まち・ひと・くらし-けんちくの風景-

建築設計を通してまち・ひと・くらしを考えます。また目に映るまち・人・くらしの風景から建築のあるべき姿を考えています。

丸亀町駐車場は元気に働いていました

2022-09-26 23:15:12 | 民間建築 Private Sector Building

父の法要のため、高松へ里帰り。

下写真は故郷で初めて設計した丸亀町駐車場。JR高松駅から、目的地に向かう道すがら、立ち寄ってみました。十数年経っていますが、外壁もきれいに使われていたので、うれしくなりました。

穴あきのレンガブロックを単独に積み上げた、オリジナルのルーバー。適度な目隠しになっています。シルバーに鈍く輝く壁部分には立ハゼのガルバリウム鋼板を横使いにして使いました。今でこそ、標準的な使い方になっていますが、当時、屋根材を壁に、とりわけ、ハゼを横方向に使う事例はほとんどなかったのではないでしょうか。汚れもなくきれいです。レンガにもスクラッチを入れましたが、汚れはないようです。

上写真の背後には三越、そして右手奥には、ドームがあります。こちらは、私の設計ではありませんが、まちのシンボルとしてつくられたものです。時間のある時に見にきたいと思います。

目的地に歩を進めます。(上写真)電車の右手の敷地は、私の母校、城内中学校の跡地。仮囲いのままというのは残念な光景です。そのまま歩くと、朝日町のドック(下写真)。60年前とそんなに変わっていないように思いますが、勘違いかもしれません。私の中の時間が止まっているだけでしょう。

いろいろなことを思い出します。次回、ゆっくり歩きたいものです。

高谷時彦

建築・都市デザイン

Tokihiko Takatani

architecture/urban design

 

 



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