マクロス外伝大本営 新統合軍極東太平洋軍管区司令部

マクロスやロボット大好きなブログです。二次創作などを主にやります。

公式ではなく非公式です。

第37話 べリル襲来

2017-11-23 22:24:19 | マクロス外伝戦場の遺産
一方、第2次超長距離移民船団メガロード02では部隊の再構築が行われていた。
アレックスを失い指揮系統が無くなってしまったので大隊は解隊されてしまう。
メガロード02船団はそのまま目的地である入植可能である惑星を目指して進む。

クレア「隊長隊長。」

新条祐「クレアか・・・・・」

クレア「いつまで落ち込んでいるんですか?」

新条祐「・・・・・・・」

クレア「もう・・・・・」

裕はアレックスの戦死後、かなり酷く落ち込んでおり食事する時や仕事する時以外はずっと部屋に塞ぎこんでいた。
心配したクレアは裕の部屋に入り心配するが裕は全然振り向きもしない。
クレアはそんな状態であり自身の上官である裕を心配する。
そこまで塞ぎこんでいる裕・・・・どのように言葉をかけたらいいのか分からない・・・

ローラ「ちょっといいかしら・・?」

クレア「あっ・・・どうぞ・・・」

ローラ「どうも。」

オペレーターの最高責任者であるローラが裕の部屋に現れた。
突然のローラの来訪にクレアは慌て吹き、この場を譲る・・・
ローラは険しい剣幕と、体のラインを強調する制服姿で裕の前に立つ。

ローラ「新条・・・新条大尉・・・・・」

新条祐「大尉・・・・?」

ローラ「あなたを大尉に昇進しブレード中隊を編成、メガロード02船団の護衛航空隊の一つを任せます。」

ローラがこの場に来た理由は裕を再編された航空部隊ブレード中隊を任せる事である。
中隊長としてふさわしい階級である大尉に昇進し、これからメガロード02の防空の一手を担わせるつもりである。
これもメガロード02船団長であるウォレス直々の判断である。

新条祐「俺にその役目は務まるのか・・・・」

ローラ「大丈夫よ、今は亡き少佐は裕ならば大丈夫だと言っていたわ。」

新条祐「大丈夫・・・・・・・・・」

ローラ「それにいつまでもへこんでいたら・・・・少佐も浮かばれないでしょ。元気だして・・・」

新条祐「はい・・・」

裕は不安がったが、ローラからアレックスから直々にもし自分が死んだ後に代わりに指揮を取ってくれる人は裕しかいないと話す。
あんまり目立っていないが、アレックスから見れば裕はいずれは部隊を指揮できる男と見ていた。
その事を話していた事をローラが覚えており、それを裕に伝えた。

新条祐「クレア・・・支えてくれるな?」

クレア「勿論です、私はブレード小隊の一員です。隊長には何処でもついていきます。」

新条祐「ありがとう。」

裕はアレックスの遺言を聞いたら息を吹き返すかのように生気を取り戻した。
クレアも裕が元通りになった事を喜んだ。
この後、ケイルも合流するのだがクレアと同様に裕が元気を取り戻した事を喜んだ。

ケイル「隊長が元気を取り戻して初めての出撃っすね。」

新条祐「あぁ」

クレア「この調子でこれからも戦ってくれると、下は安心します。」

裕達は中隊の中で直属であるブレード小隊を率いて出撃する。
新たに編成されたブレード中隊のシャーク小隊.ラブカ小隊などの小隊は他の宙域に展開している。
クレアやケイルは裕が元気を取り戻した事で安心し、笑顔で任務に徹する。
このままでいてくれたらいい、二人はそう思った。

べリル「敵艦隊だと?」

「ハッ我が軍の艦とマイクローンの小型艦と大型艦が航行しています。」

べリル「そうか・・・・・・・おもしれぇな・・・・・・・・・少し脅していくか・・・・」

べリルはヌージャデル・ガーに乗り込むと部下3名引き連れて出撃した。
メガロード02船団は監察軍と違く、マイクローンの艦隊と同胞の艦で編成されている・・・・・
4年前に戦ったマイクローン、何が出てくるのか・・・・・・・・・

べリル「いいか、俺達はマイクローンを挑発しにいく・・・・その後は、本隊を率いてマイクローンの艦隊を攻撃する。」

「サ・エスケスタ・・・・」

攻撃は本格的にするのではなく、前哨戦。
本気で攻撃仕掛けるのはその後であり、今回はお遊び程度・・・・
相手の戦力を探る事である・・・・

ローラ「艦長敵です!!」

ウォレス「なんだと?数は?」

ローラ「数は・・・斥候隊クラス、近くにいるのは新条大尉率いるブレード小隊です。」

ウォレス「そうか・・・・・・・・・・・ブレード小隊には迎撃に出るように伝えろ!斥候部隊は逃すな・・・逃した場合でも、ブレード小隊を責めるな策を打ち立てればいい。」

ローラ「了解しました。」

長距離レーダーで取られた敵姿に入る。(パトロール部隊はその視認やステルス機の探知目的)
近くにいる部隊は裕率いるブレード小隊である。
直ぐ様目標の視認と共に、迎撃し撃退もしくは殲滅せよとウォレスから発令される。

ローラ「ブレード小隊、敵部隊接近中。殲滅してください。」

新条祐「敵部隊ですか?・・・・ブレードリーダー了解。」

ブレード小隊はローラから敵の迎撃命令が出されたので作戦宙域に向かう・・・・・・
一体どんな敵がいるのか・・・・・・・・・

「敵部隊接近・・・・・・マイクローンだ!」

べリル「ようやくマイクローンのお出ましか・・・・・・野郎共・・・・遊んでやれ!」

『サ・エスケスタ』

べリル達もブレード小隊を見つける。
見つけるやいなやスピードを加速しブレード小隊に攻撃をしかける。

クレア「ブレード2エネミータリホー、攻撃準備します。」

ケイル「野郎、いつからブレード2を名乗りやがるんだ!」

新条祐「ブレード3、静かにしろ!」

ケイル「了解隊長まで・・・・・・・・

いよいよ交戦状態に入る両軍は既にぶつかる寸前である。
ケイルが文句言いたそうだが、もうそんな暇はない・・・
もう戦闘は既に始まろうとしているのだから。
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望月初芽のイラスト

2017-11-22 22:46:35 | 日記


オリジナルキャラクターであり望月千代の妹望月初芽を書きました。
容姿モデルはマクロスジェネレーションのパッセルです。
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拳銃の思い出

2017-11-21 15:40:08 | マクロス短編
ミルが新統合軍に入り士官学校入学前の研修先であるインド洋海洋基地に来てからしばらくの後。
インドにおける演習の2日前。
一人拳銃演習場に入り、拳銃の練習をしていた。

ミル「くっ・・・・」

ダン ダン ダン

ミル「何故・・・当たらないのよ・・・・」

何度も発砲しているが、的には命中しない。
拳銃を両手で持ち発砲しているが、全弾命中しない。
なんでこれ程撃っても命中できないのか・・・・
ミルは不安がるのと同時に慌てる。

ダン

ミル「!?教官・・・・・・・」

望月千代「拳銃を撃つ事の3条件、1つ目.落着きと焦りの混ぜた感情になりバランスを保つ.2つ目.ターゲットを確実に当てると頭に自然に入れ込む.3つ目.相手を必ず殺すと言う事をターゲットによって意識する・・・・ん」

ミル「あっ・・・・・はい・・・・・」

望月千代「後、両手でグリップしてるのはいいセンスだ・・・・だが・・・・隙間が少し相手にいる引き締めろ。この拳銃.国民が650ギャラン(約78000円)の税金を払って軍が購入したこのベレッタPX4ストームサブコンパクト改が泣くぞ・・・メンテナンスも信頼性が高い・・・・ん」

ミル「はい。」

ミルが慌てて撃つ中、いつの間にか千代がいて拳銃を発砲した。
千代が発砲した銃弾は見事、ヘッドショット真ん中であった。
情けない顔をしながら、拳銃を撃ち終わった千代はミルから拳銃を取り上げ。
拳銃の空になったマガジンをリロードし、拳銃をミルに返す。

望月千代「更に言うが・・・・お前の拳銃の撃ち方がなってない、最初教えた時お前は何をしていたんだ?」

ミル「それは・・・・・」

望月千代「授業で聞いていた内容が欠如した、ナイフ教練とCQCは悪くないけど・・・・拳銃の腕前は雑魚以下・・・分かる・・・」

ミル「分かります・・・・・」

拳銃を返した千代はミルをボロクソに言う。
拳銃の撃ち方と立ち位置が違うと・・・・・・
ショックで言葉が出なくなるが・・・・・

望月千代「私の言葉は甘い方・・・・・・・戦場ならば・・・・」

ミル「・・・・・・・・・」

望月千代「その程度では・・・・・・・ミル・・・・・・戦場ではすぐに死ぬ・・・・」

ミル「!!」

望月千代「それが嫌ならば立ちなさい・・・・・・・」

千代の言葉はまだ甘い方、戦場では厳しく死ぬ・・・・
数々の死線を潜り抜けていた千代だからこそ言える言葉・・・・
その言葉にミルは衝撃を覚える・・・・今の自分では死ぬと・・・・
そんなミルが握っている拳銃を正しい持ち方に正す・・・・

そして

望月千代「腰は両足の間で安定させ両肘と両膝は伸ばしきらずに若干曲げて右足は半歩後ろで45度外側へ開き、左足つま先は目標方向へ向ける。体を前へ傾け、目標正面へ・・・・そして撃て!」

