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40才以上の引きこもりに明りを

2015-01-23 09:48:19 | エッセイ
2011.2/3クローズアップ現代で30代のひきこもりは70万人というが、それを支える親の高齢化である。

また、大人のひきこもりの著者池上正樹氏のトークを聞いて、40代以上のひきこもりは100万人、しかし、家事手伝いなど含まれていないからもっと多いという。

1962年生まれの池上さんは、日大新聞学科卒業後、通信社を経てフリージャーナリスト、痴漢冤罪や東日本大震災の取材など活躍している。

人前に出るのが嫌で、親に頼るイメージが強いひきこもりは、金がない、働きたいがその場所がないからで実態は逆の現象である。職場ではゆとりがなく脱落、セクハラなどで排斥され、一旦失敗すると再就職の場がない。39才までは支援しているが、ハローワーク求人でも空求人広告で40代以上の政策がない。また、恥と思う家族はひきこもりを隠し、生活保護も受けずに餓死してしまう。

秋田県藤里町では、ひきこもりに就労の導入として遊びの場を提供したら誰も来なかった。それで、就労の場を作ると113人いたひきこもりの半数以上が職に就いた。これは自治体として参考になる例であると。

引きこもりをサポートするにも見下した感じではダメで、ひきこもり大学では夜の散歩学や、本人が声を出していいという当事者の声を聞き流すのでなく聞きとめることが大切と。


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