一鉄草魂  鉄道風景と乗車記 

美しい信州の風景を五感で感じながら
日本の鉄道風景を求めて・・・

「花嫁のれん」に乗るvol.1

2021-11-10 14:45:00 | 七尾線
「花嫁のれん」は、娘の幸せを願って嫁ぎ先に渡される嫁入り道具の一つです。
婚礼当日に花嫁は嫁ぎ先に提げられた暖簾をくぐり嫁入りする風習です。



全席指定席で、特急列車として金沢 - 和倉温泉間を直通運転し1日2往復の運行です。
外装は北陸の伝統工芸である輪島塗り・加賀友禅・金沢金箔などをイメージしています。



デザインコンセプトは「和と美のおもてなし」を基にして3人がデザイン担当をしています。
近鉄「しまかぜ」をデザインした山内陸平監修、井上昭二デザイナー、山本俊治クリエィティブ-アートデザイナーです。



車体前面の貫通扉の埋め込み、行先表示器があった部分にはLEDの前照灯が設置されています。
アテンダントは、和倉温泉の旅館「加賀屋」の社員1人と加賀屋で研修を受けた2人が乗務します。



前面の貫通扉部分と側面の中間部分には加賀水引をイメージしたロゴマークが描かれています。
これは「和と美」「北陸の伝統文化」を表現しているそうです。

撮影日 2021.10.23 09:55 金沢駅



加賀百万石を感じる

2021-11-09 14:45:00 | IR石川鉄道
10月第4週の土曜日は新幹線で金沢へ行って来ました。
北陸地方の金沢、富山近辺では主力として活躍する521系。



七尾線用の側面帯を輪島塗の漆をイメージした茜色の1000番台。
七尾線電化30周年のヘッドマークをラッピングしていました。



特急サンダーバードの683系4000番台も停車していました。
大阪までを結ぶ特急ですが、長野からも金沢経由の方が早くなりました。



そして今回、金沢に行った理由はこの観光列車に乗車するためです。
2015年10月デビューのJR七尾線の特別急行「花嫁のれん」



乗り場は金沢駅4番線。北陸を代表とする観光列車としての位置付けです。
キハ48形2両を改造した専用車両を使用し、定員は52席です。

撮影日 2021.10.23 09:45 金沢駅



新高岡駅弁…2種

2021-11-08 14:45:00 | 全国の駅弁
新高岡駅には「ますのすし」販売から110年が経過した「源」の売店があります。
そこで「海鮮美食」1,200円と「有磯海」1,000円を購入しました。



まずは「海鮮美食」の包みを開けてみましょう…。
枡の蓋を開ければ色んな種類の魚介類がカラフルに彩る海鮮丼のよう…。



七彩押し寿司で帆立、はらみ、ます、ぶり、かに、玉子、甘えび。
流石に100年以上を誇る源の押し寿司は逸品の弁当です。



次は「有磯海」の包みを開けてみましょう…。
今年4月29日に発売された新商品のようですが、こちらも彩り豊か。



日本海の天然のいけすと言われる富山湾の海の幸。
白えび・ホタルイカ・紅ズワイガニなど富山の美味しい食材をいかした逸品です。
両方とも奥さんと分け合って夕食に頂きました。

撮影日 2021.10.02 新高岡駅弁 源「海鮮美食」「有磯海」 

新高岡駅の風景

2021-11-07 14:45:00 | 北陸新幹線(長野経由)
2015.3.14に北陸新幹線の長野 - 金沢間延伸と同時に開業しました。
城端線としては1956年の林駅以来59年ぶりの新駅設置になります。



駅舎の外には2016年の石工作品コンクール受賞作品があります。
富山の街並み、立山連峰をバックにW7系の緻密な石細工です。



駅には富山湾鮨の大きなオブジェが飾ってありました。
これは富山駅にもありましたが、実に良く出来ていました。



高岡開帳400年の記念に制作された記念碑が置かれています。
加賀前田家2代目前田利長の「銀鯰尾形兜」を模した高さ4mの高岡大兜です。



圧倒的な存在感のある大兜は高岡商工会議所ビル前ポケットパークにあったようです。
それを移設して新高岡駅のシンボルとしてランドマークになっています。

撮影日 2021.10.02 11:53頃 新高岡駅

ベル・モンターニュ・エ・メールに乗るvol.7

2021-11-06 14:45:00 | 観光列車乗車記
ほろ酔いセット1,550円を予約しておきましたので、直ぐに提供されました。
貸切状態の列車で頂く、富山湾の海の幸で一杯はサイコーです。



昼前から呑むお酒は「成政」。これが海の幸と相性バッチリでした。
この日、紅ズワイの身は何杯分いただいたことになるのでしょうか…。



沿線ではベル・モンターニュ・エ・メール51号でも手を振ってくれた方々。
折り返しのベル・モンターニュ・エ・メール52号でも。こちらも大きく手を振ります。



そしてプチ富山湾丼セット3,000円が着丼しました。
同じ日ですから乗っている魚は、ほぼ同じですが一番値の張る食事です。



コリコリとした白身、甘い白エビ、引き締まった身の紅ズワイ。
プチプチのイクラ、旨味の多いホタルイカの沖漬けの逸品です。



あっという間に「べるもんた」は新高岡駅に到着しました。
もう少し時間に余裕があると最高のキハ40の観光列車「べるもんた」
午後は長野で用事があるので、新幹線で帰郷します。終わり。

