ブログ仙岩

各紙のコラムや報道番組、読書の感想、カメラ自然探索など。

震災後いわき産アワビ初出荷

2014-05-31 08:39:32 | 日記
いわき市漁協の試験操業は19日~26日にかけて、四倉、薄磯、江名、中之作、下神白、小浜の6採鮑組合で採取され、小名浜の県水産試験場で蓄養されていたものが、29日原発事故後初めて、県内の卸売場へ52個(約18キロ)のアワビが出荷された。

小名浜魚市場で放射線物質検査を行い、検査下限値未満で、昨日30日に朝の競りにかけられた。

育ち具合や大きさも申し分ないもので、どのような値がつくか心配であるが、一昨年は勿来、昨年は四倉で海開きが行われ、近海のホッキガイやタコなどが操業に加わり、風評払拭には時間がかかるが、多くの海水浴への来場などから安心な魚介類の食生活へと進んでいると思う。7月からイワシやサバなども追加操業されるという。いわきの海の幸がだんだん身近になってきている。

写真は四倉の漁場で、江之網湾とその先が蟹洗い海岸で磯遊びで岩を返すとタコがギョーと出てて驚いたことを思い出す。

楢葉町住民来春以降に帰町へ

2014-05-30 10:40:28 | 日記
全住民が避難している楢葉松本町長は29日、平成27年春以降の住民帰還を目指すことを発表した。20キロ圏内で初の帰町は素晴らしいことだ。

今わが町の住宅地除染実施中で、きれいに除草し除染して頂いた我が家は先月12日午前中に終了した。しかし、除染で除草してもらおうと放置した宅地は2日も3日かかっている。今年3/8大熊町じじい部隊日夜奮闘のように、住民の手による除染は帰還を早めることを述べた。

楢葉町の県内避難者いわき5,772人、会津331人など4,462人、茨城229人、東京155人、千葉135人など1,037人で、町は殆んど除染は終わり、津波被災地を除いて電気ガスなどのインフラ整備は復旧しており、JRも広野から竜田まで今月10日試運転して運航に支障のないことが確認されている。住民の帰還を待つだけとなっている。

しかし、隣り広野町の帰還の現実は3割で、同じ年齢層の男性38%に対して子育ての女性は半分の18%という。

2011.3.15最高の放射能線量で、4/5のいわき市四倉、平、勿来の測定値から、8日半減期のヨウ素が大部分でも、子育ての女性には受け入れてもらえない。楢葉町は帰還して人の手が入ると除染が進み、空間線量はどんどん下がる。道の駅でも警察活動や、木戸川のサケの遡上にも熱が入ると思われる。

楢葉町帰還住民の皆さんに2012.11.18撮影楢葉町下小塙から見たシンボル郭公山、北田から見た西の山並みと東の田んぼ除染、木戸川ヤナバの下に群がるカモメの画像から、故郷を思出して頂きたく写真4枚を載せました。ご覧いただければ幸いです。


輝く心の花言葉を持つ厄介なカタバミ

2014-05-29 10:49:35 | 日記
カタバミやスイパなど幼少時道端に咲いている葉をもぎ取り噛むとクエン酸や酒石酸を含むので酸っぱい味がする。カタバミ科の多年草で全世界に分布している。茎葉は緑色または紫紅色で春から秋にかけて黄色の五弁花をつけ、ホウセンカと同様に遠くへ種を飛ばすロケット発射台に取り付けたロケットのような実をつける。

この種子をつつむ外側の皮は大きくならず、内側の皮は細胞分裂で種子と合わせて成長しやがて、圧縮が限界に達し内側からはじけ、人の手が除草(根が深く伸びて厄介)で触れると外側の皮を破って反転遠くへ種子が飛び散る。更に、袋の中に充満していた粘着物質が種子と一緒に飛び散って人の靴や衣服に付着、最新型のロケっても顔負けのシステムで子孫を反映している。

カタバミの名は夕方遅くうす暗くなると、ハート型の三枚葉が閉じ、真上から見ると中心から正三角形の頂点まで線になり、側面から見ると片側が欠けて見え食べられた「片喰み」と呼ばれることからで、放射冷却により熱を逃がさないために、葉ばかりでなく花も閉じる。特に日中でも冷え込むと花を閉じてしまうが、夜の葉は軒下や他の植物の下になると閉じない。葉花は閉じたり開いたりと常にエネルギーや資源の節約に励んでおり、テレビをつけっぱなしで寝てしまう人や水を出しっぱなしで洗い物をする方には耳が痛い話しであろう。

このように倹約家のカタバミは「黄金草」の別名を持っているが、コガネムシは金持ちだのような本当の金持ちということではないらしい。

2万通の感謝レターを頂いたシューズ会社

2014-05-28 08:19:29 | 日記
28日今朝ラジオ柿沼郭、大久保彰絵アナの司会、6時台「ビジネス展望」法政大坂本光司教授で、2万通のサンキューレター届いた香川県の従業員60名中小企業シューズ製造会社の話題であった。

何時も楽しみに聞く坂本教授プロヒィールを補足すると、1947年静岡大井川町生まれ、法政大大学院政策創造研究科、イノベーション・マネージメント教授、ストリートデザイン研究や各種顧問、中小企業研究奨励賞受賞している経営学者である。

クツが合わない老人や足の不自由な方が困っていることを知り、左右の大きさが違うもの、高さが違うものを手作りして届け、買った人には誕生日に届くように心から会社として祝う、ネッカチーフとかハンカチをプレゼントして添えているという。

サンキューレター2万通で1万通を読ませてもらったところ、このシューズを履いた姿を見てくださいなどで、レターは会社のスタッフのモチベーションを高めているという。しかし、プレゼントしなければ倍の利益が上がるはずなのにそうはせず、業績も右肩上がりで、これから日本企業の生き残る道は物売りだけでなく、サービス精神の真心を売る会社が成長していくと結んでいた。