田舎ではお節句などの年中行事は旧暦で行います。
例えば、七夕は8月に入ってからです。
カレンダー通りに7月7日が七夕まつりをすれば、梅雨はまだ開けていないので夜空を見上げても天の川を見ることはできないでしょう。
でも、8月には日本中で夜空の星を臨むことができるでしょうし、爽やかな風に笹竹の飾りも気持ちよく揺れる光景を目にすることができるでしょう。
3月3日の桃の節句も4月になりますから、それまでは雛飾りは飾っておきます。
今年は春が早くて桃の花も随分早く咲きましたが、通常は4月の声を聞く頃に開花するように思います。
我が家でも、先日やっと雛壇を解体し連れ合いと一緒に飾りを片付けたのでした。
これで雛人形たちは、来年の春まで暗い押入れの中で過ごします。
『家族やお客様を楽しませてくれてありがとう』
『忘れかけていた大切な事を思い出させてくれてありがとう』
『また来春 会いましょう』
雛飾りを出していたスペースがガランとなり、家の中が広くなった感じがしました。
その広くなったスペースに今まで座敷の隅に置いていた私の机を持ってきました。