マクロス外伝大本営 新統合軍極東太平洋軍管区司令部

マクロスやロボット大好きなブログです。二次創作などを主にやります。

公式ではなく非公式です。

第61話 帰還する男

2017-11-17 20:47:56 | マクロス外伝 ダブルフェイク
終戦間もない地球統合軍欧州方面軍パリ司令部に救難ヘリがやってきた。
UH-60改、アスチュート級潜水艦に搭載されていた艦載機である。

川島春華「大尉殿もうそろそろ地球統合軍欧州方面軍パリ司令部防空エリアに入ります。」
地球統合海軍.アスチュート級救難ヘリパイロット.川島春華.少尉

マスター「もう入るのか?まぁ・・・・川島少尉、ここまで俺を運んでくれて感謝する。」

川島春華「別にいいですよ、これは私の仕事でありますから。」

そのUH-60改に乗っていたのはマスターである。
川島春華少尉などの護衛の兵士と共に欧州方面軍パリ司令部に来た。
マスターはここまで乗せてくれた川島に感謝する。
生きてこうして還る事ができたのだから。

モントゴメリー「潜水艦に乗っていたらしいな。」

ジョルジュ「えぇぇアスチュート級反応潜水艦に救助されたそうで。」

モントゴメリー「どうりで見つからないわけだな。」

UH-60改の姿を確認し通信を行うと、モントゴメリー以下欧州方面軍司令部は取り扱いに協議した。
無論、マスター救出関連なので受け入れる事を決定。
戦闘がなかった第89ヘリポートに離陸するように許可をした。

ラーナ「マスターは生きているんですか?」

「生きているそうだ、上からの報告でピースファング大尉の知り合いの方は第89ヘリポートに向かうようにと・・・」

ラーナ「そうですか・・・・ありがとうございます。」

ラーナは警務官からマスターが生きており、ヘリでこっちに来ている事と第89ヘリポートに向かうように伝えられる。
マスターが生きている事を知ったラ-ナは歓喜し皆の元へ向かう・・・・
生きていた・・・・行方不明になっていたマスターが生きていた。
まるで神様がくれた奇跡かのようであった。

フェアリ「マスターが生きている?」

ラーナ「生きているのよ、マスターが。」

フェアリ達の所に戻ってきたラーナはマスターが生きていると報告する。
第89ヘリポートにマスターを乗せたUH-60改止まっていてそこから降りて来るなど。
それを聞いたらフェアリ達も歓喜する。

ゼブラ「生きていたんだな。」

フェアリ「生きていたのよ、本当によかったと・・・」

ゼブラ「あぁ」

ゼブラとフェアリは抱きつきながらマスターの生存を喜んだ。
マスターと出会い人生が大きく変わった二人、その事もあってかマスターの生存報告はここにいる誰よりも嬉しいのだ・・・・
生きていればこれからももっといろんな話ができると・・・・

ランメル「良かったですね。」

ナタルマ「あぁ・・・」

ランメル「あっ・・・・・・目から・・・・」

ナタルマ「言うな・・・・ゴミが入っただけだ・・・・・」

マスターの生存報告を聞いたナタルマは少し涙を流しながら喜ぶ。
想い人であるマスターが生きているのは、ナタルマにとっては最高な気分・・・・
泣く程嬉しい事である・・・・・・・

ラーナ「さっそくマスター達に会いに行かなくては・・・・」

ラーナを始めとする面々はマスターと再会するため第89ヘリポートへ向かう。
早くマスターの顔を見たい・・・・・
早くマスターに会って抱きしめてあげたい・・・・ラーナはそう考えていた。

川島春華「大尉殿、そろそろ司令部より指定された第89ヘリポートへ着陸しますよ。」

マスター「そうか・・・・すまんな・・・・」

川島春華「いえいえ先程言ったでしょ、仕事ですからと・・・・・」

マスター「あぁそうであったな。」

マスターはそろそろ着陸するUH-60改の中で川島と会話していた。
終始川島は性格を変える事なく、親しく話してくれて面白かった。
そして同乗していた護衛の兵士も・・・・・

