このあたりは「北のウォール街」。銀行建築が集中しています。まずは拓殖銀行小樽支店。1933築のRC造。矢橋賢吉の設計。当時銀行の上部は貸事務所だったそうです。バブル期にはシーユーチェンのプロデュース、ナイジェルコーツ設計のホテルとして話題を呼びました。残念ながら今は、宿泊できません。
近くには日本銀行小樽支店。辰野金吾、長野宇平冶、岡田信一郎だそうです。様式建築の名手ぞろい。
外壁には、知恵の象徴、ふくろうがとまっていました。
ここから南東、南小樽駅方面に向かう道は観光ロードと化していました。
外国の方も大勢いらっしゃいます。小樽はかつて20万都市でしたが、いまや12万人を割っており、人口減少が止まらない地方都市の典型です。しかし、一方で観光客は年間800万人も来ており、宿泊も70万泊ということです。
途中で木骨石造建築のお店にはいってっみると中がうまく改装されていました。
耐震補強もしながら使い続けるためにはこういった、ある意味では大胆なリノベーションも必要だと思います。喧騒の観光ストリートを抜けて坂を上ると、こんな豪邸もあります。
右手、南側には立派な庭がありそうです。明治39年築、木造の豪邸。
ようやく駅に到着。駅もなかなか渋い。
(continued) City walking in Otaru-City.
高谷時彦 建築・都市デザイン
東北公益文科大学大学院 鶴岡・山形
設計計画高谷時彦事務所 東京
Tokihiko Takatani Architect/Professor
Graduate School of Tohoku Koeki University, Tsuruoka-City Yamagata pref.
Tokihiko Takatani Studio Architecture/Urban design
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