今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

屏風浦五岳山 誕生院 善通寺 その2<西院>(香川県善通寺市善通寺町 3-3-1)

2022年08月18日 | 神社・仏閣
訪問日 令和4年5月28日

屏風浦五岳山 誕生院 善通寺 その2<西院>
四国八十八カ所第75番札所
真言宗善通寺派総本山
和歌山県の高野山、京都府の東寺と共に弘法大師三大霊場に数えられる

総面積約45,000㎡に及ぶ広大な境内は、「伽藍」と称される東院、「誕生院」と称される西院の東西二院に分かれている
金堂、五重塔などが建ち並ぶ「伽藍」は、創建時以来の寺域
御影堂を中心とする「誕生院」は、弘法大師が誕生した佐伯家の邸宅地にあたる

仁王門(登録有形文化財)
西院(誕生院)の正門
現在の建物は明治22年(1889年)の再建



「遍照金剛閣」の扁額



仁王像(金剛力士像)






金剛力士像は南北朝時代・応安3年(1370年)の製作






参拝者にとって仁王門は一礼して通過するだけで仁王像に注目する人は少ない
仁王像とにらめっこをして写真を撮っている姿が異常に見えるのか視線が気になる(笑)
<他の寺では職務質問を受けたこともある>






観智院 (塔頭寺院)
大同2年(807年)弘法大師の創建






本尊:十一面観音菩薩は子安観音



弘法大師像



親鸞堂
昭和28年(1953年)建築
浄土真宗の開祖、見真大師親鸞を祀る






木造の親鸞坐像(別名:鎌田の御影)が安置されている
親鸞聖人の師である法然上人が参詣した善通寺に自らも訪れたいという願いを果たせず、その願いを込めこの木像を送られたと伝わっている



護摩堂(登録有形文化財)
現在の建物は昭和15年(1940年)の落慶
不動明王坐像を安置し、その正面に護摩壇を設けており、諸願を祈祷する「護摩」の修法が行われる



訪れた28日はお不動さまの縁日で護摩堂ではその準備が行われていた






興味があったので覗いてみようかと思っていたが、信仰心がない者が居ても迷惑かと思い止めた



閻魔堂
昭和33年(1958)再建



閻魔王など13体は宝永2年(1705年)北川運長によって製作



鐘楼



ほやけ地蔵堂
昭和15年(1940年)建築



「地蔵堂」の扁額



ある人が子供の頬やけ(あざ・やけどの痕)の治癒をこの地蔵菩薩に3年間お願いしたところ、きれいにとれた
このことが評判となり、あざや病気の平癒に功徳のある「ほやけ地蔵」として信仰を集めることとなった



地蔵堂の周囲に並ぶ多くのユニークな地蔵尊






ここでも自分に似ているものを探した(笑)



御影堂<大師堂>(登録有形文化財)
御影堂のある誕生院は、弘法大師空海が生まれた佐伯家の邸宅跡に建てられた寺院
江戸時代まで独立した寺院として善通寺全体を監督、管理していた
現在の建物は天保2年(1831年)の建立



「御影」とは、真言宗では弘法大師空海の姿を指し、御影堂奥殿の厨子内には秘仏「瞬目大師(めひきだいし)像」を祀る



「弘法大師御誕生所」とされている



御影の松



稚児太子



国鉄四国総局殉職者慰霊碑「聖観世音菩薩」



聖天堂
現在の建物は、平成16年(2004年)に上棟・再建されたもの



歓喜自在天を祀る



遍照閣
昭和59年(1984年)の弘法大師1150年御遠忌の事業の一環として建立された研修道場
昭和61年(1986年)3月に落慶法要






パゴダ供養塔(ビルマ戦没者慰霊塔)
昭和45年(1970年)8月15日建立



正覚門
昭和53年(1978年)建設






救済橋
昭和53年(1978年)建設
駐車場利用者はこの橋が入口となる




撮影日 令和4年5月28日

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