「エーッ!この色にするのー 」



「アバンギャルドだね!」
※ “アバンギャルド” とは「先がけ」「前衛」「革新的」の意。ファッションでは大胆かつ独創的なデザインを指して使用される。
と、塗り始めた塗料の色を見て連れ合いは叫びました。
焦げ茶を塗っていた昨日は何も言わなかったのですが…
別に "大胆かつ独創的” な濡れ縁にしたかったわけではなく、ただただ経費を抑えるために手持ちの余ってた「ガーネット」色の塗料を使っただけです。

以前、本棚をのせる台を作った際には「ガーネット」がいいアクセントになっていて自分では気に入っていたのですが…

広い面に塗ると「ガーネット」は主張しすぎで “大胆かつ独創的” な濡れ縁になってしまいました。

…連れ合いに言われる前から、
『何か趣味の悪い旅館みたい』
とは薄々感じてはいたのです。
「ガーネット」を塗り終えた時にはすでに、
『さて、この上からどんな色を塗り重ねようかな…』
と考えていたのでした。