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喜多方発・愛なき人生は暗黒なり 蓮沼門三

2012-12-27 16:57:03 | Weblog


蔵のまち、喜多方から

日中は小雪が舞う程度でしたが、夕刻から降り出しています。

今朝は冷え込みました6時過ぎですが我が家の前で-6℃を越えてます。

   喜多方市山都町相川 藤沢から福寿草の里へ向う道路際に愛汗苑が在り愛汗之碑が建っています。

   人よ醒めよ醒めて愛に帰れ 愛なき人生は暗黒なり 共に祈りつつ
   すべての人と親しめ    わが住む郷に  一人の争ふ者もなきまでに

   人よ起きよ起きて汗に帰れ 汗なき社會は堕落なり
   共に祷りつつ すべての人と働け わが住む里に
   一人の怠る者もなきまでに            門三

先日は「八重の桜」喜多方紀行で、添川廉斎と瓜生岩子を紹介しましたが、本日は喜多方生まれの偉人
蓮沼門三を紹介します、 (はすぬまもんぞう)明治15年(1882)~昭和55年(1980)享年98歳

社会教育の先駆者  東京府師範学校在学中に同志とともに修養団を設立し主幹として70余年にわたり
日本の社会教育の形成・発展に尽くしました。

昭和35年(1960)永年にわたる社会教育の功により藍綬褒章を授与される
昭和47年(1972)90歳 喜多方市名誉市民第1号となる。

 ●雪の中で生まれる  明治15年2月22日未明、母モトは、夫の実家である田中家へ旧正月の挨拶を終えて
  帰り道、陣痛が激しくなり、相川村の道路わきで吹雪の中、門三を産み落としたという、

 ●師範学校に入学、寄宿舎に入ると、そのあまりの汚さにおどろき、寄宿舎をきれいにすることを思い立ち、
  毎朝みんなより早く起き、夜は消灯後に、寄宿舎の廊下、便所、自分の部屋の雑巾がけを始めた、それも
  ただ一人で黙々と実行し、雑巾をしぼった時、腫れ上がった手の甲が破れ鮮血が噴出し、バケツの水を赤く
  そめても、雑巾がけをつづけた、この門三の姿にうたれ、共鳴する者が増え、いつしか全寄宿生が一体となって
  美化清掃を行うようになった。

    喜多方市のホームページには現在のSYD(修養団)の活動・社会教育の先駆者  蓮沼門三に関する
    ページがあります、どうぞ皆さんご覧になってみてください。


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