朝起きてみると外は雪が薄っすらあり、私の住んでいる市では、一年のうちに数回あるかどうかという雪景色になっていた。
中居トラブルに関する各放送局の朝番組をザッピングしていたが、中居のコメントを主に報道していて、街頭インタビューでも中居に同情的なコメントを選んで放送していたような恣意的な感じがした。特に街頭インタビューに答えていた女性に言いたいが、「同じ女性として、9千万円近くの示談金を支払うような性的トラブルが発生しても、なお、あなたは、加害者側にそんな微温的な態度を取っているのだろうか。」ということである。
そのテレビ番組を見ていて、現在の気温とおなじような、凍るような冷たい気持ちを感じた。
私が一番腹立たしいのは、フジテレビが、会社として女性社員に加害を行った中居に対して、週刊誌に報道される昨年末まで何の調査もしていなかったとされていることである。そもそも、フジテレビの編成担当幹部のプロデューサーが中居と女性社員等が加わった飲み会を何度も主催していて、女性社員は、中居から幹部を交えた飲み会を自宅で開くと聞いて中居宅を訪問して、性トラブルに巻き込まれたのであり、これを個人間トラブルのように敢えて曲解して捉え、必要な調査を行わず、その後も中居を自社の番組に出し続けたのであり、女子社員から相談を受けたとされる幹部数名においても、同情する振りをしていても、中居に抗議したり、関与を疑われた編成局幹部に聞き取りをすることもなく何等の対策を取ることもなかったことである。これは、組織の論理が被害社員よりも優先されたということであろう。もし、今春、フジテレビに入社を希望する人がいるなら、そんな会社であると覚悟する必要があるだろう。