ミルが新統合軍に入り士官学校入学前の研修先であるインド洋海洋基地に来てからしばらくの後。
インドにおける演習の2日前。
一人拳銃演習場に入り、拳銃の練習をしていた。
ミル「くっ・・・・」
ダン ダン ダン
ミル「何故・・・当たらないのよ・・・・」
何度も発砲しているが、的には命中しない。
拳銃を両手で持ち発砲しているが、全弾命中しない。
なんでこれ程撃っても命中できないのか・・・・
ミルは不安がるのと同時に慌てる。
ダン
ミル「!?教官・・・・・・・」
望月千代「拳銃を撃つ事の3条件、1つ目.落着きと焦りの混ぜた感情になりバランスを保つ.2つ目.ターゲットを確実に当てると頭に自然に入れ込む.3つ目.相手を必ず殺すと言う事をターゲットによって意識する・・・・ん」
ミル「あっ・・・・・はい・・・・・」
望月千代「後、両手でグリップしてるのはいいセンスだ・・・・だが・・・・隙間が少し相手にいる引き締めろ。この拳銃.国民が650ギャラン(約78000円)の税金を払って軍が購入したこのベレッタPX4ストームサブコンパクト改が泣くぞ・・・メンテナンスも信頼性が高い・・・・ん」
ミル「はい。」
ミルが慌てて撃つ中、いつの間にか千代がいて拳銃を発砲した。
千代が発砲した銃弾は見事、ヘッドショット真ん中であった。
情けない顔をしながら、拳銃を撃ち終わった千代はミルから拳銃を取り上げ。
拳銃の空になったマガジンをリロードし、拳銃をミルに返す。
望月千代「更に言うが・・・・お前の拳銃の撃ち方がなってない、最初教えた時お前は何をしていたんだ?」
ミル「それは・・・・・」
望月千代「授業で聞いていた内容が欠如した、ナイフ教練とCQCは悪くないけど・・・・拳銃の腕前は雑魚以下・・・分かる・・・」
ミル「分かります・・・・・」
拳銃を返した千代はミルをボロクソに言う。
拳銃の撃ち方と立ち位置が違うと・・・・・・
ショックで言葉が出なくなるが・・・・・
望月千代「私の言葉は甘い方・・・・・・・戦場ならば・・・・」
ミル「・・・・・・・・・」
望月千代「その程度では・・・・・・・ミル・・・・・・戦場ではすぐに死ぬ・・・・」
ミル「!!」
望月千代「それが嫌ならば立ちなさい・・・・・・・」
千代の言葉はまだ甘い方、戦場では厳しく死ぬ・・・・
数々の死線を潜り抜けていた千代だからこそ言える言葉・・・・
その言葉にミルは衝撃を覚える・・・・今の自分では死ぬと・・・・
そんなミルが握っている拳銃を正しい持ち方に正す・・・・
そして
望月千代「腰は両足の間で安定させ両肘と両膝は伸ばしきらずに若干曲げて右足は半歩後ろで45度外側へ開き、左足つま先は目標方向へ向ける。体を前へ傾け、目標正面へ・・・・そして撃て!」
ミル「はい」
ダン
ミル「やった・・・命中した・・・」
望月千代「喜ぶな次!」
ミル「はい」
ダン
千代が直に教えた事でどんどんミルは射撃の腕前が良くなった。
どんどん命中率も良くなった。
ミル「教官どうでしょうか?」
望月千代「よくなっている、少し甘いけど1日程度ならば・・・・合格よ。」
ミル「合格・・・・」
望月千代「ミルはやはり私が見込んだだけはあるわ、もっと前へもっと前へ・・・・・」
ミル「はい・・・」
ミルが拳銃が上手くなると最初は不愛想な表情ばかりであった千代が珍しい笑顔を見せた。
その笑顔を始めて見るミル・・・・・・なんとなく親近感が沸いた・・・・
その後ミルは、インドにおける演習ですさまじい活躍を見せ・・・・
