ブログ仙岩

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強く生きる鹿島の一本松

2014-03-11 08:59:23 | 日記
3/11今日震災3年目、朝刊に南相馬鹿島右田浜には数万本の松林があり、一本だけ残り未だ生き続けている写真が載った。陸前高田の一本松は有名、しかし枯れてしまいいま残るのは防腐処理した幹に複製した枝葉である。

鹿島地区では、日本ボーイスカウトシニア大会が行われ、私も隊長として参加しており、その時初めて、請戸と同じように河川に漁港があることを知り、右田浜の松林のようすが思い浮かぶ。また、2011.7.31新地津波被災姪の相馬で葬儀参列の時、鹿島6号国道近くに船が横倒しになっていた。56人の犠牲者を見守った松の木であり、強く生きることを教える姿に勇気が湧いた。

また、原町萱浜で被災し亡くなった稲作新川広美さん86、相撲大好きトシ子さん86、父子2代行政区長政広さん66が「あなたを忘れない43」に載った。地震後地区公会堂で住民と対話、車で帰宅途中三人は津波に呑まれトシ子さんだけが未だ見つからないと政広さん弟が話す。

同じ地区の今田さんのことは昨夜NHKスペシャル「被災地、こころの軌跡~遺族たちの歳月~」でも放映していた。娘を抱きかかえて津波に揉まれたが、気が付くと一人その後7人家族の6人を失い、震災翌年娘の小学校卒業証書を愛娘の机の席で受け取った一人残った今田さんの姿は忘れられない。


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