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喜多方発・(北方)の藤樹学。

2008-07-31 17:57:24 | Weblog
蔵の街・喜多方から、昨日市内に於いて藤樹学についての勉強会が開かれました。私も参加しましたので、本日は藤樹学について、記してみます。資料の一部は昨日の講師・沢井清英氏の資料からの引用です。
「藤樹学」とは中江藤樹の学説を祖述しまたはその系統に属する学派・・と広辞苑にあります。中江藤樹は1608年現滋賀県高島市安曇川町生まれ、僅か40歳にして病没しますが、中国の古典・朱子学から陽明学、そして藤樹学を樹立した近江聖人と称される学者です。
藤樹学は直弟子や多くの継承者により受け継がれ発展してゆきます。
北方における藤樹学の由来は、若松の町医が京都に登り、中江藤樹・直弟子の淵岡山(ふちこうざん)に学び、帰郷後、小荒井村(北方)の矢部惣四郎に伝えたことからはじまります。多くの門人に受け継がれ広くこの喜多方の地で藤樹学は学ばれそして実践されてきました。
1700年代頃は武家社会(街)若松に対する北方人の人たるゆえんは藤樹学にあり。と多くの町人・農民が講座に集いました。清座(せいざ)と言う。その数160ヵ所を数えたといわれています。その教えの一つに「五事を正す」とあります。

         「五事を正す」
 貌(ぼう)― 和やかな顔つきで人と接し
 言(げん)― 思いやりのある言葉で話しかけ
 視(し) ― 澄んだ目でものごとを見つめ
 聴(ちょう)ー耳を傾けて人の話を聴き
 思(し) ― まごころを込めて相手のことを思う。
私も五事を正すべく努力します。  現在も喜多方には藤樹学の勉強会(清座)や講習会はいくつか有り、それぞれに活動しています。

本日の画像は、8月2~3日盛大な祭礼が行われる「お諏方さま」オスワサマの大鳥居から神社を観たところです。

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