ミル「はい」

ダン

ミル「やった・・・命中した・・・」

望月千代「喜ぶな次!」

ミル「はい」

ダン

千代が直に教えた事でどんどんミルは射撃の腕前が良くなった。
どんどん命中率も良くなった。

ミル「教官どうでしょうか?」

望月千代「よくなっている、少し甘いけど1日程度ならば・・・・合格よ。」

ミル「合格・・・・」

望月千代「ミルはやはり私が見込んだだけはあるわ、もっと前へもっと前へ・・・・・」

ミル「はい・・・」

ミルが拳銃が上手くなると最初は不愛想な表情ばかりであった千代が珍しい笑顔を見せた。
その笑顔を始めて見るミル・・・・・・なんとなく親近感が沸いた・・・・
その後ミルは、インドにおける演習ですさまじい活躍を見せ・・・・

これからの自分自身の困難あり笑いあり悲劇ありの歴史を作り出していく・・・

それから6年後・・・・・・・・・・・

                          【西暦2019年.月面クラビウス基地内部】
月面クラビウスクレーターに建設された宇宙軍基地と市街地。
士官学校を卒業したミルは警務官になり、月面クラビウス基地に勤務し。
軍内部の風紀を守ったり、大統領などの要人警護(武官護衛員)や交通規制などの仕事を行っている。

ミル「若桜準備いい?」

八坂若桜「中尉、こちらは既に準備はいいです。」
新統合軍警務官八坂若桜.少尉

ミル「よし・・・・行くわGO!」

軍内部の一部の強硬派が過激軍事クーデターを起こそうと言う決起のためにホテルにいるとミルは部下を率いて突入していた。
千代譲りと自前の力もあり、部下と共同戦で成績をあげ。
階級は中尉、1個班を任されるほどにまでなっていた。

そんなある日、ミルの班に一人の女性兵士が配属された。

劉夢華「このたび配属されました劉夢華です、よろしくお願いします。」

ミル「よろしく。」

劉夢華「はい中尉殿。」

ミル「ミルでいいよ。」

劉夢華「いいんですか?」

ミル「いいわ。」

後にある事件をきっかけに警務官を辞めARMD級宇宙空母アルタミラのオペレーターになる劉夢華などの部下が配属される。
ミルはこの時、まだ未熟だった頃と逆になったと言う。
不思議な感じ・・・・・・

ミル「人生とは不思議ですね。」

劉夢華「人生は不思議・・・・?」

ミル「ううん、なんでもない。」

ミルは夢華を見て千代が見た自分はこうだったんだろうなと感じる・・・
人生は不思議・・・そう感じてしまう・・

なお・・・・・
千代とは今も交流が続いているが、ある人と結ばれ惑星エデンに永住勤務になったらしい・・・
最近直に会ってないので、いつかあの時のお礼をいいにエデンに訪れたいと思っていた。
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明日はうますぎ

2017-11-20 22:30:05 | 日記


スパクロにマクロス⊿参戦嬉しいな。
このまま次回の版権スパロボに参戦してもらいたいな~

こんばんわ長田義家です、

明日はうますぎWAVEの放送日です、皆は全裸待機してうますぎWAVEを楽しみにしましょうね。

◆出演者
杉田智知
遠藤正明
相沢舞
寺田貴信
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第36話 絵里と千代

2017-11-20 22:27:25 | マクロス外伝戦場の遺産
                       【西暦2014年.月面アポロ基地.シーアンタレス.オフィス】

義父謙三を慕う将校らがイルミナシオンの扇動を受けてクーデターを引き起こして一時は批難の対象にされた星村家。
謙三の人柄を慕う市民達と部下達の努力あってか、どんどん批難の声は減ってゆく。
激務で外で勤務している夫和也の後ろを基地で守る絵里は、在基地の隊員と共にデスクワークの仕事に徹する。
月面周辺にははぐれゼントラーディや反統合組織はおらず、比較的に平和な時間が多かった。

「では副隊長、自分たちはこれで・・・」

星村絵里「うん、お疲れ様。」

『お疲れ様です』

午後17:00分、勤務終了。
第1期時間の隊員たちは帰宅、第2期が到着するまでの間絵里は引き継げるように少し残業する。
無論、残業手当はつく・・・・
少し眠たそうでありあくびをする、この後は娘達の食事を作り遊び世話係の隊員に選択を任せるなどこの後やる事が多い。
めんどくさいけど、家族のため・・・・・・・絵里は意を決し仕事を進める。

「あの星村中尉。」

星村絵里「ラック、どうしたの?」

「地球のインド洋海洋基地の望月千代少尉から超長距離通信で中尉宛に・・・・」

星村絵里「千代から?どうしたのかしら?」

あくびしながら仕事していると、配下である女性警務官から千代から通信が入っていると絵里に伝えてきた。
一体何の用なんだろうと、超長距離通信室に向かう。
超長距離通信室に入ると、画面には既に千代の姿がいた。

望月千代「久しぶりモーア、ガイアパックで負傷したけど怪我の方はどう?」

星村絵里「別に特に問題ないわよ、少し痛むけど・・・衛生兵(ドク)の診断では問題ないと。」

望月千代「そうなんだ、良かった。」

星村絵里「心配してくれた?」

望月千代「当然です。」

最初の会話はプライベート。
話のネタになったのが絵里の怪我の具合である。
千代はガイアパックで絵里が墜落し重傷を負ったと言う報告を訓練生を指導中に知った。
生死不明な状態であり、千代は心配するが一命を取り留めたと聞いて安心した。

だけど・・・・・この墜落は偶然じゃない・・・・
その背後にはイルミナシオンの影あり・・・

望月千代「でもこの墜落は・・・・」

星村絵里「YES、イルミナシオン・・・・ルミナスグループが関与しているわ。」

望月千代「やはり・・・・・やっぱりそうね、腕のいいモーアが落ちるはずがない・・・・何かある?」

星村絵里「無論。」

ここからやっと本題に入る。
イルミナシオンとルミナスグループの問題。
今回、千代が絵里に超長距離通信をしてまで呼び出したのにはこれである。

星村絵里「私はイルミナシオンに殺されかけました。」

望月千代「それって・・・・」

星村絵里「相手は私を殺すために実弾を・・・・・使ったの・・・それで・・・」

望月千代「落とされたわけ・・・」

星村絵里「うん・・・・」

絵里はイルミナシオンの指揮官であるギャバン・レスタホークに撃墜された詳細を千代に話す。
自分は同じ遺伝子を持つラリアに救われ一命を取り留めた。
新統合軍司令部は撃墜した事を確認したが、今さら中止できないとし実行した事・・・と話す・・・・

望月千代「最悪な話ね。」

星村絵里「そうでしょ。」

望月千代「実働部隊・・・・・そんな物まで・・・」

絵里の話を聞いた千代は実働部隊がいる事に驚く。
諜報部隊だけかと思ったが、まさか実働部隊までいるとは思ってもいなかった。
千代は唇を手の先をつけ、じっくり考え込む・・・・・

星村絵里「私が話せるのはここまで次は千代ね。」

望月千代「そうだった、私と紅葉が経験した事を話すわね。紅葉・・・・」

星村絵里「紅葉?」

大井紅葉「はじめまして情報局の大井紅葉です。」

星村絵里「あっどうも・・・・・・・・」

次は千代の番であり、千代は答えようとするが・・・・
ここで紅葉が登場する。
なんたって、イルミナシオンを追っている情報局の工作員であるから。
紅葉は千代と共にインドやインド洋海洋基地で起こった出来事を話す。

星村絵里「反統合組織を使ってね、インドやパキスタンなどで起こった事件の背後にイルミナシオンか・・・」

大井紅葉「使えなくなったら事故死に見せかけ殺したりしていました。」

望月千代「まぁ私達は特に相手にされてないけど・・・・どうしたの?」

星村絵里「それは不味いよ・・・・千代・・・・」

望月千代「えっ・・・・・」

だけど、情報をすばやく整理した絵里は千代と紅葉にまずいと言う。
一体なんで不味いのかと言う・・・・・

星村絵里「真の目的を隠す場合にそのような騒動を起こして、そっち方面に集中しようとし千代と紅葉を無視していると思うわ。」

望月千代「あっ・・・・」

星村絵里「本命は別にある・・・別の何か・・・・」

大井紅葉「別の何かって・・・・」

星村絵里「それが分かっていたら苦労しないわよ。」

それは別の本命の何かがあると言う事。
一体なんなのかはそれは分からない・・・・ただ気になるのは・・・

星村絵里「メガロード02と03なのよね。」

望月千代「メガロード・・・・」

星村絵里「イルミナシオンの上位組織ルミナスグループが建造していたメガロード級移民艦・・・・それだと思うけど・・・・」

それはメガロード級移民艦02と03。
02は新条達が乗っている移民船団旗艦である。
それが本命だと考えているのは、メガロード01と違い本来のSDF-2メガロードとして建造していた事。
これが本命と考えている根拠・・・・・・

望月千代「それは・・・・」

星村絵里「分からない・・・・・・私にはなんなのか・・・・・」

だけど詳しい事は分からない・・・・
ルミナスグループとイルミナシオンとそれを指示する友軍・・・・
それが絵里が最大に悩む要因である。
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第1次国府台の戦い 小弓公方の終焉と戦後の流れ