これからの自分自身の困難あり笑いあり悲劇ありの歴史を作り出していく・・・
それから6年後・・・・・・・・・・・
【西暦2019年.月面クラビウス基地内部】
月面クラビウスクレーターに建設された宇宙軍基地と市街地。
士官学校を卒業したミルは警務官になり、月面クラビウス基地に勤務し。
軍内部の風紀を守ったり、大統領などの要人警護(武官護衛員)や交通規制などの仕事を行っている。
ミル「若桜準備いい?」
八坂若桜「中尉、こちらは既に準備はいいです。」
新統合軍警務官八坂若桜.少尉
ミル「よし・・・・行くわGO!」
軍内部の一部の強硬派が過激軍事クーデターを起こそうと言う決起のためにホテルにいるとミルは部下を率いて突入していた。
千代譲りと自前の力もあり、部下と共同戦で成績をあげ。
階級は中尉、1個班を任されるほどにまでなっていた。
そんなある日、ミルの班に一人の女性兵士が配属された。
劉夢華「このたび配属されました劉夢華です、よろしくお願いします。」
ミル「よろしく。」
劉夢華「はい中尉殿。」
ミル「ミルでいいよ。」
劉夢華「いいんですか?」
ミル「いいわ。」
後にある事件をきっかけに警務官を辞めARMD級宇宙空母アルタミラのオペレーターになる劉夢華などの部下が配属される。
ミルはこの時、まだ未熟だった頃と逆になったと言う。
不思議な感じ・・・・・・
ミル「人生とは不思議ですね。」
劉夢華「人生は不思議・・・・?」
ミル「ううん、なんでもない。」
ミルは夢華を見て千代が見た自分はこうだったんだろうなと感じる・・・
人生は不思議・・・そう感じてしまう・・
なお・・・・・
千代とは今も交流が続いているが、ある人と結ばれ惑星エデンに永住勤務になったらしい・・・
最近直に会ってないので、いつかあの時のお礼をいいにエデンに訪れたいと思っていた。
インドにおける演習の2日前。
一人拳銃演習場に入り、拳銃の練習をしていた。
ミル「くっ・・・・」
ダン ダン ダン
ミル「何故・・・当たらないのよ・・・・」
何度も発砲しているが、的には命中しない。
拳銃を両手で持ち発砲しているが、全弾命中しない。
なんでこれ程撃っても命中できないのか・・・・
ミルは不安がるのと同時に慌てる。
ダン
ミル「!?教官・・・・・・・」
望月千代「拳銃を撃つ事の3条件、1つ目.落着きと焦りの混ぜた感情になりバランスを保つ.2つ目.ターゲットを確実に当てると頭に自然に入れ込む.3つ目.相手を必ず殺すと言う事をターゲットによって意識する・・・・ん」
ミル「あっ・・・・・はい・・・・・」
望月千代「後、両手でグリップしてるのはいいセンスだ・・・・だが・・・・隙間が少し相手にいる引き締めろ。この拳銃.国民が650ギャラン(約78000円)の税金を払って軍が購入したこのベレッタPX4ストームサブコンパクト改が泣くぞ・・・メンテナンスも信頼性が高い・・・・ん」
ミル「はい。」
ミルが慌てて撃つ中、いつの間にか千代がいて拳銃を発砲した。
千代が発砲した銃弾は見事、ヘッドショット真ん中であった。
情けない顔をしながら、拳銃を撃ち終わった千代はミルから拳銃を取り上げ。
拳銃の空になったマガジンをリロードし、拳銃をミルに返す。
望月千代「更に言うが・・・・お前の拳銃の撃ち方がなってない、最初教えた時お前は何をしていたんだ?」
ミル「それは・・・・・」
望月千代「授業で聞いていた内容が欠如した、ナイフ教練とCQCは悪くないけど・・・・拳銃の腕前は雑魚以下・・・分かる・・・」
ミル「分かります・・・・・」
