本日のタイトルは長いですね、でもそれなりの理由があります。蔵の街喜多方市には、土蔵の蔵以外に、数多くの煉瓦造りの蔵があります。それらは今回産業遺産群として、経済産業省の遺産群の原案に入っています。県内では、常磐炭鉱関連と、八茎鉱山跡、そして喜多方の煉瓦製造関連遺産です。市内には煉瓦造りの煙突が数多く見られます。蔵の街ガイドを務めます私は本日秋田県の日本海側、○○市の地域行政連絡員協議会の皆さんを案内して、表記の登り窯をはじめ煉瓦蔵群を案内をしてきました。市内4200棟余りの蔵の内、煉瓦造りの蔵が100棟余りあります。その煉瓦を焼いていたのが、明治23年開設といわれる樋口家の登り窯です。現在は十連式、十段の登り窯です。間口、4,5m奥行18mです。現在は火入れは、殆どありませんが、喜多方の煉瓦蔵の建造に大きく寄与しました。すぐ近くの三津谷の煉瓦蔵群、五戸の集落だが各戸共複数の蔵、煉瓦蔵があり、異国情緒あふれる雰囲気を味わえます。市内に入り上町の吉川商店のレンガ蔵、商品蔵として現在も活用されてます。金田商店の煉瓦造りの店蔵、市内に数店有る煉瓦蔵の一つ、老舗の洋品店。若喜商店の煉瓦蔵、最も初期に建てられたレンガ造の蔵、築100年縞柿の蔵座敷が有名、(国登録有形文化財)。駅前にはレンガ蔵の喫茶店もあります。等など現在も多くのレンガの蔵が活用されてます。その多くは当時の煉瓦職人田中又一氏と弟子達の努力によるものと思われます。木骨煉瓦造建築は煉瓦製造職大工、左官職等の工夫研鑽により、他の地域に例を見ない喜多方式の蔵の建造物として、北方式木骨煉瓦造が生まれ、今に残されています。煉瓦関連施設へどうぞご来訪お待ちしてます。℡0241-24-5200観光課誘客係へ。