2017-11-20 13:17:12 | 短編小説(歴史含む)
北条氏綱率いる北条軍2万名の将兵は江戸川を渡る。
弟.長綱と嫡男氏康らの将や将兵らは緊張感の余り表情が険しい。
勝ち目は見えるが、死の恐怖は完全に払拭できない。
だけど、退路はない・・・・逃げれば末代までの恥・・・・・必ず勝つ・・・

北条軍の兵士は意を決し進む。

                          【下総.相模台】
下総.相模台・・・・・現在の千葉県松戸市。
北条家の上陸に備え椎津以下の小弓公方側の将が布陣していた。
ここはかつて相模台城があり、防御面に優れており陣としても最適である。
北条軍が江戸川を渡河する様子を物見を利用し監視していた。
椎津はいつでも迎撃できるように控えていた。

一方の里見の陣では・・・・

「報告、北条軍現在渡河中。兵力は2万でございます。」

里見義堯「公方様の軍は攻撃したか?」

「殿の予測通り、動きはありません。」

里見義堯「そうか、ご苦労。」

激戦区になるであろう相模台から離れた市川に布陣し情報収集を開始した。
やはり、公方は渡河中の北条軍を攻撃しない。
分かっていた事だが、苛立つ・・・・こんな戦知らずで己の武勇を過信する甘い考えの持ち主である義明と行動を共にしなくて正解だった。
義堯は我ながら自らの選択を称賛した。

遠山綱景「松戸台に陣を張れます。」

北条氏綱「うむ、分かった。」

北条軍2万の兵は松戸台に布陣する。
この松戸台もかつては城であり、防御に適している。
背後には江戸川、逃げるのも難しいまさに背水の陣である。

椎津隼人「想定はしていたが、公方様に使いを・・・・敵は・・・・松戸台に上陸と・・・・」

配下の報告に、椎津は義明に使いを出し。
松戸台に上陸、全軍攻撃を進言するようにと要請した。

しかし

足利義明「椎津に伝えておけ、わしは国府台に敵が来るのを待つ。」

「それは・・・・」

足利義明「いいから伝えておけ!」

「ハッ」

義明は兵は動かさなかった、これを聞いた椎津は落胆するが。
このまま逃げるわけにはいかないので北条軍の前方部隊に矢を射かける。

「美作守様、前方相模台より攻撃!我が軍劣勢。」

笠原綱信「落ち着け!士気と数はこちらが上、焦ったら相手の思うつぼだ!」

「ハッ」

前方部隊が攻撃されると北条軍も応戦を開始。
苦戦を強いられながらも一進一退を繰り返すようになる。
北条軍前方部隊は一気に戦況を有利に進めるべく・・・・

「御所様の 小弓の弱くなりぬれば 引きてみよかし 力なくとも」

と言葉攻撃を実施し、相手を挑発しだす。
挑発し前へ引き出せば、こちらが有利になると・・・
だけどこうもいかない。

「あずさ弓 互いに引くも引かれぬば 運の極みは 天にあるべし」

と言う歌が小弓軍から歌われ、何度も繰り返すが結果は同じであった。

北条氏綱「まだ決着はつかぬのか?」

遠山綱景「ハッ敵側は守りが堅い陣地にて戦っており、我が軍の被害が甚大です。」

北条氏綱「ぬぅ」

一進一退の攻防に痺れを切らした氏綱はいらだっていた。
一気に攻めても戦力の損失が増加するだけであり用意に攻められない。
義明亡き後の空白地域の占領ができなくなる・・・・氏綱は次第に焦り始める。

北条長綱「兄上、それがしが国府台の反対側を攻めて本陣を強襲します。」

北条氏綱「やってくれるのか?」

北条長綱「無論です。」

北条長綱は国府台の反対側から本陣強襲を進言し、氏綱に採用される。
さっそく部隊を率いて反対側から周り本陣を襲う。
まさかここに攻めてくるとは思ってなかった小弓軍は混乱し嫡男足利義純と弟足利基頼は討ち死にする。

足利義明「おのれ北条氏綱め!わし自ら討ち果たさん。」

義明は弟と嫡男の戦死に激怒し突撃を開始する。

足利義明「どけどけ!」

安藤備前「うわぁぁぁぁぁぁぁ」

                                  ザシュ

安藤備前「ぐぎゃぁぁぁぁ」

足利義明「討ち取ったぞ・・・・・どうじゃ・・・これがわしの力じゃ!氏綱よ恐れ入ったか!うわはははははは」

義明は孤軍奮闘の中、北条家武将安藤備前を討ち取った。
返り血で染まった義明は意気揚揚笑った。
なんせ20人を斬り殺している・・・・
それを見る影が・・・・・・・・・・

横井神助「あれが小弓公方足利義明か・・・孤立して討ち取るのが今だな・・・・」

士気を高め孤軍奮闘をしている足利義明を見る武者。
鎌倉幕府の執権を務めた北条氏の末裔で、弓の名手の横井神助。
後北条氏の家臣は鎌倉執権北条氏の末裔が多い事で知られている。
神助は弓を構え、義明に矢を放つ・・・・

「報告、小弓公方足利義明が三崎城代横井神助殿により討ち取りました。」

北条氏綱「そうか、よくやったぞ!後で褒美を取らせよう。」

「ハッ」

足利義明は横井の三人張十三束の強弓で額に三寸(9cm)ぐらい貫通し討ち死にした。
これを知った小弓公方軍は一気に瓦解敗走を開始する。
勢いに乗った北条軍は追撃しつつ後方にいる里見義堯の陣に迫る。

正木時茂「殿、もはやこれまでですな。」

里見義堯「あぁ全軍撤退、安房まで逃げるぞ!逃げて、直ぐに戦力を再編し義明の領土を奪うぞ!」

『おぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!』

里見軍は殆ど被害を受ける事なく、領地である安房まで撤退してゆく。
撤退していく里見軍に、苦戦を強いられている北条軍に止めるすべもなく。
本拠地である相模国小田原城へ退却する。

この戦いで小弓軍は約1000名の兵士が戦死、小弓公方は崩壊を迎えたのである。

                                   【エピローグ】
小弓公方は崩壊し北条軍も戦力を再編、小弓公方の領土を確保。
真里谷信応を追放し、信隆を当主に据えた。
一方の里見義堯はすぐさま空白地域になった義明の領土を確保し、安房.上総の勢力圏を確保する。

後に両者は再び国府台の戦いで激突する事になるのだが別の話。

なお・・・・・

足利頼純「小弓公方足利義明が次男、足利頼純でございます。」

豊臣秀吉「おうおうよく来たな。」

里見氏に保護された次男国王丸は元服し、足利頼純と名乗る。
娘が秀吉の側室になった事で嫡男国朝が喜連川城を有し、国朝・頼純亡き後継いだ足利頼氏は足利義氏の娘義姫と結婚し喜連川氏を名乗る。
この家が江戸時代における足利一族の大名であり、幕末まで存続する。
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ラウラのアルバイト

2017-11-20 00:14:51 | マクロス短編
ラウラがSVF-64アンサーズに配属される前の機種転換センターで学生だった頃の話である。
この頃はバルキリーの実機訓練や白兵戦になった時の訓練が行われていた。
だけど、実際はそれだけでは無い事は以外にも知られてない。

ラウラ「うげぇ・・・・・・・辛い・・・・・・・」

軍人であったラウラであるが、訓練教官である桐原茂人より軍内部のアルバイトをして地球人らしい文化的な仕事の辛さを知っておけと言われ土日は正規軍.PXの売店のアルバイトをさせられる。
こう言う仕事をやらないと、他の地球人と協調する事はないと言うのが理由である。

だけど戦闘種族ゼントラーディ人であるラウラからすれば暇であった。
軍のPXでのバイトはめんどくさい、地球人の軍人のエピソードや名言を知りたい・・・
それと地球で起こった戦いの歴史も・・・・

「おい姉ちゃん、まだかよ。」

ラウラ「えぇぇと・・・・・これで・・・」

「そうだよ、早くやってくれよゼントラーディ人の姉ちゃんよ」

ラウラ「はい申し訳ございません。」

そんな事を思っている程余裕はない。
早く処理しないとどんどん買い物をする軍人達の迷惑がかかる。
ラウラはどんどん仕事をするが、どうも時間が遅れる・・・・

「ラウラくん・・・・商品の配列を頼むよ、レジは俺がやります。」

ラウラ「申し訳ございません。」

仕事が遅いので、同僚が変わりにレジをやりラウラは商品の配列を行う。
屈辱的であるが、できない事は事実・・・・
ラウラは抗う事は正しくないと諦め、素直に商品の配列を行う。

「桐原少佐からアルバイトとしてやとってくれと頼まれた子はどう?」

「返事はいい、流石はゼントラーディ人・・・商品の配列はいいが・・・・接客は駄目・・・レジが遅い計算ができない・・・・だめだめだな。」

「そうか・・・ゼントラーディ人には厳しいのですかね・・・・」

「かもな。」

上司や先輩の会話から、ラウラが接客が悪いとかレジが遅い計算ができないとか散々言われる。
商品配列を行っていたラウラにも聞こえてしまい、その事実にぐっと心が痛くなる。
自分はまだまだ情けない存在、そうラウラは自分自身をそう捉えるようになった。

桐原少佐「うん・・・ラウラの成績は若干落ちたな。」

カゴメ「そうですね、アルバイトをしてからどんどん落ちているように感じますね。」

桐原少佐「あっ・・・・そうか・・・・・」

ラウラはアルバイトしてからか、上司や先輩から散々言われている事を気にしているのか訓練時の成績がどんどん落ちている。
桐原はアルバイトをさせたのもラウラのためだが、肝心の訓練における成績が落ちるのもなんだかなと思った。