拳銃を返した千代はミルをボロクソに言う。
拳銃の撃ち方と立ち位置が違うと・・・・・・
ショックで言葉が出なくなるが・・・・・
望月千代「私の言葉は甘い方・・・・・・・戦場ならば・・・・」
ミル「・・・・・・・・・」
望月千代「その程度では・・・・・・・ミル・・・・・・戦場ではすぐに死ぬ・・・・」
ミル「!!」
望月千代「それが嫌ならば立ちなさい・・・・・・・」
千代の言葉はまだ甘い方、戦場では厳しく死ぬ・・・・
数々の死線を潜り抜けていた千代だからこそ言える言葉・・・・
その言葉にミルは衝撃を覚える・・・・今の自分では死ぬと・・・・
そんなミルが握っている拳銃を正しい持ち方に正す・・・・
そして
望月千代「腰は両足の間で安定させ両肘と両膝は伸ばしきらずに若干曲げて右足は半歩後ろで45度外側へ開き、左足つま先は目標方向へ向ける。体を前へ傾け、目標正面へ・・・・そして撃て!」
ミル「はい」
ダン
ミル「やった・・・命中した・・・」
望月千代「喜ぶな次!」
ミル「はい」
ダン
千代が直に教えた事でどんどんミルは射撃の腕前が良くなった。
どんどん命中率も良くなった。
ミル「教官どうでしょうか?」
望月千代「よくなっている、少し甘いけど1日程度ならば・・・・合格よ。」
ミル「合格・・・・」
望月千代「ミルはやはり私が見込んだだけはあるわ、もっと前へもっと前へ・・・・・」
ミル「はい・・・」
ミルが拳銃が上手くなると最初は不愛想な表情ばかりであった千代が珍しい笑顔を見せた。
その笑顔を始めて見るミル・・・・・・なんとなく親近感が沸いた・・・・
その後ミルは、インドにおける演習ですさまじい活躍を見せ・・・・
これからの自分自身の困難あり笑いあり悲劇ありの歴史を作り出していく・・・
それから6年後・・・・・・・・・・・
【西暦2019年.月面クラビウス基地内部】
月面クラビウスクレーターに建設された宇宙軍基地と市街地。
士官学校を卒業したミルは警務官になり、月面クラビウス基地に勤務し。
軍内部の風紀を守ったり、大統領などの要人警護(武官護衛員)や交通規制などの仕事を行っている。
ミル「若桜準備いい?」
八坂若桜「中尉、こちらは既に準備はいいです。」
新統合軍警務官八坂若桜.少尉
ミル「よし・・・・行くわGO!」
軍内部の一部の強硬派が過激軍事クーデターを起こそうと言う決起のためにホテルにいるとミルは部下を率いて突入していた。
千代譲りと自前の力もあり、部下と共同戦で成績をあげ。
階級は中尉、1個班を任されるほどにまでなっていた。
そんなある日、ミルの班に一人の女性兵士が配属された。
劉夢華「このたび配属されました劉夢華です、よろしくお願いします。」
ミル「よろしく。」
劉夢華「はい中尉殿。」
ミル「ミルでいいよ。」
劉夢華「いいんですか?」
ミル「いいわ。」
後にある事件をきっかけに警務官を辞めARMD級宇宙空母アルタミラのオペレーターになる劉夢華などの部下が配属される。
ミルはこの時、まだ未熟だった頃と逆になったと言う。
不思議な感じ・・・・・・
ミル「人生とは不思議ですね。」
劉夢華「人生は不思議・・・・?」
ミル「ううん、なんでもない。」
ミルは夢華を見て千代が見た自分はこうだったんだろうなと感じる・・・
人生は不思議・・・そう感じてしまう・・
なお・・・・・
千代とは今も交流が続いているが、ある人と結ばれ惑星エデンに永住勤務になったらしい・・・
最近直に会ってないので、いつかあの時のお礼をいいにエデンに訪れたいと思っていた。