住まいづくり・・・・今日もイロイロ敷地との対話をしながら・・・・イロイロな事も考えています。
その建築に必要となる素材や建材など・・・・そのひとつひとつが
建築を構成する大切な一部分・・・・・・。
それらが集まりひとつの建築としての空間や佇まいが完成するのですから。
そんな要素の一つとしての建材・・・・・。
今回も「ガラスブロック」の採用を考えています。
ガラスブロックの最大の魅力は、壁でありながら光を通すこと。
そのガラスブロックにも種類があり、パターンによって視線を通すものや
通しにくいものがあり、
全体の雰囲気やその使う場所・・・・表現方法によって選択もイロイロ。
外壁に近い外側よりもより廊下や部屋を一つ挟んだ奥まった室内を明るくするものや、
太陽の光をカットしつつ・・・・控えめに光を導いたり・・・・・。
その使い方によって機能面も優れているガラスブロック。
ガラスブロック間にある目地が格子のようなイメージで、和のテイストをつくる事もできますしね。
和モダンの空間にも最適・・・・・その色の使い方で。
ダイレクトに光を採り入れるのではなくて、
拡散させて・・・・・均一して・・・・・やわらかい光を室内に採り入れたり、暗さを払拭したいとき、
本当にいい役目をガラスブロックに期待する事が出来ます。
そんな素材・・・建材のセレクトで検討中・・・今回も・・・・乳白色の「オパリーン」。
自然光をやわらかな光に変えて、空間全体を和のテイストで包むガラスブロック。
隣家が迫っている空間など、視界を遮りつつ明りを取り入れて採光したい場所に
最適なので・・・住まい手さんが口にしてくださった「魔法の壁の一部」として、
今回採用ですよ・・・・・。
僕の建築にはそんな工夫を随所に、暮らしや土地の特性に合わせてつくりだしています。
「魔法の壁」の役目は様々ですよ・・・・・・。
今日の冷たい空気の中で・・・・でも気持ちのいい冷たい空気・・・・・・。
そんな空気を時折感じながら「頭の中を整理」しつつ「アイデア」をまとめる日。
少し予定の変更もあって、今日は新築計画のプランを吉野のアトリエで練っています。
教科書に出てくるような「矩形」な土地は実際「開発土地」や「区画整理された土地」
などでは見受けられますが、一般的には少ないですよね・・・・・。
台形の変形した三角形に近い土地での計画・・・・・。
今日はこれまでの現場視察の内容と二次的な情報・・・・住まい手さんの気持ちや希望など
複合的に考えて建築家のアイデアと土地の特性を考えてプラン・・・考えています。
敷地との対話ですが・・・長引いています。
単純がよい場合と複雑がよい場合、ケースにより様々ですが、
その土地を読み解いているところ・・・・・。
アイデアを盛り込んでいく中で「過去」に手掛けた住まいの中に、
今回の敷地にふさわしい「工夫」があったりします・・・・・。
今回もこの計画の土地だからこそ活用出来る工夫が、
シンプル和モダンの家に隠れていて・・・・・。
角度を振る事と、隠す事・・・・なんとなく「見える」ということ・・・・。
そんなキーワードを今回計画中の住まいにも盛り込む事にしましたよ。
段差と見え隠れする部分。
その活用方法をアレンジして・・・「敷地の特性と見える部分」に合わせて
盛り込み中・・・・・。
設計の工夫は「見えないところ」に見えてきますよ・・・・・。