桐原少佐「バッカニア君・・・」

カゴメ「はい・・・・」

桐原少佐「君もアルバイトに行きなさい!!」

カゴメ「えぇぇぇ!!」

桐原少佐「これは上官命令である。」

ラウラの気持ちを落ち着かせるため、カゴメを同じPXで働かせる事を決めた。
まぁこれがラウラのためになるならとカゴメは覚悟を決めPXで働く命令を受諾し。
その日のうちにPXで働く事を決めた。

ラウラ「まさか、カゴメまでここで働くとはびっくりだよ。」

カゴメ「これも少佐の命令でね、まぁ親しい人間がいれば気持ち的に楽になるでしょ。頑張りなさい。」

ラウラ「はい。」

カゴメが同じ職場で働く事で、ラウラは笑顔を取り戻していった。
これは桐原の狙いであり、仲間意識の強いラウラに親しい人を同じ場所で働かせる事で士気を高める目的である。
最初にそれを考えなかった桐原は失敗したと後悔した。
その効果もあり数日後。

ラウラ「いらっしゃいませ~」

「!?」

「なんか急に社交的になったような。」

ラウラの意識も変わり始め、社交的になり接客業も良くなった。
それだけじゃない、全然計算もできなかったラウラだがカゴメが来た事で急に出来るようになり始めた。

「最近ゼントラーディの姉ちゃん成長したな。」

「あぁ可愛いし、結構頑張っているな~後。お前はどっちだ?」

「二人もいいけど、くぅぅどちらも捨てがたいぜ。」

利用客のラウラに対する感情も良くなりラウラのファンになる人も増え始めた。
ラウラ派かカゴメ派どっちかがいいと言いあう程であり、店の売上もあがってきた。
上司もほくほくと喜んだ。

「まぁ最初は駄目な子だったけど、やればできるじゃないか。それにうちのPXの看板娘にまで成長するとは、嬉しいもんだな。」

その後も二人はPXでバイトをするのだが、それも終わりを告げる。
ラウラが機種転換センターを卒業しARMD級宇宙空母アルタミラ所属.SVF-64アンサーズに配属される。
無論、働いていたPXはカゴメと共に辞める事となる。

「ラウラちゃんとカゴメちゃん辞めたそうだな、残念。」

「二人とも良かったのに、一気に華が消えたな。残ったのは、田舎臭のあるイモい兄ちゃんばかりだし。」

「本当だな。」

この事もあり、利用客はラウラとカゴメが辞めた事によりPXで買い物をする率が減り。
基地内食堂を利用する事になる。
なお基地内食堂には若い綺麗な女性兵士が勤務しており、それ目当てであると・・・・・

「あの二人が辞めてから、収入は以前より少し減ったな。」

「店長暇ですね。」

「・・・・・・せめてこのイモッターズの顔が良ければな・・・・」

「店長・・・正直それは傷つきます。」

店長はラウラとカゴメが辞めた愚痴を客がいない時に吐く。
二人には正直辞めて欲しくなかったが、本来の任務じゃないからしょうがないと思う・・・・
されどな・・・・と店長は永遠に愚痴を言い続ける。

それから20年後

吉野朝灯「バイトですか?母さん。」

ラウラ「ねっバイトして、稼いでね。軍隊入るんでしょ、それやらないと衛生兵としての受験はしちゃだぁぁめ♪」

吉野朝灯「姉さん二人にも言ってなかったけど、なんで私だけ・・・・」

ラウラ「一応顔つきは私に似ているから・・・ね

吉野朝灯「はぁ・・・」

三女である娘.朝灯にも受け継がれる事になる。
ラウラ的にもこのアルバイト経験は自分の歴史の重要な1Pだったようである。
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第62話 それぞれの道 第1章ファイナル

2017-11-19 23:52:58 | マクロス外伝 ダブルフェイク
    【終戦から1ヶ月後、4月11日新統合軍欧州方面軍パリ司令部タヴェルニー空軍基地】
第1次星間大戦が終わった。
地球統合軍残党と政府機能の生き残りとゼントラーディ軍残留部隊を統合し新統合政府とその軍事組織.新統合軍が成立した。
そんな状況下でゼブラやフェアリ.そしてナタルマ隊の面々はマイクローン化し復興が進む統合軍パリ基地預かりになる。
新統合軍に進むか、民間人としての道に進むかに迫られている。



                  キィィィィィィィィィィン

熊谷伍長「戦争は終わったんだが、月にいる家族に会える状況じゃないな....早く会いたいな。」

バルキリーが離陸する中、熊谷は月にいる家族に会いたいと言っている。
熊谷は単身赴任であり地球にいた、この前家族に無事を伝えたがやはり直で会いたい。
無論、月にいる家族も同じ気持ちである。

ジェシカ「志保さんですね。」

熊谷伍長「まだ子供だが、警務隊員になるのが夢でな.......おや?」

ジェシカ「どうしたんですか?」

熊谷はマスター達を見る。
よく見るとゼブラとフェアリがいる・・・・マイクローン化したんだ・・・・
二人の姿を見た熊谷は、そう思った。
むしろ、この事実を知ってないのは熊谷だけであるが・・・・

そんな熊谷はほっといてマスター達とゼブラ達は何を話しているのだろうか?

マスター「お前達はこれからどうするつもりなんだ?」

ラーナ「軍に残るつもり?」

ゼブラ「俺達は軍には残らないつもりだ。」

フェアリ「私もよ。」

ゼブラとフェアリは軍を除隊しそのまま民間人として過ごす事を決めた。
フェアリは戦いを嫌っており、戦闘時は好戦的になるがその反面苦しんでいた。
それを考えて、ゼブラはフェアリと共に過ごすため軍を辞める事を決意した。
その後は・・・・・

マスター「残らない?お前らは何をこれから?」

フェアリ「私達は勉強して何処かの企業に就職して、結婚するつもりよ。」

ラーナ「結婚って......」

マスター「マジかよ!」

フェアリ「はい................(照)」

勉学に励み何処かの企業に就職し結婚するらしい・・・
それを聞いたマスターは驚愕した、まさか結婚をそんなに早くするとは・・・
それにゼブラとフェアリが愛し合っていた事実も・・・・

知らなかった、自分が気がつかないうちにゼントラーディ人同士の恋愛が進んでいたとは・・・・
頭を抱えるマスター、それをラーナは笑顔で見る・・・・・

マスター「でどんな事をするんだ?」

ゼブラ「俺達は戦い以外の文化や歴史.いろんな物を知って、自分達でいろいろと歴史に名を残せるように頑張りたいんだ。」

マスター「お前らも夢を持てたのか、でっもって家はどうするんだ?」

ゼブラはフェアリのためだけではなく戦争以外の事をいろいろと知って自分達でいろんな事で歴史に名を残せるように頑張りたいと思っていた。
それはいいとマスターは思うが、家はどうするんだと思った。

フェアリ「当分あなた達に居候になるわ、いいかしら?」

マスター「い.居候?」

ゼブラ「駄目かな・・・・・・・・無論バイトとかするからさ・・・・」

マスター「そうだな・・・・・ラーナがなんて言うか......」

家はマスターとラーナの家に居候する気との事だ。
反対ではないんだけど、ラーナがなんて言うか。
これは結構問題である、食費はかかるし・・・・

ラーナ「いいじゃない大歓迎よ、あなた達は家族....仲間よ。」

と思ったが、ラーナはすんなり受け入れてくれた。
ラーナ的にも家族的存在になるゼブラとフェアリがいてくれたらうれしいし。
同じ女であるフェアリと友達になりたいと思っていた。

熊谷伍長「お前らここにいたのか?」

「シゲさん。」

熊谷伍長「俺が写真撮ってやる、そこに集まれ!」

                      パシャ

マスター達が会話していると熊谷がやってきて、記念写真を取る。
全員は笑顔で、肩を組みながら写真に写る・・・・・

その後、男女2組はそれぞれの道を歩んだ。
ゼブラとフェアリは、マスターの家に居候しながら基礎学力を学んだ後。
新設された大学に通い優れた成績で卒業。
二人はすぐに結婚し、初のゼントラーディ人同士の結婚となり名を残す。
彼らは、ジーク.サリー.シホの3人の子宝に恵まれ幸福な人生を送ったという。
フェアリは自由共和党に入党し、初の議員として当選し夫のゼブラは銀行会社アポロンを設立し大成功を収める事になった。

ジークは家をついで社長そしてお見合いで結婚、サリーは大企業の御曹司と結婚。シホは軍人になり、辺境地域での戦闘や第2次シェルバン戦役に参戦。
終戦後超長距離移民船団マクロス9に配属になりそこで結婚する。
マスターはラーナとすぐに結婚、1年後には娘が産まれた。軍では出世コースには乗り、今では惑星マリトラーン第3地区統合防空隊司令官になる。
彼は4人はマリトラーンで再会し近所付き合いの仲になったと言う。

第1部 完

【第2部】
部隊が解散し一人、放浪の旅に出るナタルマ。
旅した先に目にしたのはプロトカルチャー遺跡であった。
そこに反統合組織リヴリアとザーフレンとの抗争に巻き込まれる。
ナタルマは両組織から狙われる中、リーンとトリア、マニング大尉に救われる。
ナタルマ達はリヴリアとザーフレンと新統合軍の抗争の中でプロトカルチャーの真実の一つを知る。

