国重要無形民俗文化財「相馬野馬追」は武家文化を受け継ぐ伝統行事として知られ、神旗争奪戦、甲冑競馬などは現代の呼び物となっている。
しかし、江戸時代に描かれた、作者不明のこの屏風にはそれらが描かれていない。南相馬市博物館。
明治維新や太平洋戦争という大きな時代転換で、明治や戦後に始まった行事で、それ以前の江戸時代の相馬氏が主催していた野馬追は、今とは異なる形の行事であった。
かっての野馬追は、そのまま裸の野馬を追い鎮守妙見に奉納、野馬懸で終了するものであった。1/20福島民報より。
この二そうの屏風は右から左に順を追って描かれている。写真は横並びを縦にしたもの。
相馬、原町、太田、小高、標葉の各郡からの出陣を左上には妙見が描かれている。という仙岩の見解です。
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