鶴岡は雪の季節となりました。下の写真の商工会議所も寒そうです。
雪の中を小股で恐る恐る歩を進め、鶴岡まちなかキネマに到着。
ユージンスミスと水俣のかかわりを描いた"MINAMATA"を見ました。たまたま数週間前に、東京の富士フィルムギャラリーで「ユージンスミス展」をみて、映画もぜひ見たいと思っていたところです。まちキネはありがたいですね。
エントランスホールでお会いした山王まちづくりの三浦社長(いつも本当にお疲れ様です。お世話になります)から「ジョニーデップの存在感がすごい」とお聞きしてしてから、キネマ4に向かいます。
ジョニーデップは期待通りの存在感でした。アイリーン役のMINAMIも、抑制があって表情豊かな演技でした。71年当時の日本の状況、そして老舗雑誌ライフの状況・・・自分が18歳、東京に出たころの社会状況を思い出します。そして「水俣病」という日本社会の病理も、社会の偏見なども含めてよみがえってきます。私にとっては思い出ですが、「まだ水俣での苦しみは続いている」というエンドロールのメッセージにははっとさせられました。
エントランスホールの様子は、少し前の「梅きらぬバカ」の時の様子です。私の希望は、4館を残して活用してほしいというものですが、山王まちづくりの皆様の献身的な努力で、2館が維持されていることには本当に感謝の言葉しかありません。何とか、"MINAMATA"のようないい映画が、まちキネでずっと見られることを願ってやみません。
It's my pleasure to enjoy a excellemt film like "MINAMATA" in Tsuruoka MACHI-KINE, Town Cinema Tsuruoka.
I'm grateful to San'no Town Manegement Company for sustaining up this movie theater.
高谷時彦
Tokihiko Takatani architect/urban designer
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