第2部 宇宙で見た夢.編
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ジーナス一門の日常 マクシミリアン・ジーナス

2017-11-19 23:39:21 | マクロスキャラクターブログ
どうもマックスです。
今月17日、超時空要塞マクロスでキム・キャビロフを演じていた鶴ひろみさんが亡くなりました。
首都高速で自動車運転中に亡くなられたそうです。

僕はこのニュースを聞いた時本当に信じられないと思いました。
まさか・・・亡くなるなんて・・・・

今でも信じられません。
ご冥福を祈ります。
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第1次国府台の戦い ワレ・ヨシアキ・ヲ・ミステ・コウドウス

2017-11-19 22:13:30 | 短編小説(歴史含む)
                【天文7年/1538年 下総・武蔵国境.江戸川付近】
北条氏綱とその弟長綱と嫡男氏康などが率いる北条軍2万名は武蔵国江戸城を出発、下総・武蔵国境付近に到達。
そこに陣を敷き情報収集に入る。

北条氏綱「動きはどうじゃ?」

「小弓公方足利義明率いる軍勢は嫡男足利義純.足利基頼・里見義堯・真里谷信応らを自らから率いて布陣しております。推定される数は1万の兵です。」

北条氏綱「分かった・・・下がれ・・・」

「ハッ」

北条氏康「やはり動きましたね。」

北条氏綱「ふん武勇と家柄は優れているが、我らが臆すると思っているのか・・・・皆の者・・・軍議を始めるぞ!」

氏綱は情報を入手すると、ふと笑う・・・・
己の家柄と武勇だけが取り柄の男が、我々が怯えると思っているのかと・・・・・
やはり単純な男だと・・・・・

そう思っているとすぐに配下の武将を招集し軍議を始める。

戦うには渡河する必要があり、一体何処に上陸すればいいのか氏綱らは考えていた。
近い距離だと真間川と江戸川の分岐を狙いたいのだが・・・・・
そう考えていると・・・・・

大藤信基「殿、敵は我らの侵攻予測部分を江戸川と真間川の分流付近と国府台付近と予測しています。我々は更に上流にある下総相模台付近に上陸すべきだと私はそう進言します。」

北条氏綱「お前はどう思う?」

北条長綱「私も同意見です、敵が予測している地点は避け強襲を仕掛けるべきだと存じます。」

配下の一人大藤信基は敵が予測する真間川と江戸川の分岐地点と国府台城付近を避け。
上流で手薄であろう相模台付近に上陸すべきだと進言した。
長綱も同意したため、氏綱はその案を採用した。

一方の小弓公方軍は相模台に椎津隼人らが布陣、義明と義堯・信応は国府台城に布陣する。
軍議を開きどのように戦っていくかを話しあった。

里見義堯「公方様、氏綱とその息子氏康を甘く見てはいけません。渡河される前に、攻撃し討ち取るべきです。」

足利義明「それはいかんな、氏綱は上陸後に叩き確実に討ち取る。」

里見義堯「なっ・・・・・」

1万人と数で劣るので優勢に進めるべく、義堯は義明に渡河中の北条軍を攻撃し氏綱らを討ち取るべきと進言するが却下される。

里見義堯「何故です、何故そのような・・・」

足利義明「分からぬか?わしを誰だと思っている?将軍家の一族ぞ・・・・」

里見義堯「それが何が関係あると言うのでありますか?」

足利義明「関係はある・・・・氏綱如き高貴な足利将軍家の一族であり武勇の誇るわしに弓を引くことができないそれだけじゃ・・・」

義堯は何故そのような事を言えるのか義明に質問するが、返答した答えが足利将軍家であるから。
足利将軍家の一族の権威は権力を行使する事を意味している。
義明はその肩書きを利用すれば氏綱率いる北条軍は戦意損失すると思っていた。

だが

それは間違いである。
今の足利将軍家は権威を失っている・・・・
また北条家が同じ足利将軍家の一族である堀越公方を滅ぼしている。
それらを把握している義堯はその考えは危険と思った。
更に言えば・・・・

足利義明「戦上手の里見義堯は分かるじゃろ、川を渡らせて逃げ場を失えば氏綱父子は確実に討ちとれると・・・もう一つの上陸予測地点の相模台には椎津を配置している・・・そこを挟撃すれば勝てる。」

里見義堯「それは賭けでございます、数は我らが不利・・更に言えば北条側からすれば背水の陣、決死を決めた兵は攻勢も強く・・・・」

足利基頼「おい!安房の田舎侍が兄上に対し出しゃばるんじゃない!!」

里見義堯「なっ・・・・・・・・・」

足利義明「そう言う事じゃ・・・・義堯・・・分かったじゃろ・・・・」

里見義堯「ハッ・・・・分かりました・・・・」

川を渡り退路を防ぎ攻撃をしかけようとする義明にそれは背水の陣となり攻撃が危険になり危ないと進言する義堯。
だが、結局は退けられてしまう。
安房の田舎大名・・・・・・・・・・それを基頼に言われた義堯の中で何かが切れた。

その後、義堯は里見の陣に戻る。
陣には正木時茂・時忠兄弟などの里見家の家臣が勢ぞろいしていた。

正木時茂「殿、どうでした?」

里見義堯「駄目であった。」

正木時忠「駄目とは?」

里見義堯「まったく相手にしてくれん・・・・」

義堯は家臣の一同がいる場で義明に対する不満をぶちまけた。
表情は怒りが籠っていた、それを見た時忠は・・・・

正木時忠「でどうしますか?」

と義堯に聞く・・・・・・・・・すると・・・・・・・・・

里見義堯「我々は戦知らずの公方と共に行動せん、公方はどうせ破れるだろう勝つ見込みがない・・・」

正木時忠「となると・・・?」

里見義堯「退路を確保し、公方亡き後・・・・空白地を確保し我が里見の領土拡大とする・・・・」

義堯はこの戦いで義明が死に小弓公方が崩壊する事を予測し。
北条家に領土を確保される前に出来る限りの領地を獲得し、里見家の強化に当たる事を決めた。
勝つ見込みがないのならば、小弓公方のために働かず自家のために戦う。
これが今の戦国のならわしそれが今の義堯の考えである。

里見義堯「時茂・・・」

正木時茂「ハッ・・・」

里見義堯「公方の次男国王丸を保護せよ!」

正木時茂「ハッかしこまりました。」

だけど、次男である国王丸は保護する。
いずれは何か役に立つのだろうと、義堯は保護を時茂に任せた。
その頃・・・・・・

北条氏綱「江戸川か・・・・」

北条氏康「父上どうなされました?」

北条氏綱「いやなんでもない・・・・・・・では行くぞ、氏康・・・」

北条氏康「ハッ・・・・」

北条軍2万の兵が江戸川を渡り始める。
これにより第1次国府台の戦いが幕を開けるのである。
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自分の甘すぎる戦場に対する意識が仲間もしくは自分の命を奪う・・・

2017-11-18 20:48:39 | マクロス短編
千代は冷静沈着であり、戦場における厳しい掟を守る戦士である。
2009年ー2010年の間に様々な任務についているが・・・・何処か自分自身の認識が甘かった部分があった。
だがそれを捨てさる決定的な出来事が、起こる・・・・・・・・・・それは西暦2011年での出来事であった。

               【西暦2011年3月2日.北米.バンクーバー跡地】
望月千代はマイクローン化したゼントラーディ人に不穏な動きがあるとして信一郎とチェヨンらと共に部隊で出撃。
鎮圧行動を開始した。
デストロイド部隊とバルキリー部隊で包囲し、ヘリで潜んでいるビルの屋上に降下する。

「GOGOGO!!」

千代らは第1陣としてビルの屋上に降下。
内部に突入し、不穏ゼントラーディ人達を制圧開始する。
信一郎の班と別れ、千代とチェヨンは3階を探索する。
奇跡的に無傷に残ったビルであり、瓦礫が多いが・・・進めない事はない。
伏兵に気をつけながら進む・・・・・

『こちらホーネット、敵制圧完了。』

『ルーカス、こちらも制圧完了』

どんどん別の班が制圧を完了している。
それを聞いた千代とチェヨンはお互いに笑顔で見合いながらこの作戦は楽勝だと思う。
だけど、油断できないので一応警戒はしておく・・・・

ゲール『待ってくれ・・・降伏する・・・・』
ゼントラーディ人.ゲール・ナブルグゲン

チェヨン「降伏?」

望月千代「武器はないようね・・・・」

ゼントラーディ人であるゲールが千代とチェヨンの姿を見ると降伏するかのようなしぐさを取る。
見たところ、本当のように見える・・・・

望月千代「降伏を受け入れましょうか・・・」

チェヨン「そうだね、見た所危なくないし・・・・一応、身体検査は私がやります。」

望月千代「いいの?」

チェヨン「いいって、どうせ楽な任務ですし。」

チェヨンは笑顔でゲールの身体検査を志願しゲールに近づいた。
千代は笑顔でゲールに近づいた。
身体検査を開始し、武器がないかを確認する・・・・

その時

                     ザシュ

チェヨン「えっ・・・・ぎゃぁぁぁぁ」

ゲール「ふははははははははは」

望月千代「チェヨン!!」

ゲールの表情が豹変し、チェヨンの脇腹をアサルトナイフで切る。
チェヨンは脇腹を切られるが、ゲールと距離を取る・・・・
切られた脇腹を押える・・・・

望月千代「チェヨン・・・」

チェヨン「私は大丈夫・・・・・・・あっ・・・・後ろ!!」

望月千代「えっ!!あっ・・・・」

ゲール「死ねマイクローン!!」

瀕死のチェヨンに近づき千代であったが、背後からゲールが狙う・・・・
狙われた千代は素早く行動に回避する・・・・

望月千代「よくもチェヨンを!!」

ゲール「中途半端な戦闘種族であるマイクローンの女ごとき知った事か・・・・・・・・・・・・」

望月千代「もう許さん・・・・・・・・・・殺す・・・・・・・」

時間内に早くゲールを制圧しないとチェヨンが出血多量で死んでしまう。
千代はM5カービンを構えるが、不利と判断し拳銃とナイフを取り出し両手で拳銃を構えつつナイフを握る。
拳銃を持っているとは言え、チェヨンがいる・・・・