いよいよ第89ヘリポートに着陸しようしている。

ジェシカ「?」

川島春華「私はロンドンの残存部隊救難ヘリ隊所属川島春華です、救難者を助けたので届けに来ました。」

ジェシカ「あっどうも・・・・・」

第89ヘリポートにはジェシカなどがいた、ここで警備しており怪しい人がいないか監視していた。
仮眠を取っていたので、これからマスターが戻って来る事は全然知らなかった。
突然、ヘリの来訪に驚いた。

ヘリが止まると川島らが降りてきて自己紹介と要件を言った。
そしてメイン主役の登場・・・・・・・・・

川島春華「大尉殿どうぞ、こちらへ。」

マスター「マスター・ピースファング大尉奇跡の帰還を果たした。」

ジェシカ「大尉......」

UH-60改からマスターが降りる。
それを見たジェシカは驚いた・・・・マスターが生きていると・・・・
信じられないと・・・・・・・・・・

マスター「待たせたな・・・・ラーナは元気か?」

ジェシカ「元気よ・・・ちょっと待ってね・・・・・ラーナ!皆大尉よ大尉が帰ってきたわ!」

ジェシカはマスターを確認すると・・・
こっちに向かって来ているラーナにマスターが帰ってきたと報告しにいく・・・・
ラーナは報告を聞くと・・・マスターは無事に帰ってきた、やっと帰ってきたのだと・・・・感極まり泣きながらマスターに抱きついた。

ナタルマ「負けたな・・・・・・・ラーナに・・・・・・・・」

その時の光景を見たナタルマの顔は、負けたなと言う顔をしマスターへの想いを諦めたと言う。
そしてマスター達の第1次星間大戦はこうしうて終える事になる・・・・・・・・
1ヶ月と言う短くも長い戦いがようやく・・・・・・・・・・

かつては敵同士であったが、共に戦い同じ目的を果たした・・・・・・・・・・
失った命は帰ってこいないけれど、今自分達は生きている。
これからの歴史のためにも、子孫・・・次世代のためにも地盤を築き・・・・
更に次の世代に伝えるために・・・・・・人は戦い生きてゆく・・・・
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仇の男の裁判

2017-11-17 19:22:49 | マクロス短編
            【AD.2012年5月3日.マクロスシティ.最高裁判所内】
地球統合政府に参加していない日本国長野を無差別爆撃を実行し、非戦闘員を殺傷した首謀者が見つかった。
ウラジミール・マレンコフ大尉、元反統合派ロシア赤軍所属航空隊に所属していた。
マレンコフ大尉は統合政府につくロシア連邦正規軍と反統合同盟の盟主となった反統合派ロシア赤軍と分かれていた中、アメリカ主導体制の統合政府に反発し赤軍についた。

そして統合戦争が勃発、東アジアはカムチャッカ半島と朝鮮半島.東シナ海が激戦区となる。
ウラジオストクに展開していた反統合派ロシア赤軍は、善戦する統合政府に加わった韓国と台湾.フィリピンを潰す事ともしくは太平洋進出の拠点を作るべく反統合派の日本傭兵などと結託し謀略戦を展開し日本を制圧しようとした。

だが

マレンコフ大尉などの一部の兵士が暴走した、新潟・長野・富山・石川と4か所を襲撃した。
石川と富山は計画されていたが、新潟と長野は独断専行であった。
攻撃は成功、街は大炎上する事になり道中自衛隊と交戦し2機撃墜されるがウラジオストク基地に帰還した。

それが原因で、日本国民の反戦ムードから一転し主戦ムードとなり内閣が倒れる程の騒動になる。
憲法改正し統合政府に加わり反統合同盟を攻撃。
反統合同盟からも造反者が続出し、最終的には2008年のマヤン島事件で崩壊する事になる。
残存部隊が抵抗続けるが、どんどん組織的に小規模程度にまで減少し第1次星間大戦を迎える。

そして地球は壊滅するが、10名程が生き残っていたと言う事が情報局により判明。
直ぐ様、射殺を視野に入れた捜査を開始。
7名程を確認し、3名射殺しマレンコフ大尉以下4名の逮捕に成功した。

