ブログ仙岩

各紙のコラムや報道番組、読書の感想、カメラ自然探索など。

長野フィギュア羽生結弦驚異の322.40

2015-11-29 09:06:28 | エッセイ
フィギュアスケートGP最終戦、NHK杯の第2日目は11月28日、長野市で男子フリープログラムが行われ、SPで106.33世界最高得点を出し首位に立った羽生結弦が216.07点をマーク。合計322.40点となり優勝した。フリーでの200点超え、そして総合得点の300点超えは世界初の記録を打ち立てた。

羽生は冒頭の4回転ジャンプ2つを軽々と飛び、後半の4回転-3回転、3回転-1回転-3回転などの連続ジャンプも見事に成功。この日は全てのジャンプを成功させる離れ業を見せ、次元が違いますとコメントするほどだった。

演技のあと、羽生は「応援という大きな力をもらいました。皆さんのおかげです」とコメント。点数について、「まだ信じられないです。スコアは本当にびっくりしましたが、カナダからNHK杯まで、本当に血の滲むような、辛い練習をしてきたので、周りの方々、サポーターの皆さま、カナダのクリケットのリンク、生まれ育った仙台のリンク、全てに感謝したい」と興奮気味に話した。

そして、「緊張したんですが、名古屋のオリンピックと言い、言い直して長野のオリンピックがあったリンクで滑ることで、自分自身にプレッシャーをかけて、絶対王者と言い聞かせてやっていた。ハードな練習でも、ケガをしないでこれた自分の体、ケアしてくれた先生たちに感謝し、これ以上の演技ができるよう練習を積んでいきたい」と、表彰台へ軽くジャンプして上がった姿で練習の度合いを感じた。

いやテレビを見ていて鳥肌が立った。2位金博洋(中国)、3位無良崇人(日本)

女子は宮原知子が203.11で優勝、2位コートニー・ヒックス(米国)、浅田はミスが重なり182.99の3位に終わり、GPファイナル12月のバルセロナでの期待がますます高まった。



無告の人を読んで

2015-11-28 11:09:24 | エッセイ
風のあとさきエッセイスト大石邦子の「無告の人」。写真は今朝ラジオ体操後いわきで撮影。

晩秋の陽の深く差し込む部屋で、前田新さんの詩集「無告の人」を読んだ。詩集を読みながら涙を流したことは初めてかもしれない。広辞苑によると「無告」とは、自分の苦しみを告げるところのないこと。頼りとするところのないこと。また、その人。とある。

「あたしは母を無告の人にして生きてきた」と書く前田さんの、これは万感の思いをこめた鎮魂の詩集である。亡母に捧げる死を巻頭に、感度の五章から成っている。

前田さんのことは高校の時から知っていた。お会いしたのは後のことだが、私より5歳年長で、いつも笑顔を湛えていた。どんな人にも誠実で、お母さんを無告の人に等と信じ難いが、それほど母と子の生活は厳しいものだったのだと思う。

彼は書く、母は「地主の家に生まれ、貧農の私の父に嫁ぎ、わずか3年死なれ」その後、海軍の父の弟と再婚。義父は戦死、彼は二人の父親を知らない。母は女手一つで農家を守り、一人息子の彼も小学生の時から毎朝4時の起こされ馬の餌の干し草刈に出されてもくじけない性格に感動している。

高校卒業したら必ず家を出ると決めていたが、祖母の懇願で大学を諦め、農業を守り25歳で町会議員に、17年前脳梗塞で倒れ半身不随でも・・・会社を興し・・執筆を欠かさず書いた10冊目の詩集という。

もうすぐ師走、不義理を重ねながら、月日だけが飛ぶように過ぎてゆく。喪中のはがきを19日投函し、自分の周りに無告の人がいないかと。

今朝の毎朝便り長野県小谷村から

2015-11-27 09:13:44 | エッセイ
11/275時台毎朝ラジオ小谷村(おたりむら)からの案内で、車を降りて3時間歩いて着く風景明媚な自然の村で文化生活から離れた山の中での生活をしていると。小野田寛郎さんが福島県塙町での自然の中での生活と似ており、日本の原風景を体験できる緑と雪と温泉の村で、自然生活のNPOも活躍と。

小谷村は長野県の北西に位置し、中央を姫川が流れ信濃国と越後国を結ぶ千国街道の経由地として栄え、越後との境界紛争などがあり、1958年 南小谷村・中土村・北小谷村が合併して小谷村が発足した。

村の東部は、妙高戸隠連山国立公園を含み、雨飾山など頸城山塊にあたる標高2000m前後の山がそびえ、西部には中部山岳国立公園を含む、白馬連峰の標高2500m前後の山がそびえる。戦前には金鉱山の地蔵鉱山が存在した。

静岡-糸魚川構造線上にあるため、村は峡谷型の地形、脆弱な地質条件であるため、地すべり、山腹崩壊等の土砂災害が発生しやすく、過去に幾度も大規模な被害に見舞われている。

全面積の88%を森林が占め、耕地は3%弱と圧倒的に森林が多い。また、栂池高原という高原も広がる。