下手すれば流れ弾でチェヨンを殺す事になる・・・・

ゲール「ははははははは面白いなマイクローン!!」

望月千代「ちっ・・・・・・」

ゲール「いい表情だ・・・・だが・・・・甘さが残っているな・・・・」

望月千代「甘さ!?」

ゲールと格闘戦を繰り広げる中、自分に甘さがあると指摘される。
千代はぐっと若干動揺するが、動揺している暇はない・・・
自身が殺されて、残ったチェヨンが大量出血しかトドメを刺されて死ぬ・・・・
最悪なケース・・・・それに時間をかけている暇はない・・・・・

                     グサッ

ゲール「がばぁ・・・・」

望月千代「これで・・・・」

ゲール「ぐぉぉぉぉぉぉぉぉ」

望月千代「やったか・・・・・・」

千代はゲールの腹をナイフで突き刺した・・・
ゲールは口から血を吐く・・・・これでトドメを刺したと・・・・・・
と思ったが・・・・・・・

                  ダンッ

望月千代「ぎっ・・・・・」

ゲールは拳銃を取り出し、千代の腕に発砲する。
かすり傷のように見えるが、ある程度の量の血が千代の腕から流れる・・・・・
それを見ながらゲールはぎちぎちとした声をあげはじめ・・・・・・

ゲール「も・・・ぢ・・・・づ・・・ぎ・・・・・ぎざま・・・・は・・・・・」

                  カチャ

望月千代「・・・・・・・くっ・・・・・・・・」

                  ダンッ

望月千代「はぁはぁ・・・・・はぁぁぁ」

千代は瀕死でさえなおも銃を向けるゲールを射殺した・・・・
いつも冷静な千代はこの時は動揺し怯えていた・・・・・
死にゆくゲールの顔は笑顔であるが、何処か自分に憎悪を混ぜていたように見えた・・・・
それが怖かった・・・・・・そして・・・・・・・・・・

望月千代「私は・・・・・・・甘い・・・・・・・・・戦場に対する考えが甘い・・・・だからチェヨンを・・・・・・・・」

自分が甘かったせいで、仲間が殺されかける・・・・・
思いっきり殺すか・・・・行動不能にしなければ・・・・次回も・・・・・
千代は負傷し血を流すチェヨンを衛生兵のいる場所まで背負いながら思った・・・・

チェヨン「別にいいよ私が油断を・・・・って千代・・・・」

チェヨンは千代の思っている事が察して、別にいいと言うが・・・
背負っている千代は涙を流し静かに・・・・泣いていた・・・・ゲールに勝った・・・・

だけど・・・・・・・・・・・・全体的から見れば敗北だと・・・・・・・・・・・
負けたんだと・・・・・・・・・・・最悪な結果を遺した勝ちなど・・・負け同然なんだと・・・・

なんとかチェヨンは傷が浅く命に別状はなかった・・・・

だけど・・・・・・・・・申し訳が立たない・・・・・
もし一歩間違っていたら殺すのは敵兵だが、判断ミスで殺していたのは自分・・・・
千代は大きく・・・・自責に苦しむ・・・・・・・・

以降・・・・・・・・千代は、戦場で捉える意識を変えた・・・・・・・
少し自身に非道を入れ、紛争地域で敵に隙を与える事も・・・・逃げる暇を無く殺すようになる・・・・・
降伏する人間がクロかシロかの分析する事を意識し、クロであれば殺すか・・・体の機能の一部を奪うか・・・
非道になるも・・・・・・・戦場でやってはいけない事をしないように心掛けている・・・・
それを行えば軍人として失格であると・・・・・・・・・・・

そして殺した相手の最期の声と一生背負う宿命を負いながらも・・・・・・なお戦う・・・・
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第61話 帰還する男

2017-11-17 20:47:56 | マクロス外伝 ダブルフェイク
終戦間もない地球統合軍欧州方面軍パリ司令部に救難ヘリがやってきた。
UH-60改、アスチュート級潜水艦に搭載されていた艦載機である。

川島春華「大尉殿もうそろそろ地球統合軍欧州方面軍パリ司令部防空エリアに入ります。」
地球統合海軍.アスチュート級救難ヘリパイロット.川島春華.少尉

マスター「もう入るのか?まぁ・・・・川島少尉、ここまで俺を運んでくれて感謝する。」

川島春華「別にいいですよ、これは私の仕事でありますから。」

そのUH-60改に乗っていたのはマスターである。
川島春華少尉などの護衛の兵士と共に欧州方面軍パリ司令部に来た。
マスターはここまで乗せてくれた川島に感謝する。
生きてこうして還る事ができたのだから。

モントゴメリー「潜水艦に乗っていたらしいな。」

ジョルジュ「えぇぇアスチュート級反応潜水艦に救助されたそうで。」

モントゴメリー「どうりで見つからないわけだな。」

UH-60改の姿を確認し通信を行うと、モントゴメリー以下欧州方面軍司令部は取り扱いに協議した。
無論、マスター救出関連なので受け入れる事を決定。
戦闘がなかった第89ヘリポートに離陸するように許可をした。

ラーナ「マスターは生きているんですか?」

「生きているそうだ、上からの報告でピースファング大尉の知り合いの方は第89ヘリポートに向かうようにと・・・」

ラーナ「そうですか・・・・ありがとうございます。」

ラーナは警務官からマスターが生きており、ヘリでこっちに来ている事と第89ヘリポートに向かうように伝えられる。
マスターが生きている事を知ったラ-ナは歓喜し皆の元へ向かう・・・・
生きていた・・・・行方不明になっていたマスターが生きていた。
まるで神様がくれた奇跡かのようであった。

フェアリ「マスターが生きている?」

ラーナ「生きているのよ、マスターが。」

フェアリ達の所に戻ってきたラーナはマスターが生きていると報告する。
第89ヘリポートにマスターを乗せたUH-60改止まっていてそこから降りて来るなど。
それを聞いたらフェアリ達も歓喜する。

ゼブラ「生きていたんだな。」

フェアリ「生きていたのよ、本当によかったと・・・」

ゼブラ「あぁ」

ゼブラとフェアリは抱きつきながらマスターの生存を喜んだ。
マスターと出会い人生が大きく変わった二人、その事もあってかマスターの生存報告はここにいる誰よりも嬉しいのだ・・・・
生きていればこれからももっといろんな話ができると・・・・

ランメル「良かったですね。」

ナタルマ「あぁ・・・」

ランメル「あっ・・・・・・目から・・・・」

ナタルマ「言うな・・・・ゴミが入っただけだ・・・・・」

マスターの生存報告を聞いたナタルマは少し涙を流しながら喜ぶ。
想い人であるマスターが生きているのは、ナタルマにとっては最高な気分・・・・
泣く程嬉しい事である・・・・・・・

ラーナ「さっそくマスター達に会いに行かなくては・・・・」

ラーナを始めとする面々はマスターと再会するため第89ヘリポートへ向かう。
早くマスターの顔を見たい・・・・・
早くマスターに会って抱きしめてあげたい・・・・ラーナはそう考えていた。

川島春華「大尉殿、そろそろ司令部より指定された第89ヘリポートへ着陸しますよ。」

マスター「そうか・・・・すまんな・・・・」

川島春華「いえいえ先程言ったでしょ、仕事ですからと・・・・・」

マスター「あぁそうであったな。」

マスターはそろそろ着陸するUH-60改の中で川島と会話していた。
終始川島は性格を変える事なく、親しく話してくれて面白かった。
そして同乗していた護衛の兵士も・・・・・

いよいよ第89ヘリポートに着陸しようしている。

ジェシカ「?」

川島春華「私はロンドンの残存部隊救難ヘリ隊所属川島春華です、救難者を助けたので届けに来ました。」

ジェシカ「あっどうも・・・・・」

第89ヘリポートにはジェシカなどがいた、ここで警備しており怪しい人がいないか監視していた。
仮眠を取っていたので、これからマスターが戻って来る事は全然知らなかった。
突然、ヘリの来訪に驚いた。

ヘリが止まると川島らが降りてきて自己紹介と要件を言った。
そしてメイン主役の登場・・・・・・・・・

川島春華「大尉殿どうぞ、こちらへ。」

マスター「マスター・ピースファング大尉奇跡の帰還を果たした。」

ジェシカ「大尉......」

UH-60改からマスターが降りる。
それを見たジェシカは驚いた・・・・マスターが生きていると・・・・
信じられないと・・・・・・・・・・

マスター「待たせたな・・・・ラーナは元気か?」

ジェシカ「元気よ・・・ちょっと待ってね・・・・・ラーナ!皆大尉よ大尉が帰ってきたわ!」

ジェシカはマスターを確認すると・・・
こっちに向かって来ているラーナにマスターが帰ってきたと報告しにいく・・・・
ラーナは報告を聞くと・・・マスターは無事に帰ってきた、やっと帰ってきたのだと・・・・感極まり泣きながらマスターに抱きついた。

