多崎つくるが飲めない酒

飲めない知人はビール一口飲んでも赤くなったが、わが父は相当日本酒を飲み母はほとんど飲めなかった。

村上春樹さんの「・・・・巡礼の年」で、
色彩を持つ4人の友と別れてからの情報がない今、その4人のその後の人生を沙羅が調べたあげた封筒をつくるは内ポケットにいれて、これから何もすることがないので、
「・・・ふつうの男ならたぶんどこかの酒場に入って、酔いを求めることだろう。しかし、彼の体質は一定以上のアルコールを受け付けなかった。酒がもたらすのは感覚の鈍磨でもなく、心地よい忘却でもなく、翌朝の頭痛だけだ。」

私は務めて出し初めて生ビールの宴会で翌朝割れそうな頭痛でえらい目にあい、以来少しはたしなんだが酒とは殆んど縁がない。

大阪で母子の遺体・・地球より重い命は何処へ

今月24日大阪市北区のマンションの一室で28才の女性と3才男の子の遺体が見つかった。

2人は昨年１０月知人の紹介でマンションに入居したという。今月の中ごろ近くの住人から異臭の連絡で発覚した。
室内には冷蔵庫はなく食べ物もなく食塩があっただけという。子どもが先に亡くなり頭から毛布とバスタオルがかけており、共に厚手のトレーナーを着ていた親がガス料金の請求書に
　　「最後におなかいっぱい食べさせられなくて、ごめんね」
というメモが残っていたという。上野パンダが妊娠したようで熱く保護されているのに、この親子はふびんでならない。こんな優しいことばをかける親子を知る周りの人たちがどうして声をかけてあげられなかったかと残念でならない。

共通番号制度で矢祭町住基ネット接続へ

合併しない宣言と「住基ネット」接続拒否で知られる矢祭町もとうとう共通番号制度の成立で、やむなく住基ネットに接続する方針である。拒否しても国が強制力で代行できるようになったからである。

ネット拒否の立役者前町長根本良一（75）さんは「情報漏えいの恐れある」と残念そうに語った。
6期24年間町長を続けた根本さんは20年以上務めたにもかかわらず、住基ネット接続しない理由で総務大臣表彰から外す嫌がらせも受けた。接続しても手間暇省けるだけで接続しないで不利益はあるかと拒否続けた。訪問詐欺など漏えいに関する事件が横行するなかで、考えさせられることである。

ラジオ深夜便天野祐吉の隠居大学・・・養老孟司

今朝4時から天野祐吉の隠居大学のゲストとして養老孟司さんが主演をしたトークを聞いたが、途中から眠ってしまった。

養老孟司さんの昆虫の話など自然に関する本を少し読んでいるが、東大医学部を出て教授に、退官して18年になるとか。私は昆虫学者と思っていた。認識論でも自分を反証（ボバー）主義者というように、物事の解明の理論には筋が通っている。中島みゆきの音楽がすきとか趣味の多い方でもある。
環境という表現は人間と別物と考えているが、海から植物からと我々は自然から守られて生きており、すべて人間と繋がっているという。

また、靖国参拝問題では中国は「死んでも別人にならない」のに対して、日本は「死んでから神なる」違いが奥に潜んでおり、政治の駆け引きで語られていることに疑問を呈している。

自転車などの道路横断に危険を感じる

昨日、スーパーでの買い物帰りメーンストーリーを車で走行中、細い路地との交差点を突然ランナーが真っすぐ前を見て5メートルぐらい前を走り抜けた。30キロのスピードでも急ブレーキをかけてしまった。

昨日の天声人語や今朝のあぶくま抄に載っていたが、携帯を見ながらの歩行、スマホを見ながら自転車走行という危険行動が目に着く。過去に電車内の化粧、地べた座りなど一時問題になったが、今やスマホを見ながら歩きで、こちらで避けなければぶつかってしまう。このような経験をした方は6割というから日常茶飯事のことになっている。歩きスマホは世界中で見られるという。アプリの進化でできた困った現象だ。