ブログ仙岩

各紙のコラムや報道番組、読書の感想、カメラ自然探索など。

豪雪が育む技

2024-12-18 04:50:00 | 作品

奥会津地方の冬は長く、深い雪に覆われ外仕事は出来ない。

囲炉裏の傍でじっくりできる物づくりの技が伝えられる。

三島町では昭和60年から行われてきた縄文時代の発掘で編み組の籠類の遺物が出土した。

平成15年に伝統工芸品に指定、ヤマブドウ、ヒロロ、マタタビ、アケビ、竹などの植物が素材である。

主に、いわきや浜通りではアケビや竹を材料にして、かごやふご、ざる等を作っている。

三島の工芸会長のIさんは6月に収穫したヤマブドウの皮を干して一枚皮で手提げ籠などを作っている。

クジリと呼ばれるキリのような道具で穴をあけ、角度を気にしながら、丁寧に編んでいく。縁巻きがポイントである。

丈夫で素朴な色合いが使うことで独特の趣が出て、先人の暮らしぶりが想像できる奥会津地方の文化でもある。16日福島民報。


双葉ダルマ

2024-11-28 04:35:06 | 作品

JA福島さくら女性部双葉支部はいわき市泉町の作業場でだるま市で販売されるだるま制作に追われている。

赤を基調としたものに顔の周りが太平洋の青で縁取り、町の花さくらが描かれている。

部員7名で、故郷の復興を願い一筆ずつ丁寧に書き入れ1200個を仕上げる。22日福島民報。

作業は12月いっぱい続くが、江戸時代から続く300年の歴史があり、1月11,12日がそのだるま市で駅前で開かれる。