ナタルマ「負けたな・・・・・・・ラーナに・・・・・・・・」

その時の光景を見たナタルマの顔は、負けたなと言う顔をしマスターへの想いを諦めたと言う。
そしてマスター達の第1次星間大戦はこうしうて終える事になる・・・・・・・・
1ヶ月と言う短くも長い戦いがようやく・・・・・・・・・・

かつては敵同士であったが、共に戦い同じ目的を果たした・・・・・・・・・・
失った命は帰ってこいないけれど、今自分達は生きている。
これからの歴史のためにも、子孫・・・次世代のためにも地盤を築き・・・・
更に次の世代に伝えるために・・・・・・人は戦い生きてゆく・・・・
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仇の男の裁判

2017-11-17 19:22:49 | マクロス短編
            【AD.2012年5月3日.マクロスシティ.最高裁判所内】
地球統合政府に参加していない日本国長野を無差別爆撃を実行し、非戦闘員を殺傷した首謀者が見つかった。
ウラジミール・マレンコフ大尉、元反統合派ロシア赤軍所属航空隊に所属していた。
マレンコフ大尉は統合政府につくロシア連邦正規軍と反統合同盟の盟主となった反統合派ロシア赤軍と分かれていた中、アメリカ主導体制の統合政府に反発し赤軍についた。

そして統合戦争が勃発、東アジアはカムチャッカ半島と朝鮮半島.東シナ海が激戦区となる。
ウラジオストクに展開していた反統合派ロシア赤軍は、善戦する統合政府に加わった韓国と台湾.フィリピンを潰す事ともしくは太平洋進出の拠点を作るべく反統合派の日本傭兵などと結託し謀略戦を展開し日本を制圧しようとした。

だが

マレンコフ大尉などの一部の兵士が暴走した、新潟・長野・富山・石川と4か所を襲撃した。
石川と富山は計画されていたが、新潟と長野は独断専行であった。
攻撃は成功、街は大炎上する事になり道中自衛隊と交戦し2機撃墜されるがウラジオストク基地に帰還した。

それが原因で、日本国民の反戦ムードから一転し主戦ムードとなり内閣が倒れる程の騒動になる。
憲法改正し統合政府に加わり反統合同盟を攻撃。
反統合同盟からも造反者が続出し、最終的には2008年のマヤン島事件で崩壊する事になる。
残存部隊が抵抗続けるが、どんどん組織的に小規模程度にまで減少し第1次星間大戦を迎える。

そして地球は壊滅するが、10名程が生き残っていたと言う事が情報局により判明。
直ぐ様、射殺を視野に入れた捜査を開始。
7名程を確認し、3名射殺しマレンコフ大尉以下4名の逮捕に成功した。

望月初芽「さぁ歩きなさい。」

ウラジミール「ほう威勢がいいな。」
反統合同盟.ウラジミール・マレンコフ.大尉

桐原茂義「やめろ!初芽、ここで手を出したら軍法会議で裁かれるのはお前だぞ!」

望月初芽「くそ・・・・」

ウラジミール「ふひひひひひひ」

望月千代の妹.望月初芽は殺意を抑えながらマレンコフ大尉らを連行するが・・・・
マレンコフ大尉に挑発に初芽を殺意が暴走しかける。
それを見た茂義が抑える。

ブランク「望月下がれ・・・・」
新統合軍警務官指揮官ブランク・ガードナー中佐

望月初芽「ハッ・・・・・」

ブランク「桐原行くぞ。」

桐原茂義「了解しました。」

ブランクの命令により殺意が暴走し興奮している初芽を落ち着かせるため別室に向かわせる。
茂義はブランクと共に尋問室に入る。
そして裁判が開始される。

大岡啓介「これより裁判を始める。裁判長である大岡啓介であります、本日はよろしくお願いします。」
新統合軍裁判長.大岡啓介.大佐

そしてここから2ヶ月間の裁判が開始された。
弁護団はウラジミールらを無罪は無理でも無期懲役しようと弁護した。
だが、ウラジミールの被害にあった日系・韓国系の遺族らのウラジミールらを極刑にする事を望む声を聞いた検察官らは死刑にするように伝える。
大岡裁判長以下、6名の裁判官はどう判決するかを協議する。

望月初芽「あんな奴極刑にすればいいのよ。」

桐原茂義「おい、本当の事だとしても言っては駄目だぞ。俺も同じ気持ちだけどさ。」

劉紅花「そうよ。落ち着きなさい・・・・」

望月初芽「はい・・・・・・・・」

初芽はウラジミールらに殺意をずっと抱いていたが、茂義に抑え込まれる。
茂義も新潟空襲で祖父母を失っており恨みは初芽と同じ程持っている。
だから初芽の気持ちが分かる・・・・

だけど、軍としての信用問題になるので本当の事を言ってはいけない。
茂義もウラジミールらを極刑にしたいが、言ってはいけないと分かっているので我慢する。

そしてどんどん裁判が進められてゆく・・・・いよいよ判決が出る日である。

大岡啓介「判決を言い渡す・・・・被告人や傍聴席にいる方心して聞いてもらいたい。」

大岡裁判長らは立ちあがり判決を読み上げようとする。
この場にいる人々は緊張しながら判決が下るのを待つ・・・・・・
極刑か・・・・無期懲役なのか・・・・・・・・・そのどちらかが下る・・・・
果たしてウラジミールらの判決とは・・・・・・・

大岡啓介「ウラジミール・マレンコフ大尉以下3名は死刑。銃殺刑に処す。」

判決が下った、ウラジミール・マレンコフ大尉以下3名は死刑・・・・銃殺刑と・・・・・
護衛の警務官として裁判を見守っていた望月初芽は、家族は帰ってこないが肩の荷が下りた。
確かに復讐した人間を殺しても死んだ人間は帰ってこない・・・・

だが

家族を殺した人間が、自分達の税金でのうのうと牢屋の中で過ごし飯を食う行為が許せない・・・
失った物の代価は加害者に払わせる・・・・・それで引き分けだ・・・・・・・
初芽は心の中でそう思っていた。

そして判決から1ヶ月後・・・・・・・・・・・

          ズダァーン ズダァーン ズダァーン ズダァーン

ウラジミール・マレンコフ大尉以下3名(計4名)の刑の執行が取り行われる。
兵士が一斉に発砲し額に向けて撃つ。

しかし・・・・

ウラジミール「ぎゃぁぁぁぁぁぁ」

「しまった・・・・・首から外れた撃て!」

ウラジミールに向けて発砲した銃弾は頭ではなく腹に当たる・・・・
かなりの激痛に苦しむウラジミールを楽にするべく頭に砲を向け発砲射殺する。
これによりウラジミール以下4名は処断される。

死体は火葬にされ灰はアラスカの海に流されたのであった。
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第1幕 長信とキチョウの出会い

2017-11-16 22:54:28 | マクロス外伝.長信とキチョウ
ゼントラーディ軍元エース.キチョウは現在、新統合軍ポートモレスビー基地に勤務している。
VAH-1コマンチのパイロットとして勤務している。
不良少年だけど勉学ができる織田長信は上院議員でありグローバル政権下では財務省長官を務めている織田信家の息子である。

そんな二人は後に結婚し惑星エデン自治政府の自治大統領選を共に戦う事になる・・・・・・・
がそんな二人の出会いはどうであったのであろうか・・・・・
それはずっと前の上記のプロフィールの通りの西暦2013年ポートモレスビーから始まる。

織田長信「この店にするか・・・・」

長信は同様に視察に連れてこられた包信.益長.行信.市を連れてビックキングバーガー.ポートモレスビー基地前点に入る。
さっそくハンバーガーなどを頼むが、長信の顔が不機嫌である・・・
スーツ姿であるが、まるで飲んだくれたサラリーマンみたいになっており周りの客は長信を恐れさせた。

織田長信「けっ親父め俺を政治基盤の後釜に据える気だな気にくわねぇ。」

織田包信「兄者そんな事言わずに・・・」
織田信家次男.警察局巡査.織田包信

織田益長「ポートモレスビー茶でも飲んで・・・・・落ち着きなされ」
織田信家三男.お茶専門マニア.織田益長

織田長信「落ち着いているよ!!!、お前らは政治基盤を継がないからそんな気楽な事が言えるんだぞ!」

その原因は父信家による政治基盤の後釜を自分を置く事である。
政治家になる気のない長信はそれに腹を立てていた。
それに気に行っていた月面アポロの街並みから離れている・・・・
ストレスが溜まる。

弟も弟だ・・・・自分が後釜に座らないと言って気楽に言う・・・・・

織田市「兄上・・・・我がままですよ。」
織田信家長女.織田市

織田行信「そうです。感情的になったらまずいですよ・・・・それに兄さんはまだ学生ですし・・・」
織田信家三男.織田行信

織田長信「うっ・・・・・・・我がままか・・・・・感情的か・・・そうれもそうだな。」

織田益長「じゃぁポートモレスビー茶を・・・・」

織田長信「いやココナッツ蜂蜜ミルクにしてくれ・・・」

織田益長「分かりました・・・・・・・あれは極度の甘い物好き用だぞ・・・・

妹である市と行信などの諫められ、落ち着きの無かった長信は落ち着く。
更に落ち着くためカルト的人気のある甘い飲み物ココナッツ蜂蜜ミルクを頼む。
これを頼んだ時の弟達の顔がドン引きしていた。
無論、取ってくる益長の顔もヤバかった。

