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喜多方発・・・蔵の街の地域情報を主に発信します。観光・歴史・文化・催しその他等。

喜多方発・山崎新湖について。

2010-03-16 18:07:55 | Weblog
蔵のまち、喜多方から、

一日中弱い雨が降っていました、寒さはあまり感じません、自転車に乗って町へ行く時に後ろからパトカーに「自転車に乗ってこうもり傘を使うのは危険です。自転車を降りてください」 と言われてビックリしました。こうもり傘をたたんでそのまま自転車で町へゆきました。

本日も新宮城跡ワークショップの続きです。先日のワークショップには会津坂下町教育委員会の吉田博行先生の、会津坂下町の古代から中世についての講演もありました。陣ガ峰城跡その他についてです9世紀~10世紀の遺跡が坂下町にも数多く在るそうです。現在も遺跡の調査は続けられています。陣が峰城跡は国指定の史跡になっています。

その時話に出たのが表記の山崎新湖です。これは比較的新しい話ですが、400年前慶長16年(1611)会津地方を大きな地震が襲いました。震源地は会津盆地の北西部、西縁に沿って走る会津活断層系が原因です。いろんな記録を見ても大変な被害が出ています。山崩れにより村が完全に埋まれ民家や田畑、そして多くの人命を奪いまいた。その時に新宮熊野神社の長床も倒壊しています。新宮の下流にある山崎は阿賀川・日橋川が合流して外へ流れでる場所ですが、下流側が隆起して出口を失った水がたまって大きな湖が出来ます。湖はどんどん広がってゆき会津盆地の米所が水没します、集落が移転し街道が迂回します。藩では排水工事を行いますが、数十年にわたり湖は存在したようです。

本日の画像は喜多方から会津坂下町へ行く途中の阿賀川に掛かる新しく出来た、会青橋ですが、この橋のかなり上流までが水没して山崎新湖の中に入ってたであろうと言われています。会津坂下町の青津集落のかなり南方に、西青津集落が在ります。元は青津の西に在ったのですが、水没して集落全部が移転を余儀なくなれた名残なそうです。

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