じじい日記

日々の雑感と戯言を綴っております

虚脱感って言うのかな?

2013-07-16 12:32:30 | 日記的雑談
いや、竹林はるか遠くを読んでから、なんだか自分の生き様と言うか、考えてる事や行動・・・まっ、要するに自分の生き様だわね、コレがやたら幼稚と言うか、生温いと言うか・・・真剣に生きるって、凄いなぁ~と、感動の後の虚脱であります。

なんと申しましようか・・・総ては生き延びる事の為に、命を繋ぐ為に必死に生きる。

おっさん、冬山の吹雪の中で一人きり、大雪のラッセルに喘ぎながら、下手すっと死ぬかもなぁ~とか思った事も有りますけれども、しかし、遊びの中での生き死になんて、チャンチャラおかしいわぃ、でありまして、否応無しにその状況に追い込まれ、生き延びるのに必死になる姿を思うと・・・ああ、この平和な世の中に在って、明日の我が身などと憂いているのは笑止千万、としか思えなくなっちまいました。

過酷だなぁ・・・凄まじいです・・・おさんらの親の世代は、大なり小なりこんな世の中をかいくぐって行き伸びて来たんですね。

たぶん、川島擁子のような体験の人は沢山居たのでしょう。

我が家の婆様も朝鮮の引揚者で似たような年齢で、殆ど同じ次期に日本に引き上げて来ているのですから大なり小なり在る程度の体験をしているはずなんですが、多くは語りません。

人間って、馬鹿なんだろうなぁ~・・・何度でも戦争をして、何度でも痛い目を見て、あるいは痛めつけて。

数え切れない多くの人が亡くなっているのに、未だやるんでしようね。

おっさんは、この本を読んで動揺していると言うか、戸惑っちまったと言うか・・・戦争になったら、生き延びられるだけ最大限の術は講じるけれども、やっぱし、人を殺すのは嫌だし、痛めつけるのは嫌だから・・・やられてもやり返さないで行こうかな、と、思った見たりする訳です。

第六章 淑世の章 (二)では、淑世が朝鮮人に息絶え絶えの所を助けられ、手厚く介護された様が出ているんですが、コレを読んだら朝鮮人を罵倒する気には慣れません。
いろんな朝鮮人が居る・・・日本人にもいろんな日本人が居る、で、良いんじゃないか?
と、思っちまう訳です。

気高く生きるって・・・日本人の心を失わずに生きるって・・・誇りを持って生きるって、こう言う事なんだな、と、つくづく思います。

やっぱし、戦争が始まったとしても・・・おっさんは戦わない事にします。

竹林はるか遠くの川島家の家族のように強い気持ちで生きられるかどうかは解らないけれども、それでも、やっぱし、後ろめたく生きるよりは、気高く死んだ方が良いような・・・ナンちゃって、そん時は、気が狂って泡噴くんでしょうけど。

まっ、明日までこの殊勝な気持ちが持続するとは思えませんけど・・・しかし、平和な日本でノホホンとしていられる現状には、心より感謝であります。
戦争反対!!!


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