望月初芽「さぁ歩きなさい。」

ウラジミール「ほう威勢がいいな。」
反統合同盟.ウラジミール・マレンコフ.大尉

桐原茂義「やめろ!初芽、ここで手を出したら軍法会議で裁かれるのはお前だぞ!」

望月初芽「くそ・・・・」

ウラジミール「ふひひひひひひ」

望月千代の妹.望月初芽は殺意を抑えながらマレンコフ大尉らを連行するが・・・・
マレンコフ大尉に挑発に初芽を殺意が暴走しかける。
それを見た茂義が抑える。

ブランク「望月下がれ・・・・」
新統合軍警務官指揮官ブランク・ガードナー中佐

望月初芽「ハッ・・・・・」

ブランク「桐原行くぞ。」

桐原茂義「了解しました。」

ブランクの命令により殺意が暴走し興奮している初芽を落ち着かせるため別室に向かわせる。
茂義はブランクと共に尋問室に入る。
そして裁判が開始される。

大岡啓介「これより裁判を始める。裁判長である大岡啓介であります、本日はよろしくお願いします。」
新統合軍裁判長.大岡啓介.大佐

そしてここから2ヶ月間の裁判が開始された。
弁護団はウラジミールらを無罪は無理でも無期懲役しようと弁護した。
だが、ウラジミールの被害にあった日系・韓国系の遺族らのウラジミールらを極刑にする事を望む声を聞いた検察官らは死刑にするように伝える。
大岡裁判長以下、6名の裁判官はどう判決するかを協議する。

望月初芽「あんな奴極刑にすればいいのよ。」

桐原茂義「おい、本当の事だとしても言っては駄目だぞ。俺も同じ気持ちだけどさ。」

劉紅花「そうよ。落ち着きなさい・・・・」

望月初芽「はい・・・・・・・・」

初芽はウラジミールらに殺意をずっと抱いていたが、茂義に抑え込まれる。
茂義も新潟空襲で祖父母を失っており恨みは初芽と同じ程持っている。
だから初芽の気持ちが分かる・・・・

だけど、軍としての信用問題になるので本当の事を言ってはいけない。
茂義もウラジミールらを極刑にしたいが、言ってはいけないと分かっているので我慢する。

そしてどんどん裁判が進められてゆく・・・・いよいよ判決が出る日である。

大岡啓介「判決を言い渡す・・・・被告人や傍聴席にいる方心して聞いてもらいたい。」

大岡裁判長らは立ちあがり判決を読み上げようとする。
この場にいる人々は緊張しながら判決が下るのを待つ・・・・・・
極刑か・・・・無期懲役なのか・・・・・・・・・そのどちらかが下る・・・・
果たしてウラジミールらの判決とは・・・・・・・

大岡啓介「ウラジミール・マレンコフ大尉以下3名は死刑。銃殺刑に処す。」

判決が下った、ウラジミール・マレンコフ大尉以下3名は死刑・・・・銃殺刑と・・・・・
護衛の警務官として裁判を見守っていた望月初芽は、家族は帰ってこないが肩の荷が下りた。
確かに復讐した人間を殺しても死んだ人間は帰ってこない・・・・

だが

家族を殺した人間が、自分達の税金でのうのうと牢屋の中で過ごし飯を食う行為が許せない・・・
失った物の代価は加害者に払わせる・・・・・それで引き分けだ・・・・・・・
初芽は心の中でそう思っていた。

そして判決から1ヶ月後・・・・・・・・・・・

          ズダァーン ズダァーン ズダァーン ズダァーン

ウラジミール・マレンコフ大尉以下3名(計4名)の刑の執行が取り行われる。
兵士が一斉に発砲し額に向けて撃つ。

しかし・・・・

ウラジミール「ぎゃぁぁぁぁぁぁ」

「しまった・・・・・首から外れた撃て!」

ウラジミールに向けて発砲した銃弾は頭ではなく腹に当たる・・・・
かなりの激痛に苦しむウラジミールを楽にするべく頭に砲を向け発砲射殺する。
これによりウラジミール以下4名は処断される。

死体は火葬にされ灰はアラスカの海に流されたのであった。
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