豊島から直島へ。
出迎えてくれるのはフェリーセンター(下写真)。妹島和世+西沢さんの設計。
150ミリの薄い屋根、85Φの丸鋼柱、150tの耐震壁、構造は佐々木さん・・・・・・うーん Less is Moreですか。
シャープさ、あるいは完成度の高さゆえに周辺と断絶してるのではと思いきや、全くそうではない。不思議と周りの漁村の風景、雑然とした旅客ターミナルの風景となじんでいる。むしろ包容力のある空間が存在感を放っています。
建築は消え入るような実態だが、空間は確かに存在している、しかも親和的に・・・・あるいは神話的に。
空間を味わうまもなくまちへ出ます。昼ごはんをたべるためです。
食堂を探すといきなり街角に怪しい建物が現れます。
大竹伸郎さんの作品の銭湯です。今まちなか温泉を設計しているのでぜひとも体験したいところですがやむなく断念します。すぐ近くの食堂へ入ります。こちらもなにやらアートしています。音楽もオールディズです。
ここからバスで本村港へ移動です。お目当ては
です。家プロジェクトについては中での写真が取れません。私が町を歩いて感じたのは、蔵や長屋門に囲まれた立派なお屋敷型住宅が多いということです。
庭も立派です。
さすがに瀬戸内海の海運業で栄えた幕府の天領です。普通の漁村とはまた違う歴史を感じさせます。
一方、海に抜ける道にかけられたアーケードを見ると、子供の頃島に海水浴に来たときに見た風景を思い出します。
多少飛躍がありますが、下の写真(これは神代先生の調査された女木島の写真です)ような路地を通って海に出かけていました・・・。またまたなつかしい。
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