訪問日 令和4年5月28日
屏風浦五岳山 誕生院 善通寺 その1<東院>
四国八十八カ所第75番札所
真言宗善通寺派総本山
和歌山県の高野山、京都府の東寺と共に弘法大師三大霊場に数えられる
総面積約45,000㎡に及ぶ広大な境内は、「伽藍」と称される東院、「誕生院」と称される西院の東西二院に分かれている
金堂、五重塔などが建ち並ぶ「伽藍」は、創建時以来の寺域
御影堂を中心とする「誕生院」は、弘法大師が誕生した佐伯家の邸宅地にあたる
南大門(登録有形文化財)
南大門は、東院(伽藍)の南に位置する善通寺の正門
現在の建物は日露戦争戦勝を記念して明治41年(1908年)に再建されたもの
高麗門と呼ばれる形式で造られており、高さは9.7m
善通寺の山号である「五岳山」の扁額
境内図(東院)
境内図(西院)
五重塔(重要文化財)
基壇から相輪までの高さが約43mの五重塔は、国内の木造塔として3番目の高さを誇る
創建以来いくたびかの倒壊、焼失により再建を繰り返し、現在の五重塔は、4代目となり明治35年(1902年)に完成した
密教思想の中心的存在である五智如来(五仏)が安置されている
一般的な木造多層塔とは異なるふたつの特徴
1 五層、すべての階の天井が高くつくられ、人が立って歩けるようになっている
2 善通寺の五重塔の心柱は、地面(基礎の礎石)から浮いている「懸垂工法」
毎年、ゴールデンウィークには1階と2階の内部が特別公開されている
法然上人逆修塔
逆修塔とは、死後の往生をねがって生前に自らが建立するもの
法然上人は讃岐に配流になった際、敬慕する弘法大師空海の誕生地である善通寺に参詣した
足利尊氏利生塔(善通寺市指定文化財)
尊氏・直義が、暦応元年(1338)、南北朝の戦乱犠牲者の菩薩を弔い国家安泰を祈念
国ごとに一寺・一塔の建立を命じたことに由来する多層塔
五百羅漢
東院の塀の内側に五百羅漢が安置されている
近くにあったものから自分に似ているものを探した(笑)
釈迦堂(登録有形文化財)
現在の建物は江戸時代・延宝年間(1673~1680)建立で、もとは西院(誕生院)の御影堂
天保2年(1831年)の御影堂新築にあたり現在の場所への移転された
仏教の開祖である釈迦如来と十大弟子を安置している
木造釈迦如来坐像は江戸時代の製作(作者は未詳)
金堂(重要文化財)
創建期の建物は、永禄元年(1558年)の兵火によって焼失し、元禄12年(1699年)に再建されたもの
善通寺の本尊:薬師如来坐像
御室大仏師・北川運長の製作で、元禄13年(1700年)に完成
像高は3m 桧材による寄木造
上層の「大宝楼閣陀羅尼」の額は有栖川宮幟仁親王の筆
鐘楼
佐伯祖廟
弘法大師の父・佐伯善通卿「佐伯明神」と母・玉寄御前「玉寄明神」を祀っている
東院遠景(左から 金堂・釈迦堂・五重塔)
東院から西院に向かう(次回に続く)
撮影日 令和4年5月28日
屏風浦五岳山 誕生院 善通寺 その1<東院>
四国八十八カ所第75番札所
真言宗善通寺派総本山
和歌山県の高野山、京都府の東寺と共に弘法大師三大霊場に数えられる
総面積約45,000㎡に及ぶ広大な境内は、「伽藍」と称される東院、「誕生院」と称される西院の東西二院に分かれている
金堂、五重塔などが建ち並ぶ「伽藍」は、創建時以来の寺域
御影堂を中心とする「誕生院」は、弘法大師が誕生した佐伯家の邸宅地にあたる
南大門(登録有形文化財)
南大門は、東院(伽藍)の南に位置する善通寺の正門
現在の建物は日露戦争戦勝を記念して明治41年(1908年)に再建されたもの
高麗門と呼ばれる形式で造られており、高さは9.7m
善通寺の山号である「五岳山」の扁額
境内図(東院)
境内図(西院)
五重塔(重要文化財)
基壇から相輪までの高さが約43mの五重塔は、国内の木造塔として3番目の高さを誇る
創建以来いくたびかの倒壊、焼失により再建を繰り返し、現在の五重塔は、4代目となり明治35年(1902年)に完成した
密教思想の中心的存在である五智如来(五仏)が安置されている
一般的な木造多層塔とは異なるふたつの特徴
1 五層、すべての階の天井が高くつくられ、人が立って歩けるようになっている
2 善通寺の五重塔の心柱は、地面(基礎の礎石)から浮いている「懸垂工法」
毎年、ゴールデンウィークには1階と2階の内部が特別公開されている
法然上人逆修塔
逆修塔とは、死後の往生をねがって生前に自らが建立するもの
法然上人は讃岐に配流になった際、敬慕する弘法大師空海の誕生地である善通寺に参詣した
足利尊氏利生塔(善通寺市指定文化財)
尊氏・直義が、暦応元年(1338)、南北朝の戦乱犠牲者の菩薩を弔い国家安泰を祈念
国ごとに一寺・一塔の建立を命じたことに由来する多層塔
五百羅漢
東院の塀の内側に五百羅漢が安置されている
近くにあったものから自分に似ているものを探した(笑)
釈迦堂(登録有形文化財)
現在の建物は江戸時代・延宝年間(1673~1680)建立で、もとは西院(誕生院)の御影堂
天保2年(1831年)の御影堂新築にあたり現在の場所への移転された
仏教の開祖である釈迦如来と十大弟子を安置している
木造釈迦如来坐像は江戸時代の製作(作者は未詳)
金堂(重要文化財)
創建期の建物は、永禄元年(1558年)の兵火によって焼失し、元禄12年(1699年)に再建されたもの
善通寺の本尊:薬師如来坐像
御室大仏師・北川運長の製作で、元禄13年(1700年)に完成
像高は3m 桧材による寄木造
上層の「大宝楼閣陀羅尼」の額は有栖川宮幟仁親王の筆
鐘楼
佐伯祖廟
弘法大師の父・佐伯善通卿「佐伯明神」と母・玉寄御前「玉寄明神」を祀っている
東院遠景(左から 金堂・釈迦堂・五重塔)
東院から西院に向かう(次回に続く)
撮影日 令和4年5月28日
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