得さんのページ

喜多方発・・・蔵の街の地域情報を主に発信します。観光・歴史・文化・催しその他等。

喜多方発・灯篭は方角を知らせる道標。

2010-01-03 17:43:30 | Weblog
蔵のまち、喜多方から、

今朝も少し積雪がありましたが、日中は晴れ間もあり庭のゆきは消えたのですが、少し、小雪が舞ってます。寒さはそれほどではありません。

本日も初詣の続きです。寺社に在る石灯篭の笠の下の火袋をよくご覧下さい。
これは昔から、旅人にとっては、方角を知る大切な道標であったそうです。
東西・南北・四面に四通りの穴が在ります。○と三日月・そして□と△です。
東側を向いてる面は○い穴・おてんとう様があがるからでしょうか、
反対側が西で、三日月になります。本日の画像が三日月ですから、西側です。そして南側に□と北側に▽になります。

○はどれも同じですが、三日月は上弦の月あり、下弦の月ありです。対で建ってる時は上弦、下弦を使うようです。□と▽は多少、形に変形もあります。これは石灯篭を建てる時の決まりなそうですが、数百年経って途中で地震などに遭い後から立て直した人が決まりを知らない場合もあるでしょうから、○い窓が必ず東を向いているとは限らないでしょう。

本日の画像は先日画像挿入した市内の北宮諏方神社境内に在る大きな石灯篭です。
笠の上にカエルが数匹乗っているので有名な灯篭です。火袋は8角形ですが、東西・南北にそれぞれ○三日月、□▽、の窓があります。

鳥居の傍にある素朴な四角の石灯篭には宝永年間の建立年号が刻してあり、300年前の灯篭です、大切な文化財だと思います。

昨日は鳥居について記しましたが、石灯篭もそれぞれに歴史を刻んでいます。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