conscience

my diary

便利なものには寿命がある。

2025年01月31日 | 日記
 埼玉県八潮市で発生した道路陥没事故は、トラック運転手の救出作業が難航している他、付近の道路、下水道、水道、ガスなどにも大きな影響を与えており、現時点では復旧の目途も経たない。この事故で改めて気づかされることには、高度経済成長期以降に全国各地で整備されてきた都市インフラの経年劣化と、それに対する補修が待ったなしの状況にあるということである。今後、現在進行中の人口の急激な減少もあって、我が国の将来の財政が窮迫し、インフラ整備に対してかける予算・労働力が少なくなると、今以上に各地で都市インフラの老朽化による事故が頻発する可能性があり、これについても、将来を生きる若者世代へ大きな負担を残すことになる。


※ インフラ施設の多くは、高度成長期以降に整備されてきたものの、インフラの耐用年数は一般的に約50年といわれており、今後、耐用年数を過ぎたインフラ施設が多くなると予測されている。2040年時点では、河川管理施設の約38%、港湾施設の約66%、道路橋の約75%が建設から50年以上を経過する見込。社会インフラの老朽化は、インフラそのものの機能を損なうだけでなく、崩落や倒壊といった事故の原因にもなるため、適切に維持管理していく必要がある。しかし、多額の費用がかかることもあり、現状では十分な整備が行われていない。

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