主は生きておられる! 第4回
「正しい人のために死ぬ者は、ほとんどいないであろう。善人のためには、進んで死ぬ者もあるいはいるであろう」(ローマ5:7)。
ここで言う正しい人とはどんな人でしょう?正直で真っ直ぐで、規則にきちんと従う人でしょうか?しかしそのような人には、柔軟さや優しい憐れみの心がちょっと不足していることがあるかもしれません。
次の、善人とはどのような人でしょう?正しい人ですが、それに徳性が加えられた人です。親切で慈悲深く、他人に憐みを施す人でしょう。そのような人を助けるためには、犠牲的な精神を表す人がいるかもしれません。
「しかし、まだ罪人であった時、わたしたちのためにキリストが死んで下さったことによって、神はわたしたちに対する愛を示されたのである(ローマ5:8)。
どれほど驚くべきことでしょう。私たちの希望が失望に終わらないのは、聖霊が私たちの心の中に、神様の愛を注いで下さるからです。イエス様は、私たちがまだ弱かった時に、罪人だった時に、約束通り、不信心な者のために死んで下さって、そのことを聖霊を通して強調し続け、私たちに希望を与えて下さいます。失望させられるような状況の中にあっても、主の約束によって望みを持つことが出来るようにされたのです。
これが真の福音です 第19回
皆さん、イエス様は、私たちと同じ人性を持っておられました。そして、遺伝的に悲惨なものを受け継いでも、それにも関わらず、私たちが経験する全ての誘惑にさらされながら、イエス様は、罪に勝利されたのです。イエス様は、聖書にある通り、「すべてのことについて、わたしたちと同じように試錬に会われた」(ヘブル4:15)のです。「すべての面で試練に会われた」のです。
皆さん、質問いたします。試練や誘惑を受けることは罪ですか、罪ではないでしょうか。このことは、午後にもう一度説明いたします。皆さん、私たちに罪を犯す可能性がなければ、それは試練とは言いません。このヘブル書を見れば、イエス様がどのような人として来られたかを知ることができます。