被災されたかたがたに心よりお見舞い申し上げます。
また危険な状況の中で復旧活動や捜索活動に当たられている方々に深い敬意を表します。
それにしても、あまりにも悲惨です。
そしてまだまだ大変厳しい事態が進行しています。
地震・津波の被災状況然り、FUKUSHIMA第一原発然り。
これから事態がどう進むのか全く予断を許しません。
そういった中で復興について考えるのは、まだまだ早いのかもしれませんが、それはモノを復活して再建するというだけではなく、新しい社会システムの構築と並行するプロセスになるように思えます。
成長なき時代の復興というのは経済的には大変きついものだと思いますが、今までの価値観、幸福観をもう一度吟味しながら、わたしたちが本当に必要とするもの、本当に大事と思うものを少しづつ積み上げる作業が必要になるでしょう。
まちを再構築するに当たっても、集まって住んでいることの意味を根源的に問い直す作業が出発点になります。
今の私の関心事は被災された方々の現況やこれからの暮らし、そして原発の行方などです。しかし一方、人が生きる空間や人の活動を包み込む環境をデザインするものとして、これからのまちの姿・社会の姿をおぼろげなりにもイメージしていかなければならないとも思っています。