昨日の奈良吉野は昨日の夜からの雪で寒さも厳しく、
暖が一段と恋しくなりますね・・・・・・。
一年を通じて、四季があり、その四季に応じて暮らし方もイロイロありますが、
冬になると熱源の事が気になります。
ストーブやコタツ・・・ファンヒーターに暖炉や蓄熱・・・・etc。
家そのものでの気候を考えた計画と、
屋内の工夫でかしこくイロイロ考えておきたいもの。
熱の伝わり方で、その性能や暖かさの伝わり方・・・感じ方は変わりますよ。
今回、新築工事中の(仮称)借景を楽しむ和モダンの玄関共有二世帯住宅。
一階の親世帯LDKスペースには床暖房を計画していますよ・・・・・。
床暖房は、床を加熱してその床の表面から「放射」される「輻射熱」によって
室内を暖かくするもの・・・・・。
輻射熱は、人体にあたっても暖かく感じさせますが、
同時に室内の壁や天井・・・・・そこへ伝わり、
それらが再び放射されて、室内の空気を暖めるんです・・・・・。
普通、ストーブやファンヒーター等の暖房器具では、
天井の高い部屋を暖房した場合に、
暖房された事により、暖かい空気は天井近くに溜まり、
床に近い部分はなかなか暖かくなりません・・・・「直にその暖かさ」に接しなければ。
でも、輻射熱を利用する床暖房の場合は、
足元である床面付近の快適さはもちろんですが、
部屋全体の温度にムラがなく、均一な暖かさを保つことが・・・・・・。
そのために、部分的な暖房機器ではなくて、
部屋全体を暖める主暖房として使用することが可能です。
また、空気が乾燥したり、ほこりが舞うこともありませんし、
石油やガスストーブのように室内で燃焼が行われるわけではないので、
空気が汚れたり、においなどの気になる部分もご心配なく・・・・・・。
部屋の中に機器を置かないので、部屋そのものも使いやすいですしね。
今回現場では「暖テック」を採用。
事前に現場で実際にシートを敷いて住まい手さんと一緒に位置確認をした内容で、
職人さん・・・・作業中・・・・。
工事完了後もその「位置」が分かるように「記録」をとりつつ、
適切な仕事で作業は進みますよ。