ブログ仙岩

各紙のコラムや報道番組、読書の感想、カメラ自然探索など。

穴原温泉

2021-04-06 05:01:26 | 旅行
ふくしまの温泉、飯坂温泉の奥で摺上川を渡るとすぐにある穴原温泉には、過去に、皮膚にいいと聞いていたので、下の娘が、湿疹ができて、治したい一心で、穴原温泉に連れて行った。
娘は嫌だと言って泣き叫び、無理やり湯に浸したが、後で、水疱瘡と分かり、湯に浸ってはダメなことをしてしまった。
その温泉には「面白い藤太の湯」の伝説がある。藤太は大ムカデ退治の豪傑で、乙姫様迄登場して話を盛り上げ、穴原温泉が出来た由来で終わる。効能には、鎮静、疲労、神経、痔などに効く弱アルカリ性です。4軒の宿があり、日帰りにはもってこいの温泉ですね。温泉に入ったのは娘の時だけで、宿の上にある堤の撮影に2度ほど行ったことがある。写真はY屋の展望大浴場。福島民報Timeより。

歴史の街に満開の彩り

2021-04-05 05:09:59 | 旅行
3.11で石垣の崩壊、戊辰戦争白河口の戦いの歴史の街小峰城には約180本のソメイヨシノが満開を迎えている。
薄桃色の花が市民の憩いの場を華やかに彩る。福島民報より。
東北DCの特別企画として30日までライトアップ、花明かりと城跡がつくる17日の桜まつりでは夜桜とランタンの共演が楽しめる。
桜祭りは、滝桜、鶴ヶ城、夜ノ森と開かれているが、それと相まって、クラスターが発生、QRコードメデアを利用し感染防止に役立ててほしいものだ。

大石邦子の海に向ってを読んで

2021-04-04 04:53:25 | 旅行
先日、完全自粛中の私に、友人郡山のカメラマン・須賀武継さんの最新刊「浜通り」のプレゼントがあった。
私は何気なく表紙をめくって、一瞬息をのんだ。見開きの何と美しい海!あまりの美しさに涙が出そうになった。
ここに収められている全ての写真は、3.11震災前の浜通り・13市町村の景色なのだという。いや景色ばかりでなく、四季の行事や、今となれば悲しい人々の姿も写っている。
しかし、美しさに魅せられて写真を撮り続けた須賀さんも、まさか数年後、あの震災に襲われようとは夢にも思っていなかっただろう。
あれから10年、写真に生きる故郷を被災地の人々に見せてあげたい。どんなに懐かしく、悲しく、あるいは元気を取り戻せるかもしれない。
一人で出歩けない地理に疎い私は、「民報年鑑ふくしま365日」の別冊情報誌で、北は新地町から南はいわき市まで、浜通り13市町村を覚えた。
コロナが治まったら、一度祈りを以って浜通りの海をめぐってみたい。大和田新さんから、震える思いで、若い命を終えた人々の最後の姿も知らされた。何もできなかった私はもどかしかった。
一度、あの海に向って掌を合わせたいとずっと思ってきた。この写真集を見て、その思いはさらに募った。友人が必ず連れて行ってやると言ってくれた。私は友人がいなければ生きてゆけない。
その被災地の住民として、会津の方がこれほどまでの思いでいてくれることに感謝であり、目の前に迫る津波は昨日のように思われる。津波にのまれて助かった人、姪のように亡くなった人の苦しみは計り知れない。あと10年後にはどうなっているのか。