありましたか?徳之島か、沖永良部島か?
港が島の中心である事がなんとなく感じられました
ラーメンは普通に豚骨ですがチャーシューが皮付きなんです
皮付き豚肉を食べるとなると、これはきっぱりと東南アジアですよ
沖縄島、本部港の海ですかね? 亜熱帯色の海であります
鹿児島から那覇まで距離は800キロ程度なのに25時間掛かりました
5月17日(日)快晴 沖縄島一周
日曜日だから海水浴場も結構な人出がありました
珊瑚の砂、ホワイトサンド・・・海に入りたかったけど海パンが無い
辺野古のキャンプシュワブ・ゲート前の基地反対派のテント村?
辺野古に行ってみた感想は・・・辺鄙な所だな、が、偽らざる感想でした
大浦湾は基地の前なので元々観光にも利用されていない様子
人口密度に反してやたらと立派な道路、と、何故ここに?と思う施設群が
余所者から見た印象は・・・潤沢な迷惑料が施されているんだろうな、と
ブルーシート小屋の向いの金網沿いには、わずかな人数の反対派が並ぶ
テレビで見る迫力は何処に?盛り上がって無いじゃん、と思いました
沖縄名物の首里城 入場料を払う程の物か迷って、止め~
沖縄一周は200キロ一寸ですぐ終わり、入道雲が湧いたので宿へ逃げ帰る
5月18日(月)晴れ/曇り 那覇近辺 小さな港探索
適当に走り港の看板を見つけると寄り道
奥武島へ渡る橋の上から飛び込んで遊ぶ子供
中々踏ん切らないので「サッサと飛べぇ~」と気合いを入れた
奥武島の魚屋のショーケース スジアラが9000円ですかぁ~!!
海鮮丼ではなく、鮮海丼・・・430円、激安!!! 劇美味!!!
ふと見つけた知念城跡は首里城と同じ系統の石垣の城跡
いや、歩いてみると中々味わい深い所でして、良い感じでした
で、市か町が再現に乗り出しつつ、資金不足で頓挫か?
そんな感じで中途半端なんですが、それが良い訳です
石垣しか無いのだけれど、屋敷の配置など想像し悦に入る
そっかぁ・・・風向きを良く考えているなぁ、なんて
で、日本に米が伝来した最初の土地の一つだと書かれていた
確かに、ずっと奥まで行くと珊瑚の島には珍しく湧水が
明日へ続く
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