まち・ひと・くらし-けんちくの風景-

建築設計を通してまち・ひと・くらしを考えます。また目に映るまち・人・くらしの風景から建築のあるべき姿を考えています。

新国立美術館で安藤忠雄展を見てきました

2017-11-05 16:24:44 | 建築・都市・あれこれ  Essay

3週間ほど前に司馬遼太郎記念館を訪れ、安藤建築が気になっていました。ちょうど展覧会があるということで、六本木の新国立美術館に出かけました。

一番の話題は光の教会の原寸模型。

原寸をつくってしまうところが安藤氏のすごいところ。

単純な幾何学のボリューム、貫入する壁あるいは直方体、(自然)環境との境をつくる(矩折の)長い壁・・それらが調停されることなく個々の存在感を主張する・・・その並置されたものの隙間に緊張感を伴う居心地を感じさせる空間がある・・・・そういった安藤建築の原型的な作品に惹かれるものを感じました。この感覚は司馬遼太郎記念館でも味わいました。

展示スペースから出てみると、今まで気づかなかった新国立美術館のスケールの良さも感じました。だんだん年を取るといろんなものに肯定的になるんですかね・・・。

せっかく普段来ることのない六本木かいわいに来たので、安藤氏の21.21美術館ものぞいてみました。

この美術館の上下の移動もなかなか心地よいもので、司馬遼太郎記念館を思い出させます。展示は大変刺激的でした。

 

こんな器を見たことはなかった・・。

高谷時彦 記

The retrospective exhibition of architect ANDO was very impressive one.

I was able to experience the space of Hikari-no-Kyokai or a church of light, I just missed visiting last month,

though I enjoyed seeing his masterpiece, Shiba Ryotaro memorial museum, in Osaka.

Tokihiko Takatani 

Architect/Professor

Takatani Tokihiko and Associates, Architecture/Urban Design, Tokyo

Graduate School of Tohoku Koeki university ,Tsuruoka city, Yamagata

高谷時彦/建築家・都市デザイナー

設計計画高谷時彦事務所/東京都文京区千石4-37-4

東北公益文科大学大学院/山形県鶴岡市馬場町14-1

 

 


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