織田長信「いやぁぁぁやっぱココナッツ蜂蜜ミルクだよな。」

織田包信「おい大丈夫かよ、糖尿病になるんじゃないのか?」

織田長信「なるわけないだろ!」

織田包信「油断しているな・・・・・・・・・」

ココナッツ蜂蜜ミルクは結局3杯も飲んでしまった。
それだけでも以上なのだが、更にチョコアイスなどを頼む。
その光景に弟達は兄は当分中毒になったと悟った。

ヨシノ「キチョウ1級・・・・じゃなくて・・・・キチョウさん・・・・」
新統合陸軍.ヨシノ・メダーファ.准尉

キチョウ「緊張しなくていいって、ヨシノちゃん。今は普通に同僚だし、上官じゃないでしょ。」

ヨシノ「はぁ・・・・・」

キチョウ「エイちゃんも同じだったな~」

ヨシノ「副官殿ですか・・・・」

キチョウは同じ部隊の同僚でゼントラーディ軍時代の部下であるヨシノ・メダーファを連れてビックキングバーガーに来た。
戦闘時と平時のキチョウの感情は違っており、かなり明るい感じになっている。
ゼントラーディ軍時代のキチョウを知る人は・・・・

マテ「戦後になると人が変わりました。」
キチョウのゼントラーディ軍時代の部下の一人.マテ・フィッシュ

エイ「もしかしたら創造主が設定した素かも。」

ナツ「冷静だけど抜けていますね、更に酷くなりましたが。」

フィルナ「マイクローンで言う天然と言う奴。」
キチョウのゼントラーディ軍時代の副官.フィルナ・ナルダ

などと言っている。
冷静沈着な性格で30機余の部下を率いて監察軍と戦い多くの命を奪ってきたが。
素の時はかなり天然で、副官を困らせる言動を取るがかなりあり。
特に艦隊司令にとんでもない発言をする事もあった。

織田長信「・・・・・・あれは・・・・」

長信は店に入ってきたキチョウに注目する。
地球人ではないマイクローン化したゼントラーディ人・・・・
女は顔の違いがあれど可愛い娘が多い。

織田行信「兄さん・・・どの娘を見ているんですか?」

織田長信「あっいや・・・・その・・・・」

織田益長「ほう兄上にも春ですか。」

織田長信「馬鹿言え・・・・」

織田包信「と言ってもあの子も兄者を見てますぞ。」

織田長信「えっホント?」

弟に茶化されるが長信は否定する。
だけど、顔が恋しているかのように崩れており説得力がない。
そんな中包信がキチョウが長信の事を見ていると言う。
それを聞いて長信は期待してキチョウを見る。

キチョウ「なんだろう?」

ヨシノ「どうしました?」

キチョウ「うん・・・なんだかあの人を見ていると懐かしいような感じがするんだよね。」

ヨシノ「まさか・・・・私達は男と女に所属分かれていましたそんなはずは・・・・」

キチョウ「そうだよね・・・・でも・・・・・気になる・・・・」

ヨシノ「ちょっ・・・・」

キチョウが長信を見ていたのは、なぜか懐かしい感じがするから。
ヨシノは不思議がるが、キチョウは長信に近づいて行ってしまい慌てる。
長信はキチョウが近寄ってくるのを確認するとドキッとする・・・

だけど

初めて会うのだが懐かしい感じがする・・・・・もしかして運命かと思った・・・・
一体このゼントラーディ人女性と赤い糸があるのでは?
と長信は思った。
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第60話 反乱の終局と終戦

2017-11-16 13:22:33 | マクロス外伝 ダブルフェイク
「勇敢なる統合軍の兵士の皆さん、勇猛なゼントラーディ軍の皆さん。この戦争は、本日18時 地球統合軍残存部隊とゼントラーディ軍残存部隊との間に終戦協定が結ばれました。これから、地球人とゼントラーディ人が分かりあい...........」

3月の末、最悪な被害を出した初の異星間戦争で後に第1次星間大戦と呼ばれる戦争は終わった。
ブランドンの攻撃や一部の反乱者の攻撃があったが、なんとか終戦を迎える事に成功した。
第1報を伝えられたアラスカにいる兵士と市民たちはビールを肩手に持って喜びあい、またある者は死んだ戦友や家族.恋人の写真を見て涙を流す。

だけどこれらに共通する人々の喜びはやはり戦争が終わった事。

そして........アラスカと同様に・・・・・・

アラスカ以外の東京 ソウル ワシントン 北京 モスクワ グランドキャノンIII シドニー グランドキャノンV デリー エルサレムなどの生存者がいる都市.そしてアポロ基地などの宇宙施設に終戦を伝えるラジオが放送された。

そして数時間後各地で生き残った市民や兵士達そしてゼントラーディ人の中には、戦争が終わって助かった事に関して歓喜する者.家族や恋人.友人を亡くして怒り地面に頭をぶつける人.中には涙を流す者などに分かれた。

無論、アラスカにいる兵士と同様な気持ちを持って・・・・・・・・



                     【ロシア某所】
作戦失敗を確認し出撃を中止にし兵士一同が滑走路に集まっていた。
もうチャンスを失う、勝機なし・・・・そう判断して・・・・

「例の兵器の暴走が確認されず、戦争は終結か。」

「作戦は失敗、我々の部隊がアラスカに向けて出撃することはない。」

「かの兵器が真価を発揮せずに、大西洋に没するか.....」

ブランドンの死は自分たちの計画を狂わした。
今は攻撃してもチャンスはない

「まぁいい、これからは新統合軍に仮の投降だ。真の戦争は、これから始まる。」

「真の戦争?」

「まぁ今後の展開に期待せよだ。」

こうして彼らの戦争いや第一次星間大戦は、終わった。
彼らこの後、ロシアにいた地球統合軍残存部隊に降伏する。

だけど

これは仮初の投降であり、彼らが統合政府に完全に従うつもりはない。
後に8割の兵士が反統合組織を作り新統合政府と戦う事になり。
後の戦争の遠因を生み出す事になってしまうのである。

第1次星間大戦の戦後処理第1号は終戦協定の場においてゼントラーディ軍基幹艦隊残留軍最高指揮官ガゼフ・ベルゴラが全軍戦闘停止武装解除命令を出し、それを聞いたゼントラーディ兵士達は武装解除した。

武装解除を終えると武装は一か所に集められる。
この装備は奪われて不穏ゼントラーディの装備になるが、大半は戦後にできる新統合軍の装備として使われる事になる。

「そっちはどうだ?」

「ブランドンの部下は大部分を拘束しましたが、あと一人取り逃がしました。」

「叛逆者はすべて拘束しろ、抵抗したら射殺しても構わん!」

「ハッ」

ブランドンの部下は残り1名を除いて制圧を完了していた。
ブランドン派の兵士の遺体が転がり、残りは拘束されていく。
そんな中で一人の男が逃げ続けている。

ラッセル「大佐が戦死された、もう俺は既に反逆者だ....もう逃げられんのか・・・・・」

その男とはラッセルである。
ブランドンの戦死後唯一拘束されてない人物である。
何度か銃撃戦を経験するが、不利な状況が続いている。

「そっちにいたか?」

「いません。」

「いないか・・・・・なんとしても探し出して射殺しろ!もう面倒だ!」

「ハッ」

警備兵はラッセルを探す。
方針変更で射殺最優先にする事になり制圧する気はないらしい。
それを物陰で聞いたラッセルは絶句した・・・・

ラッセル「ははははははすべて終わりだ・・・・・」

ラッセルは誰もいない軍務課の部屋に入る。
そして懐から拳銃を取り出し頭につける。

ラッセル「ニューガイアエンパイア バンザァァァァァイ」

                       ゴォォォォォォン

「銃声が聞こえたぞ!軍務課のほうだぞ!誰かついてこい!」

銃声を聞いて警備兵は軍務課室に急ぐ。
複数人の兵士が部屋のドアに立ち一旦安全確認を行う。

                  カチャ

「これは...........」

「・・・・少尉・・・・見ておけ、感情論で動いて自滅した男の哀れな最期を.......」

「.........................」

一人の男は自らの頭を撃ち抜いて死んだ、地球帝国の夢を見ながら....
警備兵指揮官は部下である少尉に感情論で動いたが故に自滅した男の哀れな最期を見ておけと言う。
少尉は頭を撃ち抜き死んでいるラッセルを見てなんとも言えないような感じになった。
これが感情論だけで動きすぎた人間の最後・・・・・・

心が痛くなる・・・・・・・・少尉は生涯この出来事を忘れる事はなかった。

            ゴォォォォォォン

ジェシカ「あっ......」

フランソワ「どうしたの?」

ジェシカ「ううんなんでもない。」

ラッセルが自決した銃声はジェシカやフランソワのいる部屋まで若干聞こえる。
だけどフランソワなどの大半の人間には聞こえてないらしく、気が付いたのはジェシカなどの一部の人間のみである。
ジェシカは感じる反応し気が付いていない人間に心配されるが、なんでもないと茶化した。
そんな時・・・・・

「なんだあれは?」

監視塔にいた兵士が何かを確認する・・・・・
よく見ると友軍の救難ヘリである。
監視塔の兵士はすぐさま司令部にヘリが来た事を報告した。
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