今日は静かに降る雨の中・・・・イロイロ「考える仕事」・・・・。
途中、打ち合わせなどで移動もありましたが、「良い意味」で見直しと「進むための準備」も出来ました。
一日の中での「位置づけ」はキッチリとしておきたいですよね。
さて、週末の現場打ち合わせでの続きの話しですが、
現場での定期的な打ち合わせは大切です・・・・・。
誰のための家なのかを考えればそれは「その時間」の大切さが分かると思います。
経験された方ならば特に・・・・・。
建物は内部の棚や照明・・・造作・・・仕様など以外にも沢山の打ち合わせがあります。
決定事項の確認もそう・・・・・・。
実際に現場での「リアルスケール」を知ることで住まい手さんにも「何か」が
分かる事が沢山ありますからね・・・・・・。
屋外での打ち合わせと確認も同じように。
住まい手さんご夫婦と一緒に現場の周囲を移動しながら・・・・・・。
窓の位置関係が見えることで「壁の雰囲気」や「高さのイメージ」もリアルに。
屋外の「壁付け照明」・・・・専門的に書くと「ブラケット照明」の位置・・・設置高さなども現場で
打ち合わせしていますよ・・・・設計図に記載済み・・確認済みの内容も現場でリアルに。
スケール感を共有することで「ひとつ・・・・ひとつ」の確認。
この日は「電気工事」の担当者さんにも一日ついてもらって・・・説明しながら
一般的なケースも踏まえて、特殊な事情を取り入れながら・・・現場の計画内容を
丁寧に再説明しながら・・・・進めていますよ。
この「重ねる時間と共有」が住まいづくりには大切な時間。
「灯りの意味」も含めて・・・・・・。
今日は雨です・・・・・奈良吉野は・・・・。
小雨の中・・・静かに考える仕事。
土地の中に建物を考える場合・・様々な与条件があります。
そして敷地の周囲にも、敷地そのものにも・・・・・。
形状としての条件や形質としての条件・・・土地の高低差もそうですね。
高低差のある敷地では段差を上手に取り込みたいですよね、計画に・・・・・。
そんな形質の土地・・・敷地では出来るだけ盛り土をして段差を綺麗に「平地」のように、
擁壁(コンクリート製の壁で土を支えるもの)することの方が多いですが、
土地の安定性や、費用面もしっかりと考えて「バランス」のある計画とすることが大事ですよ。
土地の個性となるような段差がある場合は逆にその「段差」を生かした建物と外構(エクステリア)の
計画を考える事も得策となるケースもあります。
敷地内に高低差・・・・段差がある場合には、
半階ずつ床の高さをずらして「スキップフロア―」のように空間の解釈と、
死角・・・・意識的な操作で「逆に屋内での広さをつくり出す工夫」を物理的条件に合わせて
計画することもできますよね・・・・・。
道路よりも段差が激しくて道路よりも随分下の部分に地表面がある敷地の場合は、
それを逆に利用して、盛り土せずに簡単な整地(敷地を整える工事)にしておき、
一階が地階のように二階が一階のように錯覚するような「二階に玄関のある家」を
計画する事で土地の造成を簡略し、コストを建築側に持っていく事も可能ですよね・・・・。
工夫次第で広がる変形・狭小・条件不利の敷地。
イロイロ考えてみませんか・・・・・敷地を生かす建築の工夫を。