ブログ仙岩

各紙のコラムや報道番組、読書の感想、カメラ自然探索など。

秋の彼岸に牡丹餅

2017-09-30 08:24:57 | エッセイ
お彼岸にお墓参りをした人は多いだろう。花や牡丹餅を供え、焼香し手を合わせる。子供の頃、弟はお供え物を食べるのが嫌で逃げ回っていたことを思い出す。

牡丹餅(ぼたもち)はもち米とうるちをまぜて炊き、軽くついて丸め、鬼餡をまぶしたもので、その形や色が牡丹に似ていたことから名づけられ、「ん」が省けて「ぼたもち」となった。

「棚から牡丹餅」のように、思いがけない幸運が巡ってくることのたとえで、幸運をもたらす食べ物でもある。

また、「おはぎ」とも呼ばれている。秋の七草「萩薄葛撫子女郎花藤袴桔梗(朝顔)」のトップに萩があり、いま花が咲き始めている。この萩の葉に似ていることから名づけられた。

どちらも同じものであるが、春は牡丹餅、秋はおはぎと区別したり、粒の鬼餡を牡丹餅、濾し餡をおはぎと区別しているところもある。写真はこの秋の彼岸の中日に頂いたおはぎと牡丹餅である。

我が家周辺の線量測定値

2017-09-28 08:37:39 | エッセイ
震災6年半の節目に、2017.9.27昨日のお昼(曇25℃、風あり、1022hPa)、区長から「堀場環境放射線モニタPA-1000」を借りて、我が家と周辺を測定した。

玄関の屋根を今年6/9塗装したので、放射線量値がゼロに近いはずと、どうしてもその数値を知りたかった。

我が家の台所も0.03さがり、外も0.01下がっていた。畑はほとんど変わらす0.242μSv/hであった。塗装した玄関の雨樋下は、0.312(今年3月、0.334)、裏山のモミの木の下2.426(今年3月、2.563)であった。昨夜のテレビで、今日の線量値いわき0.003~0.017と報道していた。

この結果から、自然浄化はされているもののほとんど数値は変わらず、原発の建屋の覆いを外しての作業から、毎日微量の線量が出て散ると考える。

実りの秋案山子

2017-09-27 08:19:31 | エッセイ
山の麓煙を吐いて列車が走る 風が雑木林を転げ落ちてくる 銀色の毛布を付けた田んぼにぽつり 置き去られて雪をかぶった案山子がひとり

お前も都会の雪景色の中で 丁度あの案山子の様に・・・・・郊外に出て田んぼの案山子を見ると、さだまさし「案山子」を思い出す。写真は台風18号で大分倒れた田んぼの稲に飾られた梟である。

案山子は農作物を害する鳥獣を追い払う装置や設備で、人形や金属片など、光、音、臭いなどがある。

音や光には水車や鳴子、空砲、空き缶を叩いたり、ひらひらする布やテープ、小動物の模型、金属片、鶏の死骸などで幻惑させる。臭いには、髪の毛、油を浸み込ませた布、魚や獣の肉を焼いた臭いで鳥獣を近づけまいとする方法である。

本来カカシの語源は嗅がしの転じたもので、人と見間違わせる人形は長時間田畑を見守り、収獲すれば無用になるためカカシ上げといって、田から家に迎え入れ庭で供物をあげて祀る行事が行われる。

朝倉悠三の震災絵日記

2017-09-26 08:03:47 | エッセイ
24日の福島民報みんなのひろばに載った朝倉悠三君の「震災絵日記」をお届けします。

28日衆院解散で何の説明もいらないと思います。が、原子力規制委員長が変わって、原発事故廃炉処理の政府の支援、東京五輪の進行があまり見えてこない。

秋の福島県高校野球は聖光学院が3年連続優勝を飾った。