まち・ひと・くらし-けんちくの風景-

建築設計を通してまち・ひと・くらしを考えます。また目に映るまち・人・くらしの風景から建築のあるべき姿を考えています。

大きさを感じさせない親しみやすい福生市役所

2010-09-12 14:49:30 | 建築まち巡り東京 Tokyo

仕事で敷地を見るついでにすぐ近くの福生市役所によりました。

実物は写真よりもずっとチャーミングです。

緩やかにうねる人工大地の下が市民窓口になっていますが、コンパクトな小気味良いまとまり間のあるスペースです。写真は取らせてもらえませんでしたが、受付をワンフロアにまとめているにもかかわらずダラッとずるずると空間が続く感じがないのはさすがにうまいと思います。

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外部から見ても市役所建築らしさ(そっけなさ、巨大さ、ホスピタリティのなさ)がなく、といって普通のオフィス建築よりもゆとりがあり、この建築の用途はなんだろうという、不思議さをかもし出しています。

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高谷時彦記 Tokihiko Takatani