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2022年10月現在において、鶴岡まちなかキネマは、市が取りまとめた計画スキーム(社会会福祉協議会事務室・介護予防室+「映像機能付き交流スペース」)に向けて、改修工事の真っただ中にあります。私は市の計画スキームにより、2020年に閉鎖されたまちなかキネマがドラッグストアなどにスクラップアンドビルドされるのではなく、映像機能が残ることに安どしましたが、同時に同じ費用で、関係者がウィンウィンとなる別の解決案があることに思い至りました。建築学会の専門家や映画関係者へのヒアリングからは、さらに様々な可能性・考え方があることも見えてきました。私はこのことを「まちキネの存続と再生を望む会」(菊池代表)と相談しました。必ずしも皆さんの考えが一つであったわけではありませんが、いろいろな可能性を考えていく必要性においては一致したので、市民にそのことを訴えていく活動を始めました。この活動に対して、JUDI(都市環境デザイン会議)から2年間にわたり助成金をいただきました。
その活動も終了しました。すでにキネマの解体も進み「もう一つの案」を提示することには意味がなくなったので、「映像機能付き交流スペース」を「映画館」として運営していこうとしている山王まちづくり会社(三浦新社長)の活動を、微力ですが今まで以上に応援していくつもりです。
以下JUDIに感謝の気持ちとともに報告した梗概を掲載しました。
高谷時彦
建築・都市デザイン
Tokihiko Takatani
architecture/uaban design
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