撮影日 2021.10.02 11:27 べるもんた車内、新高岡駅

ベル・モンターニュ・エ・メールに乗るvol.6

2021-11-05 14:45:00 | 観光列車乗車記
城端駅での停車時間は20分ほどでベル・モンターニュ・エ・メール52号は発車します。
その間に城端駅での「べるもんた」の勇姿を撮影します。



タラコ色との並びも、いつまで見ることが出来るのでしょうか。
車齢からすると引退してもいい歳ですが。いつまでも走って欲しい・・・。



折返しは私達夫婦と、51号に乗ってきた男性1人の3名だけの乗車。
貸切状態で発車して行くベル・モンターニュ・エ・メール52号でした。



折返しの指定席の窓枠は額縁風にデザインされ最大幅2.52mです。
まるで鮨屋さんのカウンターに座るかのよう・・・。



べるもんたの車内では予約なしでも日本酒やビールが楽しめます。
水の旨い富山では銘酒も数多く、富山湾の幸と良く合います。



当日、ネタに余裕があればプチ富山湾鮨セットも注文出来ます。
ただし予約した方が優先なので、提供される時間は遅くなります。

撮影日 2021.10.02 10:42 ベル・モンターニュ・エ・メール52号車内

ベル・モンターニュ・エ・メールに乗るvol.5

2021-11-04 14:45:00 | 観光列車乗車記
片道だけのベル・モンターニュ・エ・メールの旅は短かすぎるので往復します。
城端駅で「べるもんた」のイメージ写真を撮ろうと模索…。



色々な駅名標があるので、それを活用して「べるもんた」を…。
木造平屋建桟瓦葺の駅舎はキハとよく似合う。



こちらの駅名標は反射が強くて難しい…。
それでも「べるもんた」を意識しながらアングルを決めます。



桜の綺麗な駅としても有名ですが、まだ紅葉シーズンには早かった。
そんな桜並木とキハの横顔にも惚れてしまいます。



青い空が広がってきたので、キハの上半分を強調して1枚。
この秋の観光列車の乗り鉄旅はいつも天気に恵まれています。

撮影日 2021.10.02 10:35 城端駅

ベル・モンターニュ・エ・メールに乗るvol.4

2021-11-03 14:45:00 | 観光列車乗車記
約40分のベル・モンターニュ・エ・メールの旅はあっという間に終わりです。
ベル・モンターニュ・エ・メール51号は城端駅に到着しました。



一緒に乗車していた年配の団体客は観光バスに乗換えて行きました。
五箇山へでも行くのでしょうか。城端駅は頭端式の終点です。



明治30年に中越鉄道の駅として開業。平成31年に駅舎が改修されました。
キハ40、キハ47が良く似合う昭和時代を思わせる駅と風景です。



昔はこんな列車交換の風景が日本全国で見られました。
タブレットの交換をして単線を、それぞれの方向へ発車して行く・・・。



2016.8月にこの城端駅を訪れていますが、少し綺麗になった感じです。
しかし、駅前には何もなく駅舎内に観光案内所があるだけ・・・。

撮影日 2021.10.02 10:27 城端駅

ベル・モンターニュ・エ・メールに乗るvol.3

2021-11-02 14:45:00 | 観光列車乗車記
事前予約したセットが発車後20分してやっと提供されました。
ぷち富山湾鮨セット2,100円。あら、赤鰈、鏡鯛、紅ズワイ、白エビの5貫。



「富山湾の宝石」と呼ばれる白エビと、紅ズワイ蟹のお造り1,800円です。
揺れる車内で写真を撮るのは毎回必死の作業です…。



富山湾鮨とお造りは事前予約で車内ですし職人さんが握ってくれます。
が、乗車時間があと20分しかない!気忙しくて味わう感じがもっと欲しい。



砺波駅では、たった一人の方がホームで乗客にご挨拶です。
ありがとう!こちらも大きく手を振ってお返しします。



田園地帯が広がり散居村が見えて来ると城端駅ももう直ぐです。
44分の乗車時間は短か過ぎて、じっくり味わうという気にはなれませんでした。



それでも、揺れる車内で鮨やお造りを提供してくれた職人さんに乾杯!
べるもんたの高岡駅入線を早めて職人さんの準備時間を長くするとベターかな。

撮影日 2021.10.02 09:55~10:20 べるもんた車内

ベル・モンターニュ・エ・メールに乗るvol.2

2021-11-01 14:45:00 | 観光列車乗車記
この日は富山県のレベル3が明けたこともあり団体客が半分で9割の乗車率。
まずは車内を見て回りしょう。小さな売店コーナーには処狭しと並んでいます。



おかずのり、おかず味噌。白えびが入っていい酒の肴になりそうです。
原材料を見ると、富山県と北海道の合作といったところでしょうか。



ゆず塩ポン酢、白えびポン酢。これからの季節の湯豆腐に合いそう・・・。
海洋深層水の焼塩を使ってあるそうで、食してみたいところ。



とやま鮨の造りしょうゆ、これは値段からみても高級な醤油です。
ししゃも焼きちんみも珍しいです。これをアテに富山の純米酒もいい・・・。



と思ったら、隣に超特選大吟醸「銀盤」が置いてありました。
ひやおろし「成政」も。やや辛口のこの酒は美味いと思います。



そして南砺干柿を使ったバウムクーヘンもあります。
車内でお酒を飲めない方はコーヒーとお菓子という選択もありです。

撮影日 2021.10.02 09:42 べるもんた車内