長野市で男女三人が刃物を持った男に襲われて死傷したとのニュースがあった。先には、中国で多数被害の殺人事件があり、犯人は短期間のうちに裁判が終了して死刑を執行されたというニュースもあった。我が国の多くの人は、「経済不況で、国民が不満を発言できないような中国だから、そんなことがあっても不思議ではない。」と思わなかっただろうか。
しかし、私は、我が国でも、いや、我が国だからこそ、このような無敵の人による殺人事件が多発してもおかしくはないと思っている。例えば、物価高の状況があるが、一流企業の社員であれば賃上げもあり得るかもしれないが、低賃金の労働者などにもその恩恵が与えられているのだろうか。年金生活者の場合はどうなんだろうか。シングルマザーは生活していけているのだろうか。そう考えると、我が国でも、経済格差だけではなく、それが健康格差や学歴格差につながっていて、しかも、全国津々浦々にまで都市化が広がっていて、昔のように、都会で生活出来なくても、田舎に帰って農業をして生活が成り立つような状況ではなくなっている。しかも、隣人や地域との連帯が失われつつある。家族関係も、ステップファミリーが増えていたり、未婚で中年となった子供が高齢の親と暮らしていいるような家庭が珍しくない。そういった中で、引きこもりの人がいたり、精神的に病んでいるような人も多い。もう、失うものが無いという孤立者が増えているのである。
政府は、何年か前に孤立対策担当の部署を設けるということを言っていたと思うが、その対策は、その後どうなったのだろうか。やった振りして何もしていないというのは、最近の官公庁の傾向であるが、それにしても、本気で孤立対策をする気があるのだろうか。役所は、こういった場合、業者やNPOに丸投げをするか、民生委員などのボランティアにお願いするしかないのだろうが、そんなことで無敵化する人を無くすことが可能なんだろうか。疑問に思っている。
昨日、ポンデリングの小型のようなお菓子を朝早く食べ、それから2時間ほどしてから通院している病院に行って血液検査をしてもらったら、血糖値が少し高いと言われた。ほんの一口のつもりであったのに、血糖値に現れているなんて・・・・・
昨日、フジテレビ騒動の関連で、フジの元専務であったカンテレの社長が記者会見していた。会見は、比較的オープンな形で、動画撮影もOKで、質問時間制限も無しでやっていたが、そこで語っていたことは、「女性のプライバシーの保護とケアを第一に考えて、秘匿にしていた。」「中居出演の番組については、騒ぎにならない様に打ち切りの時期を見ていた。」等であったが、どうしても納得出来なかった。これでは、フジテレビの社長と同じ釈明をしているに過ぎない。自社の女性社員が、取引相手でもあるタレントから被害を受けているのであり、幾ら被害者から表ざたにして欲しくないと言われたとしても、そのまま中居を番組に出演させていることが適切であっただろうか。外部向けには別の理由をつけて中居とは縁を切ることだって出来たはずであろう。有力タレントの中居に忖度し、自社の社員を見捨てたと言われても仕方がない。カンテレの社長の言い分は、フジテレビの社長よりもソフトなように見せかけているだけで、実質は同等であると言っても良いだろう。
この騒動の報道を見ていて、「アナウンサーという職業を無くした方が良い」と言うようなことを発言していた元アナウンサーがいたが、私も同感である。最近のアナウンサーは、漢字を読み間違えるし、基礎教養に欠けているようなアナウンサーもいる。それなら、報道記者が自らキャスターとしてニュースを読んだ方が良いのではなかろうか。タレント化した女性アナウンサーという職業を無くせば、こんなトラブルも起きないだろう。