異国の地に居て思う事・・・若い頃は、異国の地に居て、なお、更なる異国に思いを馳せると言う・・・なんと言うか、女とベットを共にしていると言うのに、更なる女に想いを馳せるのと似ている・・・? 似てないかぃ? あっそーーー。
で、爺さんに片足突っ込みかけているこの年頃ですと、異国の地に居て思うのは、やっぱし、片っ端から日本の事、故郷の事・・・うさぎ追いし彼の山・小鮒釣りし彼の川、であります。
ふるさとの訛りなつかし停車場の人ごみの中にそを聴きにゆく・・・と、謳ったのは啄木でありましたか? しかし、故郷も遠くなりすぎると、停車場に行きましても、ふるさとの懐かしい訛りどころか、普段は鬱陶しいと思う大阪弁さえも聞けないのであります。
そうして思えば、啄木も甘いと言うか、ぬるい奴だな・・・日本語が聞けてるじゃないか。
まっ、アレです・・・今流行なんですか? 何度も言うよ・・・Sey yesって・・・で、言った見たい訳です・・・Yesじゃなくて、ンダンダ、と。
で、表題の 十人十色 でありますが、人の生き様と言いますか、生き方と言いますか、まっ、趣向・方向・・・ナンでも良い訳ですが、つらつら考えていた訳です。
いや、マジで、答えが見つかりそうな雰囲気なんであります。
・・・何となくなんですが「ナニやったって同じだ」と言う気がしつつある訳です。
昨年・・・高校の山岳部に所属していた時に抱いた「ヒマラヤへ行く」を実行してみた訳です。
まっ、少年の頃のヒマラヤと言うのは、昨年行ったようなトレッキングピークではなく、何となくですが、8000メートル峰であった訳です・・・まっ、財力・実力を鑑みれば、妥当な6000メートル峰に落ち着いた訳であります、が。
で、実を言いますと、人生で、こうして見たいな、と、思った事は、もう残っていない訳です・・・これ、大ボラ吹いてるように聞こえるかもしれませんが、ホントなんであります。
まっ、強いて言えば、ヨットで世界一周をしてみたい、と言うのが、一度口にした事でなし得ていない事としてあると言えばそうなんですが、それは、まず、ヨットに乗れなくちゃ話にならないんですけど、エンジン付きならナンでも来いですが、帆で走る船は扱い方を知りません。
で、まっ、海には相当詳しいと自負しているんで、気合いや根性で何とかなる類いではないと言うのを知ってますんでハナから諦めています。
アレを口にしたのは・・・ホントに「夢」だったんでありましょうね・・・やる気ならとっくにヨットに乗っていてしかるべきですもん。
で、そうやって好き勝手と言うよりも、運良くですかね・・・多少無理もしましたが、やりたい事をやり続けて来た訳です。
そして、昨年のヒマラヤト遠征で、あまりの感動の少なさに唖然とし、そして今、こうしてプーケットに滞在しつつ・・・あんまし感動的でもなく、楽しくも無く、どっちかと言えば・・・もう帰りたいんですけど、と、泣き言の一つも言いたくなっている今・・・俺の生き方は確実に転換期を迎えたな・・・日本に根付こう・・・と、言う気になっている訳であります。
いや、ホントの事を言いますと、このあとは日本に一度戻って夏山を楽しんでから、秋頃、フィリピンに行こうと思っていた訳です。
まっ、初冬にはもう一度ヒマラヤアゲイン・・・とかも狙ってましたし。
で、フィリピンでダイビング屋の下見をしようと・・・夢読もう一度・・・あの日の苦労を再現しようと思っていた訳です。
まっ、女の失敗はもうしません・・・誓ってしません・・・だって、もうジジイに片足突っ込んでる歳ですからね・・・それは、まっ、たぶん、無いはずです。
いや、そう言う馬鹿な事は抜きにして・・・こじんまりとしたダイビングサービスで、もとより、儲けなんかあるはずも無く、しかし、たまに・・・それこそ、月に3~4人も客があれば・・・と、言うのをやってみたいと思って居た訳です。
しかし・・・たった2週間で里心が出ちまうんでは、それも不可能だよなぁ・・・まっ、フィリピンは地域を選べば現地語がわかるんでここに居るよりは百倍も自然なんでしょうけれども・・・それでも、まあ、あそこも外国ですからね。
海から上がって既に六年・・・潮気は抜けきったと思っていたら、全然、と言う感じ。
ダイビング屋に戻りたいのは・・・未練 か?
しかしなぁ・・・現実的にあと何年やれる? 10年も無理でしょ?
しかも、左手は適当にダメなんだから、さ。
とか、色々と思考が交錯する訳です・・・そして、その堂々巡りする気持ちの行きどころはと言うと・・・なんて事は無い・・・故郷、一点であります。
帰ろうかな? 帰るのよそうかなぁ・・・まっ、満期迄は帰らないんですけどね。
で、脱線ばかりでアレなんですが・・・まっ、どーでも良いよね、オラの独り言なんて。
でね、言っちまえば・・・生き方なんて、ホントに、どう生きたってたぶん一緒なんじゃないのかなぁ?
アレコレやって充実したとか思う一生も、振り返れば、総ては過去ですもん。
で、アレをしてどうだったかと言えば、同じ時間軸で違う事が同時進行なんてのはあり得ない訳で・・・うん、そう言うのが可能なのは、またそれで良いんだけれども、しかし、もしもそれをしなかったら・・・想いもつかない事をしていた可能性がある訳で、だから、何やったって、たぶん今の自分は同じ精神的なアレで存在するんだろうなぁ・・・と、思うわけです。
まっ、なんと申しましょうか・・・何やったって、俺は俺でしかないし、仮にあの日あの時あの瞬間、違う選択をしていたら・・・たぶん、何を選んでも今の俺は変わらなかった、と、思うわけです。
こうしか生きられないと言いますか、こうしかならないと言いますか・・・まっ、こうしかならないで今迄来ちまって、俺は俺として、俺な訳です・・・わかるかなぁ? まっ、わかんないか?
そんな訳で・・・意味不明のまま、とりあえず、ここが終わったら、総ては白紙にして・・・もう一度人生を見直してみようかと思うわけですが・・・まっ、またすぐ気が変わるとも思いますけど・・・今は、根のある生き方を模索するもいとおかし・・・と、思った見たと言う事でありました。
取り敢えず・・・日本に戻ったら後白髭山に登ろう、と。
なんて事を宣いつつ・・・明後日はクアラルンプールへ行ってビルマのビザ取り、で、それが上手く行ったら来週はミャンマーへ、と言う今迄の勢いを引きずっちまっているんですけどね。
タイ陸軍司令官、クーデター宣言 元副首相ら拘束
いや、不穏な雰囲気が日増しに濃くなるタイでありますが・・・バーツ、暴落ですって・・・もっと早くしてくれりゃ良かったのに・・・二万円がとこ違ったと思いますぜ。
そう言えば・・・パトンのビーチロードにも軍隊は居ないけれども警察官の姿は増えてますね。
日本もそうですけど・・・こう言うのを見ると、軍隊の存在がわかりますよね。
国の軍隊と言うのは・・・体制側を守る為にあるのであって、外国だろうと自国だろうと、政府に楯突く奴と戦うのが軍隊です・・・まっ、プーチンや中国見てもわかりますよね。