ブログ仙岩

各紙のコラムや報道番組、読書の感想、カメラ自然探索など。

「一切なりゆき」を読んで

2019-01-31 05:57:46 | エッセイ
昨日の福島民報「あぶくま抄」に、女優樹木希林さんが昨年9月に亡くなり、4か月余りたつ。その言葉の数々が今も人々を魅了する。県内の書店でも売り上げ上位となった。

「わたしはつねに個人的にものを考える」「しっかり傷ついたりへこんだりすれば、自分の足や幅になる」。確固とした哲学があり、良きも悪しきも受け入れる。ひょうひょうとしているようで、時に厳しい。凛とした生き方に、読者は思わず引き寄せられる。

2015年秋、福島県内の中学校で「あん」が上映、ハンセン病の元患者を演じ「ハンセン病の患者のように隔離されて、つらい思いをしながらも生きている人がいる。頂いた命の尊さを考えて大事に生きてほしい」と語った。

第1章生きることの中に、「モノがあるとモノに追いかけられます」「私に縁のあった人達、皆キラキラしてほしい」「絶対こうでなければいけないという鉄則はない」「欲や執着があると、それが弱みになって、人がつけ込みやすくなる」いい言葉だね。オレオレにひっかるような人です。「統計なんていうのは、わたしは全然しんじてないの」「人は死ぬと実感できれば、しっかり生きられる」「子供は飾りの材料にしない方がいい」・・・・など、中でも大好きな言葉は「おごらず、他人と比べず、面白がって、平気に生きればいい」や「求めすぎない。欲なんてきりなくあるんですから」など、いいですね。

我が家小松菜などのジュース

2019-01-30 06:10:04 | エッセイ
毎朝夕に頂く、我が家の野菜ジュースには、スーパーの緑の薄い小松菜と違って黒々とした濃い緑色のもの、親戚から頂いたターサイ、ネギ、美味しい菜、白菜、ブロッコリーにミカンニンジンりんご等が入ったジュースです。

排便の色は、緑色ポイですが、24~72時間で出たもので、口から肛門まで、約7.2mの道のりで、生活習慣や病気のリスクがわかるもの。普通食事で排便の理想の色は茶色の水分と食物繊維を適当に含んだバナナ状の黄褐色、ある意味で便は健康データを示す塊りでもある。

平均寿命と健康寿命の差は男で9年、女で12年あるという。排便回数は1年で、100~1000回と大きく差はあり、体調不良のサインは便の色や硬さに表れる。赤い色がつくと、痔か大腸がんの可能性がある。

暴飲暴食や黄だん、貧血では緑色に、これは胆汁が腸内で旨く再吸収されないからで、乳幼児ではミルクが影響することもある。

こげ茶色は便秘で周3回以上便が出ないときで、便の中の毒素が腸内から血液に入るからで、その結果肌荒れなどを引き起こす。

軟便は気にする必要はないですが、水っぽいときは細菌感染が疑われるから、排便の色は健康維持のためにも自分で把握することが必要です。慶大清明先端科学研究准教授福田真嗣先生より。

絶望名言・・金子みすゞ

2019-01-28 09:21:04 | 問題
今朝4時からラジオ「明日へのことば」で、絶望名言金子みすゞの詩集の紹介が頭木弘樹聞き手川野一宇アナを聞いた。

「わたしがさみしいのに友だちはわらっている・・・」から始まって、頭木さんは20代で難病にかかり、入院して痛みを知るのは自分だけであると共感していた。みすゞは父の書店で本を読み、童謡がすきであった。

明るい方へ 明るい方へ 一つの葉でも 陽のもるとこへ やぶかげの草は

明るい方へ  明るい方へ はねはこげよと 灯のあるとこへ 夜とぶ虫は

明るい方へ  明るい方へ 一分もひろく 日のさすとこへ 都会(まち)に住む子らは

暗いところにいるから、あかるい方へとさみしさの願望がにじむと・・・

結婚して一人の娘を生み、浮気の夫から淋病で入院、26歳の若さで1930年3/10服毒自殺した。

東大の入試にもでた雪を、「上の雪はさむかろな、下の雪はおもかろな、中の雪はさみしかろな・・・と多角的に見た気持ちの詩」、代表は、「わたしと小鳥と鈴と」わたしは両手をひろげてもちっとも飛びないが、飛べる小鳥はわたしのように地面を早く走れない・・・このように、陰陽、裏表、草や土の立場でものを見ている。